2017/08/21 16:41

【活動報告】2017年8月14日(月) こめらの夏休み保養キャンプ4日目

報告者:半田翔太郎(はんちゃん・社会人ボランティア)

6:00 起床
6:30 散歩
小雨が降っていましたが、みんなで傘をさして散歩をしました。
散歩をしながら「腹へったー!!」「朝ごはん楽しみー!!」
「朝ごはんのメニューなんだろうね??」と
お腹を空かせていい運動にもなりました!

7:30 朝ごはん
8:30 そうじ

9:00 お墓参り
お盆ということで、「こめらの森」の大家さんのご先祖さまに
ご挨拶に子どもたちと一緒に行きました。
子どもたちと一緒にほうきで墓石を掃いて、
ブラシで墓石の汚れを落として、
ご先祖さまの墓石にお茶を差し上げました。

最後に一人ひとりお線香をあげて、
ご先祖さまに感謝の気持ちを伝えました。

9:30 自由時間
自由時間は「福島かるた」とトランプゲームでした。
しんちゃんは前日からやりたい!と
ずっと話していたトランプゲームができて、
回数を重ねるごとにどんどんイキイキしていきました!

12:30 流しそうめん
みんなからやりたい!!と意見が出ていた
流しそうめんをみんなでやりました。

天ぷらも一緒に食べたい!という熱烈な意見が
子どもたちから出ていて、カボチャの天ぷらは大人気でした。

恒例のもずくやトマトも流しました!

ずっと「流しそうめんをやりたい!!」と
子どもたちからリクエストがあって、
実現した子どもたちは大満足だったようです!!
夢中で食べていたようで「もう食えねえー!!」と
昼食の後は食休みをしている子どもたちもいました!

13:30 自由時間
午後はみんなで福島かるた、ボードゲーム、
積み木をして遊びました。

くまちゃんとともちんがお昼の流しそうめんから
スタッフとして来てくれて子どもたちは
さらにおおはしゃぎでした♪

かるた、ボードゲーム、積み木とそれぞれの遊びに
オトナたちも混ざってワイワイ遊びました!

15:00 係りきめと夕ご飯づくり
今日こそおこげを作る!と意気込んでいたかえちゃんと
薪割りに熱中しているオトワがご飯係りになりました。

昨日に続いて、杉の葉っぱを敷いて、
割り箸くらいの細さの木、直径2センチくらいの薪、
5センチくらいの薪をそれぞれ鉤状に組んでいました。

そして、今日は一回で点火に成功したかえちゃんは
「一発でできたんだよ!!」ととっても得意気でした。

オトワは黙々と薪割りに没頭していました。
次から次へとパンと気持ちよく薪を割る音が
炊事小屋に響きます。

昨日にひきつづき今日もおこげ作りに失敗してしまいましたが、
またチャレンジしようね!!と
かえちゃんはまだまだチャレンジする気満々でした。

17:00 夕ご飯

18:00 温泉へ
待望の温泉へ!!キャンプの最初から
「いつ温泉に行くの!?」と尋ねてくる子どもたちもいました。

子どもたちは温泉に入ると、「気持ちいい!!」
「温泉好き!!」「この間お父さんとお母さんと一緒に来たよ!」
「家族とはあんまり温泉いかないかな~」と話していました。

温泉に入ってまったりして、疲れを取った子どもたちは
「こめらの森」への帰り道で田んぼで
飛んでいる蛍を見ることもできたようで
「蛍見れたー!!ずっと見たかったんだよね!!」と大興奮でした。

19:50 サークルタイム
今日のサークルタイムは今日一日を振り返ってどうだったか、明日何をしたいかを出し合いました。

その後、差し入れでいただいたメロンと梨のことで
話す時間を持ちました。

ご好意でいただいたメロンと梨ですが、
メロンの産地が茨城と梨を購入した場所が福島県の郡山で
産地がどこか不明でした。

そのことを皮切りに放射能のこと、
福島第一原発事故で何が起こったか、
いまもなおどんなことが起き続けているのか、
原発事故後日本のどこにどう放射能が降ったのか(降っているのか)、
そんな状況の中でこれからどうしていけばいいのか
みんなわからなくて困っていて
どうするか探り探りいろんな選択をして生きていること、

みんなで共同生活する「こめらの森」での食材はなるべく
西日本のものを使っていること、
野菜などは高知県の四万十の無農薬無化学肥料の野菜を
取り寄せていることなどをルパンが話した後、
子どもたちはそれを聞いてどう思ったかなどをやりとりしました。

そして、その場にいるオトナたちも
いまの状況の中で自分で考えて行動して、
少しでも前向きにどうしたら楽しむことができるか模索している話、

日常の生活で放射能のことをオープンに話せる場が
なかなかないなかでオープンに話せる場があることのありがたさ、

心を込めて一人でも多くの人たちに食べてもらいたいと
思って作ったお米から放射能が検出されて
取引できなくなってしまい心が折れるほど
大きなショックを受けた農家の方のお話、

日常で放射能のことを考えていたら生きていけない話、

チェルノブイリの原発事故の話、

農薬や化学肥料の話、

福島やチェルノブイリの事故の前にも
原子力爆弾の実験が世界中で行われてきた話、

3.11をきっかけ生まれた人との出会いや
つながりがたくさんあって、
今日ここにいるみんなとはそれをきっかけに生まれた
出会いとつながりの中にいる話・・・と
ありとあらゆる話をしました。

最後に、ネイティブアメリカンの移動してきた
歴史を口述した本の話で

「いま生きている私たちはご先祖さまが
最善の選択をし続けて生き残ってきた末裔なんだ」という
紹介がありました。

「もし私たちのご先祖さまが途中で
生きのびるのことをあきらめたり、
生きることができなかったり、
生きのびられない選択をしてしまったら、
そもそも私たちはいま生きていない」と
話したところで今日は時間がきてしまい
ひとまず閉じることになりました。

ショックで泣いている子どもや
途中で眠った子どもたちもいたり、
最後まで起きていて話を聴いている子どももいました。

長い長い盛りだくさんの一日を今日も終えて、
子どもたちは疲れたようで
サークルタイムが終わるとすぐに眠っていました。

21:10 就寝

==ここまで原文のまま

6泊7日のキャンプも折り返し地点。
切り替えの時期でもあります。

子ども6人は、フル参加ですが、
スタッフは仕事や学業の合間を縫って参加しています。

ですから部分的に交代したり、つないでいます。

今日から参加するスタッフとの引継ぎが
円滑にいくのか。
全体運営にも関わっていることなので、
楽しみと不安もちょっぴりで、ドキドキしています。

でも、夜遅くまで楽しそうに
明日の準備をしてくれているスタッフの皆さんを
観ていると、杞憂のようです。

東日本大震災から7年目の夏休み。

参加している小学生の子ども達が、
当時のことを思い出せないというよりも、
解る年齢では無かったという事実。

産まれていなかった子もいるわけで、
それだけの年月が経っています。

「大きな揺れ」があったかどうだか解らない。
「放射能」のことを知らない。知らされていない。

そういった現状。


身体を元気にする食事や暮らし方。

豊かな体験ができることだけでなく。



今ココからの未来を共に創り続けるために。

保養キャンプの意味を問いながら、
50回目の日々を暮らそうと思います。

===

【拡散希望】現在支援額¥270,000、パトロン(支援者)数24人、
 残り19日、目標額231,055円、

#Fukushima #夏休み #子ども保養 #キャンプ【送迎バス2往復分】をご志縁ください! #CAMPFIRE(キャンプファイヤー)

http://camp-fire.jp/projects/view/37359

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