2019/08/11 23:59

監督の大久保です。


撮影が始まってからもはや生死の境目がわからなくなるぐらいフルでガンガン体力削って…!!という瞬間もあるっちゃありますが、トータルで見ると比較的余裕のあるスケジュール組みをしているので撮休も多く、その間に次の撮影の準備できたり昼まで寝たりもできているのです。本当に長期戦。途中で死ぬわけにはいきません。打倒、熱中症。


僕はこの『Cosmetic DNA』の(している仕事や役割の性質で判断すると)監督であると同時に制作、脚本家、プロデューサー等でもあるわけですが、撮影中は「監督」である自分に徹するようにしています。なので脚本の内容も極力その場の判断で変更しないし、撮影の効率だけを考えて妥協もしません。(仕事で映像を作る時はプロデューサー的感覚で妥協することもめちゃくちゃ大事なことですが、これは自主映画なのです

その結果、どういう思考になるかというと「良い画が撮れれば何をしてもええんじゃ」という悪魔の囁きで脳内が埋め尽くされます。だから、よく言われますが映画作りは麻薬と同じです。倫理観も、節度も、配慮も、全部吹っ飛んでしまう瞬間というのが映画の撮影現場にはあるのです。

別にアーティストぶってその現象を開き直って擁護するつもりはありません。(これは『Cosmetic DNA』の劇中テーマでもあります)僕は芸術家である前にひとりの人間でありたいので。常に現場でその葛藤があります。この文章、あんまり面白くないですね。


いい映画にしたいですが、この映画の制作に関わった人全員が笑顔で完成作品を観れるようにもしたいです。この場で言うのも変な話ですが、今まで協力してくれたキャストの皆さん、スタッフの皆さん、そして、このクラウドファンディングで支援してくれた皆さん、本当にありがとう。そして、どうか最後まで付き合ってください。きっときっと後悔はしないはずです。


支援は15日の0時までできます。よろしくお願いします。

大久保