2022/02/10 10:15

こんにちは!国際NGO ViVIDの吉沢です。

今回は、「アシィエのシングルマザーはどのような人(どのような環境)?」かということをご紹介させていただきます。

シングルマザーの増加は近年世界中で大きな社会問題となっています。日本では教育費や就業支援など日本政府による総合的支援が広がっていますが、一方ガーナ共和国をはじめとするアフリカ諸国のほとんどで、政府からの脆弱なシングルマザー支援が十分でないため、片親世帯はパートナー不在による社会的経済的不利な立場に立たされている現実があります。そして、我々ViVIDがシングルマザー支援事業を展開しているアシィエでも同様の状況です。子供を1人で養育していく責任感により、友人との接触・自発的社会組織への参加が少なくなり、社会から孤立していくケースは多々発生しています。またパートナー不在による社会的経済的不利な立場は、彼女たちに精神的に大きな負担となっています。

ただ事業に参加してくれているアシィエのシングルマザーは30代から60代と年齢も様々で、陽気で明るい人が多く、ViVIDが展開する事業にとても関心を持ってくれています。特に事業の内容の一つである「職業訓練プログラム」に対するニーズは高く、「シングルマザーである状況の改善策としてスキルの習得」を挙げている参加者が多くみられました。

社会的に不利な立場であっても、精神的な負担を抱えていても、現状を改善するために前向きに取り組み彼女たちの強さに負けないよう、我々ViVIDメンバーもシングルマザー支援事業に全力で取り組んでいます。