2021/06/29 06:52

「障害者手帳をお持ちの方専門のフォークリフト技能講習」の実施に至るまで(上)のつづき


「つばさプラン」で教習希望者が全国から集まり、そして移住者まで出ている。

なんて素晴らしいんだ。これは障害や病気のある方のフォークリフト技能講習をやるしかない!!と決意しました。

まず、フォークリフト技能講習を受講の際に、配慮が実現できたらいい部分を下記に簡単に整理してみました。

【配慮出来たらいい部分】
時間及び日数:厚労省から技能講習の時間が35時間(運転免許あるかたは31時間)と定められている関係で通常の講習は朝9時前~18時過ぎまで拘束されました。
そして5日間連続か土日、金土日で取得を目指すコースがほとんどでした。
※改善点→1日の時間を短くして、開催日数も余裕を持つ

教官:私が受講した教習センターは3グループに分かれましたが、教官によって優しい方、教え方がぶっきらぼうな方とすごく差があると感じ、対人関係でストレスを感じやすい方につらくなることもあるだろうと感じました。
※改善点→その人の状況を見て配慮できる教え方ができる教官及びトレパルスタッフも同席して受講者へフォローする。

【実現するためのアクション】
既存のフォークリフト技能講習を行っている教習センターに問い合わせました。
講習時間に関しては「時間は決まっていることなので」の一点張りで話になりません。
ただ収穫もありました。企業向けに出張で講習を行っている教習センターもあるということです。
出張技能講習でも「時間は決まっている」の壁は厚く、なかなか話が進みません。
とにかくフォークリフト技能講習を実施している団体、企業を探していました。
その時、素晴らしい企業理念を掲げ理念通りに事業展開されている企業様のHPを見つけました。株式会社マジオネット様 https://www.magionet.co.jp/corp/greeting/
直感的にこれは逃してはならないと思い、株式会社マジオネット 代表取締役社長 松本 義孝 様 あてに自分の思いのたけを手紙に込めて出しました。

1週間ほど経ったでしょうか、株式会社マジオネットから電話があり、松本社長が取り組みに協力してくださるとのこと!!!松本社長有難うございます。
それからやり取りを重ね実現が見えてきた矢先に、ご存知のコロナ禍です。

開催自体も悩まされましたが、(株)マジオネット様の担当の淺賀様、池田様がとても柔軟に真摯に対応して下さり、今回の出張フォークリフト技能講習が実現できることになりました。


話しは変わり、これまた不思議なものですが、フォークリフト技能講習の開催を後押しするきっかけとなった滋賀県の障害者問題全国交流会から2年が経ち、
今年は10月21、22日埼玉県で第21回大会が開催されます。
経営に関わる管理者の方や個人事業主の方ならどなたでも参加できます。
経営者として社員がイキイキと働ける良い会社を目指し、経営者が勉強する場です。
私はここで「人が育つ環境」を大いに学んで自社に活用できるように励んでいます。


随時最新情報をFBページに掲載しています。
https://www.facebook.com/syozenko.saitama/notifications

私は広報担当として会を盛り上げるために、バーチャル背景、リーフレット、PR動画などを作成するチームリーダーとしてお役を仰せつかっております。広報に対してど素人の私が、今回クラウドファンディングに踏み込むことが出来たのも、広報チーム活動での学びがなかったら実現できませんでした。

「プレスリリース」ってよく分からなかった私が、2社のプレスリリースを配信出来たのも同様です。
https://newsrelea.se/BNJpPn
https://www.atpress.ne.jp/news/263208


沢山のご支援をいただきまして、何か私にできる事はないか、、そう考えた時に、これまでの経緯や詳細をお伝えすることで、何かひとつでも参考にしてもらえるものがあればと思い書かせて頂きました。自分の言葉で表現したく、ナルシストな面もあり、長文で読みづらい個所もあったかと思いお詫び申し上げます(笑)

クラウドファンディングを開始してから、普段できていない感謝することへの意識が向上し、関わる方も広がっているように感じます。つくづく感謝の気持ちは素晴らしいと実感しています。
「障害者手帳専門のフォークリフト技能講習」の成功はもちろんですが、このプロジェクトが終わっても感謝の気持ちを忘れずに日々を過ごしていくことを目標にしています。

そもそも私が目指したいのは、障害や病気を持った方が多くの企業で活躍する社会の実現です。
それが実現できる社会は、病気や障害に対して知ろうとする、理解しようとする寛容な社会とイコールだと考えているからです。
心がくじけそうな時、良いことがあった時は息子を思い出し「パパ頑張るぞっ」て思ってます。
息子に会いたい気持ちは今も変わりませんが、いつか会えた時にパパがやったことを胸を張って伝えることが出来るよう精進して参ります。

事業を通して実現したいプロジェクトは年月もかかり、なかなか先が見えないものになると思います。それでも、今回のクラウドファンディングで数多くの方のお力添えをいただけたことは私に勇気を沢山与えてくれました。このご支援を通じて「就労移行支援」や「働く」を実現するために日々努力している方が大勢いる事を知っていただけたらめちゃくちゃうれしいです。

ご理解、ご支援、シェア、拡散にご協力頂きました全ての皆様に、誠に有難うございます。