2019/07/23 15:48

こんにちは!

DREAM-Hackの谷口です!


今日は、椿プロジェクトの舞台であるシャクティサムハの成り立ちを説明させていただきます。

プロジェクト文でもシャクティサムハは、1996年に「サバイバー」と呼ばれる性的被害者が立ち上げた団体と綴りました。

今日はその立ち上がるまでの背景を少しお話させていただきます。


1996年、インドから約500人の売春宿で働く少女たちが警察によって保護されました。
その500人は、インドや、バングラディシュ、そしてネパールから人身売買の被害者として売られて生きた子達です。500人のうち約半数以上がネパールの少女だったと言います。

無事に保護された少女たちは故郷へと帰っていきました。ですが、ネパール政府は、感染症を持っていることを恐れて、彼女たちの受け入れを拒否しました。

売春宿から向け出せても、家族のもとへ帰ることのできない少女たち。
ネパールに帰れるまでは、売春宿と変わらない暗くせまいところで、まともなご飯ももらえず、生理用ナプキンももらえない不衛生な場所で、100人以上の少女が生活をともにしていたそうです。

ネパールの人身売買被害の防止・保護を行う7つの団体が政府に抗議しつづけた結果、数か月後、少女たちはネパールに帰ることができました。

そして、その100人を超える少女なかの12人が、このシャクティサムハを立ち上げました。

現在シャクティサムハでは、性的被害、人身売買の被害者の保護にのみならず、防止のために教育を提供するなど、さまざまな活動を行っています。






「Shakti Samuha」(シャクティサムハ)は“力のグループ”という意味です。

12人の少女だった彼女たちは、自分たちが認められる場所を自分たちで作ってきました。“Shakti Samuha”という名前にはたくさん悩み、涙を流しながら戦ってきた意味が込められているように私は感じました。

そんな、強く生きてきた彼女たちと、「TEEJ」という、女性が主役になれる日に、精一杯のおしゃれをして、メイクをして、普段つけないアクセサリーもつけて、一緒にたのしみたい。」それが今の私の夢であり、目標です。



クラウドファンディングを始めてから、たくさんの人にご協力いただいて、目標金額の半分である50万円を集めることができました。

本当にありがとうございます。感謝してもしきれません。


ですが、シェルターに住むみんながサリーを着て、メイクをして楽しむにはまだあと約50万円集める必要があります。

彼女たちが「着たいサリー」を選べるように。

彼女たちのなりたい姿になれるように。


どうかご協力お願い致します。