2019/12/09 14:07


こんにちは、ワイエルフォレストの日隈です。

前回、12月には植林できそうです!とお知らせしましたが、
現在の状況を現地スタッフに聞いたところ、
「雨期には入ったが、植林する苗の状態が整っていないので、植林は1月中になりそうだ」
と答えが返ってきました。

度重なる植林の延期・・・本当に申し訳ありません!

お待たせしているパトロンの方の為にも、
一刻も早く、天候と苗のコンディションが一致するのを待つばかりです。

今しばらく、お待ちいただけましたら幸いです。







会社として、植林を開始し早15年。
本日はなぜマングローブの植林を始めることとなったのか?について、
上記のような大変心苦しいお知らせの後にお話ししてもよいものか、とも思うのですが
もしよろしければお聞きください。


話は、弊社 代表取締役会長の山本 亮の想いから始まりました。

山本はワイエルフォレスト株式会社を設立前、木材を外国から輸入し国内で販売を行う「木材産業」の会社を1970年代から営んでおりました。

その頃の日本社会の発展に欠かせない木材でしたが、
多くの外国に出向き木材を仕入れていた山本は、年々多くの自然がなくなっていくのを目の当たりにしていました。

「いつの日か自然環境への感謝の想いを形にしなければならない」

こうした思いと、取り返しがつかなくなる前にと
木材会社を廃業にし、スタートさせたのがインドネシアでの「マングローブ植林」でした。

木材会社時代、インドネシアでも木材の仕入れをしていた山本は、
飛行機から陸地を眺めた時の沿岸の光景に、「ここに植林をしよう」と思ったそうです。

その沿岸とは、マングローブが伐採されエビ養殖場と転換されたましたが、現在ではその養殖場も放棄され荒れ果てたと土地となったところだったのです。


それから、インドネシア国内で土地の使用許可を取得し、
干潟での植林や、養殖場跡地での植林を経て、
REDD+という森林の劣化と減少を食い止める活動をインドネシア国内で行いながら現在に至ります。


植林は、植えたら終わり、というわけではありません。
植えるまでにその土地に最適な植林方法や種を試行錯誤しながら決定し、
植林後もマングローブが成長するまでしっかり管理を行わなければなりません。

不思議なのは、ある土地で植林したマングローブはすくすくと成長するのに、
その横の土地では根の活着率が悪かったり、成長がゆっくりであったり。
同じように植えてもそのようなことが起きると聞きます。
自然と向き合う仕事だからこその難しさではあると思うのですが、
この15年それを繰り返しながら弊社は知識と経験を積み重ね、少しずつこの活動も実りを見せています。


長くなりましたが、皆様から託された植林分はしっかり植え、管理と育成も行っていきますのでどうぞご理解とご了承をいただけましたら幸いです。


また情報が入り次第、活動報告にてご連絡いたしますので何卒宜しくお願い致します。


ワイエルフォレスト株式会社
クラウドファンディング担当 日隈 未来