2021/07/04 08:00

 光顕寺は私たちが「平和の踏み石」に至るまでの遠くて長い旅程の第一歩を踏みだした場所でした。1997年、韓国・日本・在日同胞の若者たちが集まり、一緒に強制労働犠牲者の遺骨発掘と過去に関する学習、現在の意味についての討論など、関連するすべてが始まったところだからです。ここで私たちは出会い、親交を深め、個人または集団で「生」の課題を見つけることが出来ました。

 このような縁と意味が込められた光顕寺が、長い歳月と積もった雪に耐えきれず倒れた後、これを再生してその周辺を東アジアの「和解と平和」を志す人たちの集まることができる森として蘇らせようとすることは、非常に大事で貴重な事業と言わざるを得ません。ここに私は韓国の「平和の踏み石」の代表として熱い支持の意を送ります。事業が成就し、再び皆が集まり、東アジアの平和のための連帯の場を一緒に広げて行ける日を心待ちにしています。


社団法人 平和の踏み石
代表 チョンユソン

左:チョンユソン

平和の踏み石 犠牲者の名前などが刻まれている