2021/05/29 23:23

今、コロナの影響で外材が日本に入ってこない「ウッドショック」という状態ということが言われています。外材が輸入されないので、国産材がとても高値になってしまっているそうです。(ネットで検索すると詳しい話が出てきます)

しかし、日本には国土の七割に植えられた木があります。それを使えばいいと思いますよね?

ところが、日本の林業は産業としては成り立っておらず補助金で動いています。なので、補助金以上の動きがすぐには出ないのです。そして、製材所がほとんど廃業してしまったので製材できる所がありません。

日本の木を伐採して、製材して、加工するということが難しくなってしまっています。日本の地産地消が壊されて、こんなにも、森と暮らしが切り離されてしまっているのです。

皮むき間伐という手段を知っていれば、その一連の作業が自分たちで可能になってきます。木材の地産地消も夢ではありません。そうすれば、お荷物だった森が「宝の山」に変わるのです。

そのままにしていても荒れる一方でお金を生まないお荷物の山は、メガソーラーに売ってしまおうとなりますが、それが宝の山だったらどうでしょうか?

今日本に起きている問題は、複合的に様々な問題が絡み合っていると思います。

オオタヴィン監督が応援メッセージで書いてくださっているように、外国の先住民族は、地球は未来の預かり物として七世代先のことを考えてものごとを決定するそうです。

ドイツは、ソーラーパネルのために森林を伐採したら、その六倍植林しなければならない規制があります。他にも解体にかかることや、野生動物の保護などに対して厳しい規制があります。しかし、ドイツのように自然環境との兼ね合いを考えながら開発を進めていく姿勢は、日本には残念ながらありません。

日本は、規制ではなくガイドライン(環境省・経産省)があります。ガイドラインとはどんなものかというと、とてもびっくりしたのですが、法的効力がなく業者の努力目標でしかありませんでした。ガイドラインを守らなくても、なんの罰則もないのです。

これでは、とても国が自国を守ろうとしているとは思えません。地方自治体でも同じことが言えます。

だから、わたしたちが自立した市民となり、未来の子どもたちのために大事なものを守らなければならないのだと思います。自然を大切にすること、それは自分を大切にすることともイコールです。マイクロプラスチック問題、海洋汚染、環境ホルモン、大気汚染、地球温暖化、ありとあらゆる問題は、経済優先の資本主義社会によって生み出されたものです。そして、それらはひとりひとりの行動の結果です。いつかは、自分の身に帰ってくるということにもう気づいていいと思います。

だから、だれかのせいにしないで、自分ができることをやり続けましょう。未来は、ひとりひとりの行動で変えることができるのですから!

田舎には、国産材となる木が植えられたたくさんの森がある!
菌ちゃん農法を取り入れ、雑草だけで元気な野菜ができるたくさんの遊休農地がある!
そして、澄んだ空気、おいしい水、満天の星空、未来をいっしょに考えてくれる仲間が田舎に集まりだしている!

全国の日本の田舎が輝く日は、すぐそこまで来ています。