2023/10/01 23:25

クラウドファンディングのご支援をいただき8月でちょうど一年を迎えました。

2023.2月〜9月

2回目の活動報告をさせていただきます。

・TNR 8匹

・愛護センターでのボランティアトリミング 11回

・犬の保護   9匹

・猫の保護   18匹

(他の団体さんと協力して譲渡活動を行いました)

・他の保護団体さんの保護犬のボランティアトリミング(無償)23匹

・子どもへの愛護教室 1回

・犬のプロへの保護活動についての啓蒙活動や、経済的な自立を目指したチャリティートリミングセミナー 2回(経費を引いた全額を寄付)

・地域の皆さんや、卒業犬ファミリーのご協力で、チャリティーマルシェ&譲渡会の開催   1回

・譲渡会&飼育相談会  3回

他、日々の寄付型ドッグランの管理や保護犬猫のお世話を行ってきました。こちらの活動は全て無償のボランティアとして活動しています。


ご寄付をいただくことも、本当にありがたいことですが、できる限り経済的に自立して、持続可能な活動になるよう、さまざまな活動にもチャレンジしています。


先日、主催したチャリティーセミナーと、マルシェの売上から、愛護センターでのボランティアトリミングで出会ったシニア犬「チョコちゃん」に腫瘍を取り除くオペと健康診断をプレゼントしました。

腫瘍部分が痒いのか掻いて出血をくり返してしまうけど「愛護センターの設備では治療できずに困っている」とのことでしたので、外部の病院で治療を受けました。

これで、チョコちゃんが不快感から解放されて、新しい家族とのご縁に、つながっていくと嬉しいです。

「学ぶことが保護活動支援に」をテーマに、トリマーの友人の協力で主催したチャリティーセミナーの様子。


「愛犬と楽しむことが保護活動支援に」をテーマに、卒業犬ファミリーやハンドメイド作家さん、地域の皆さんのご協力でマルシェ&譲渡会を定期的に開催しています。


一般家庭の猫の多頭飼育崩からレスキューした茶トラの18匹の猫たち。

「茶トラーズ」という愛称で親しまれています。

17匹がエイズ陽性でした。

劣悪な飼育環境にいたため、重度の感染症にかかっており、非常に危険な状態でした。

毎日のように通院して注射と点滴と強制給餌をして、なんとか命を繋ごうとしました。

なかには、残念ながら助けてあげられなかった子、3ヶ月間の長期入院をして鼻カテーテルを入れても、自力で食事をとることができず「食道ろうオペ」にふみ切り、奇跡的な復活をした「タマコちゃん」


他の「茶トラーズ」たちも、元気なって、少しふっくらしてきました。

他の保護団体さんや保護活動家さんたちのご協力で、新しい家族へご縁が繋がっていっています。


エイズ陽性ではありますが、ご理解いただけるご家族に託したいと思っています。

ガリガリに痩せた野良猫を保護したら、肋骨が折れていて、弱った体にバイ菌が繁殖して4ヶ月も入院して、何度も生死を彷徨いながら4回のオペをした「うーたん」

まだ体調が安定していません。


交通事故に遭った黒猫「むつみくん」の大腿骨骨折の治療費。

残念ながら助けてあげることはできませんでした。



中型犬の姫ちゃんも、膵臓の摘出手術、歯の手術、甲状腺機能低下症、皮膚の治療などで月2回の通院を続けています。


ご縁があった子達に、せめてできる限るのことはやってあげたいという思いで、医療費を最優先にして活動してきました。

2023.8月現在、計画外の医療費だけで約250万という大きな金額となってしまいました。


寄付型ドッグランのプレハブは、実際に修繕を始めると、シロアリに食われていたり、老朽化が激しく修繕するよりも、費用負担の少ないトレーラーハウスを購入することにしました。

これなら維持費も最小限、万が一の時の撤去費用も移転する場合にも負担が少なくすみます。 

レスキューした子たちに予定外に医療費がかかってしまい80万円ほど費用が足りなくなってしまったので、牛島が負担する形で実現しました。


こちらのトレーラーハウスをTNRの管理場、犬猫のシェルター、譲渡会会場、お子さん向けの愛護教室会場として活用しています。



他にも、今回の「茶トラーズ」のレスキュー経験から、隔離管理の大切さを改めて感じ、個別に体調管理できるお部屋を2つ用意しました。

こちらは個人宅の敷地をお借りしてるので所在地はボランティアさん以外には非公開とさせていただいています。

計画していたよりも規模は小さくなりましたが、万が一の時にも、守ってあげられる適正飼育頭数や自分たちのキャパを守りながら、十分に活動が行えていて、結果として良かったと思います。

実際にさまざなレスキュー活動を行ってきて考え直したことは、命を救う最優先にするためにも、他の経費は最小限に『持続可能な活動にすること』と『隔離管理ができること』そして『動物の福祉に配慮した環境であること』が大切なんだと思いました。


予算がなくなってしまったので、お子さん向けの愛護教室の資料はイラストを描いて自作しました。



それをもとに『犬のプロのお仕事体験』キャリア教育もかねた愛護教室を始めました。


トリマー体験、ドッグトレーナー体験、獣医師体験、地域猫について知ろうのコーナーを用意して、職業体験をします。


犬のプロから「犬という生き物や習性」「お友達になる方法」を正しく学ぶことで適正飼養について啓蒙し、子ども達の夢と優しい心が育まれていきますように!


皆様からのご支援をもとに、寄付型ドッグランやシェルターを整備して、そこにワンちゃんや、地域の優しい方々が集まってきて下さっています。

年齢的に犬猫は飼えないけど「犬猫に触れていたい」からと、お掃除やお散歩ボランティアをしてくださるシニア世代の方々や、愛護教室に参加したことをきっかけに、お掃除ボランティアに参加するご家族も!


イベント開催時には、SNSフォロワーの皆さん、地域の方や卒業犬ファミリーが集まってお手伝いをして下さっています。「保護犬猫のために、なにかしたい」という優しい気持ちを、みんなで持ち寄って活動する場は、とても温かい空間になっていて、励まされます。


《保護活動を通じて地域のコミュニティを育む》

《ペットを通じて子どもたちの優しい心を育む》


活動を継続していくには、まだまだ課題も多いですが、目標が少しずつ実現できていると実感しています。



引き続き、応援をよろしくお願いします!!

私たちの活動のサポーター様も募集しています。

ハグクミサポータさま募集

日々の活動は、インスタグラムにてご報告しています。

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こちらもよろしくお願いします。


         HugKu-Me 理事長  牛島 加代