2020/06/08 16:00

みなさま、プロジェクトへのご支援、拡散、ありがとうございます!

日本全国でヤングアメリカンズを支えてくださっている、ボランティアの方々からの、応援メッセージを紹介していきます。
今日は、大阪府河内長野市からのメッセージです。
受講生の保護者としてだけでなく、ご自身もワークショップに参加しての発見を教えてくださいました。

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昨年、大人のワークショップに参加しました。
その時に初めてダンスのソロをもらいました。
キャストのジミーが私の所にニコニコしながら来て、「ダンスソロがあるよ」と言うのです。
私は謙遜ではなくダンスは全く出来ず、ふりも覚えられないし、回りの人を見てついて行くのに必死。
そんな私がダンスのソロ?
「無理無理。ノーダンス!」とか意味の分からない事を言って、逃れようと試みましたが、彼は引き下がらず(当たり前)私にダンスソロをするように言ってきます。びっくりしすぎて涙が出てしまいました。

その後、超簡単なダンスを考えてもらい、練習しましたが、もちろんボロボロ。
どうにか12カウント…私としては頑張ったつもりでしたが、ジミーは「もっと強く!」「絶対できるから!」とやさしくも容赦なく私を励まし続けてくれました。
リハーサルの時には超簡単なはずのダンスのふりをすっかり忘れてしまうという大失敗まで。それでもジミーは叱るなどと言うことはなく、「君なら出来る!」と、励まし続けてくれました。
自信は無いし、上手でもないし、カッコ良くもない。でも、ジミーがこんなにもサポートしてくれるのなら、本番はとにかく全力でやろう、という気持ちになれました。

そして、本番のショーでは、間違っても何でも良いから、と思い切って踊りました。もちろん見た目には全然カッコ良くなかったと思いますが、自分では全力でやりきったという達成感がありました。
ショーの後でジミーにお礼を言いに行くと、彼は「実は、君に新しい事に挑戦してもらいたかったからダンスソロをやってもらったんだよ」と言ってくれました。

その時、私はハッとしました。
ソロを選ぶのはそれが上手に出来るから、ではなく新しい事に挑戦してもらうための一つのステップ。
ヤングアメリカンズのワークショップは歌やダンスをする場ですが、学ぶのは「新しいことに挑戦し、自分に自信をつけること」だと身をもって再確認できました。

YAよりもずっと大きな息子がいるオバさんの私でさえ、新しい事に挑戦し、次のステップへと進む事が出来たのです。

これが子どもたちの立場なら?

このような体験を一人でも多くの日本の子どもたちにしてもらいたいと思います。
まだまだ日本の子どもたちにはYAが必要です。
ジャパンツアー存続のために、是非ご支援をお願いします。

(写真は2019年働く大人のためのワークショップ関西でのものです)