2020/01/29 17:00

こんにちは!岩見沢ねぶたプロジェクト実行委員会代表の藤本です!11月21日から始めたこのクラウドファンディングもう終わりですね。最後は代表としてラストメッセージを書かせて頂きます。

改めて、プロフィールをご紹介します~。

藤本悠平(ふじもとゆうへい)

1999年青森県青森市生まれ。小さい頃からねぶたに連れて行ってもらい、ねぶたと一緒に成長してきました。(写真は祖父に抱かれる幼少期の藤本)

家でねぶたを作ったり、本物のねぶたを制作する小屋に遊びに行ったり、ねぶた大好きな子供でした。

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高校時代は・・・

高校になると学校祭の出し物でねぶたを作ったり、ヤマト運輸ねぶた実行委員会でねぶた運行のお手伝いをさせてもらったり、高校卒業までずーーーっと「ねぶた馬鹿」でした(笑)

(写真の右から4番目が藤本)

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大学入試の面接ではねぶたの経験を語りまくって、先生方を圧倒させて「落ちたかなあ」と思いましたが、結果的にその個性が良かったらしく、「ねぶたの人」というイメージが先生方の中では今でも消えていません。。。

そして入学できた北海道教育大学岩見沢校の美術文化専攻。しかし僕は絵を描いてきた訳ではなく、取り柄は「ねぶた」だけでした(笑)

入学してすぐ、「みんなでなにか大きいものつくりたいね」と話すようになりした。そしていつの間にかねぶたやるかーってなっていたのです。


1年目の夏・・・

一応メンバーは38人いました。それも全てが1年生。その時点で今考えると凄いことしてたなと思いますが、「なにかつくろう」を公開制作にした決断、地域の皆さんと作ることができたから今のねぶたプロジェクトがあるんじゃないかなーと思います。

作ったのは高さ4メートルの「ヒグマ」。でも裏側は大変でした(笑) 時間が足りない!金が足りない!人手が足りない!点灯式に間に合わない!シフト作ってもぐちゃぐちゃ!などなど、まあ大変だったわけです(笑)

でも、見てくれた人はたくさんいました。教育大生が駅でなんかやってるってことを少し知ってもらえました。

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2年目の夏・・・

「1年で終わるのかなあ」と当初は思っていましたが、一緒に作ってくれた子供たちの笑顔や応援してくれる方々のことを考えたら「辞めちゃだめだ」って思いました!活動は春から始まり、メンバーを一新し、新1年生にたくさん参加してもらいました。ここに入ってきたのが今のコアメンバーの後輩達です。正直最初はこんなやる気のある1年生こんなにいるんだって感じでした(笑)

作ったのは「幾春別川の鮭」。1年生の技術が高くとてもクオリティの高い巨大シャケが岩見沢駅に出現しました。2年目でやっと岩見沢ねぶたプロジェクトが認知されてきました。新聞掲載回数も前年の倍以上になり、少しずつ応援してくれる市民の皆さんが増えてきました。子供たちがねぶたをつくることを「楽しい!」と言ってくれて、青森の文化が岩見沢でも受け入れられるんだと超感動しました!うれしかったです!

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岩見沢のねぶたの歴史に触れる・・・

昨年のねぶたを作っている時、1人の岩田さんというおじさんが現れました。昔岩見沢でねぶたを作っていたというのです。よくわからなくて混乱しているうちに、昔をよく知る教育大の村田先生と進藤先生が駆けつけてくれました。そこで20年前岩見沢でねぶたをやっていた歴史を知りました。偶然青森から来た僕がやっている事と20年前が繋がった運命の瞬間でした(笑)

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たくさんの大人に出会う・・・

岩田さん達と話していると岩見沢でねぶた祭りをやりたい、復活させたいと思うようになりました。そこからのスピードは物凄いものでした。僕達学生の周りについてくれる大人たちがどんどん増えていきました。岩見沢市民の皆さん、お世話になっているNPOの皆さん、岩教OB・OGの皆さん、僕の地元青森の皆さん、そしてその輪は全国に拡がり、今では関東方面からの応援もたくさん頂いています!

「これ学生だけでやってるんですよ!」ってずーーっと言ってきましたが、もう学生だけとは言えないくらい周りに優しい大人がたくさんいるんです。

結局なぜ岩見沢でねぶたをやりたいの?

一言で言うと、「岩見沢を好きになったから」です。この街で「よそ者」の僕がねぶたプロジェクトを始めて、共感し応援してくれる大人がいる。岩見沢が大好きになりました。こんなに僕達学生を応援してくれる人がたくさんいるのに、何も還元しないでここを卒業していくのはダメですよね。

2年間岩見沢でねぶたを作り、昨年運命のように20年前の岩見沢ねぶたに出会いました。やっぱり3年目は岩見沢ねぶた祭りの開催だと思いませんか?

進学で青森を出る時、お世話になったねぶた関係者の方に「青森で生活しなければねぶたに関わるのは難しいぞ」と言われました。でも、先日「そう発言した自分が恥ずかしい」とメールを頂きました(笑)ねぶたに対する情熱があれば、周りを巻き込み、ねぶた祭りを実行するパワーが生まれます。

岩見沢市は、はっきり言って青森市より田舎で映画館も無いような街ですが、「秋にねぶた祭りがある街岩見沢」になったら少しは魅力が上がりませんか?行ってみたいと思いませんか?もしも今年ねぶたに関わった子供たちが大人になった時、ねぶた祭りの担い手になっていたら良いですよね・・・

学生が動き出している今、ねぶた祭りをスタートとして、市民と一緒に岩見沢を盛り上げていける環境を作っていけたらなあと思っています!

最後に、今日の23時59分でこのクラウドファンディングが終了します。150万円の目標まであと一歩です。応援よろしくお願いします!