2023/03/25 14:49

サニーウインググループPRコーディネーターの今井美穂です!


おれんじマートクラウドファンディングにご支援頂いた

企業の皆様をご紹介していきます!


株式会社未来人材キャリア開発代表取締役であり

一芸物件専門家としてもご活動中の井上敬仁様にお話お伺いしました。



(今井)この度はご支援いただきありがとうございます!井上さんはとってもユニークなキャリアをお持ちとお伺いしています。簡単に自己紹介をお願いします!


(井上様)よろしくお願いします。宮崎県出身で、現在55歳になります。九州の大学を出たのちに神奈川県で就職し、日産自動車にてエンジンの設計の仕事をやっておりました。サラリーマンとして働いていく中でキャリアプラトーを感じ、不動産投資に出会ったんです。そこからサラリーマンと大家業のデュアルキャリアをスタートしました。会社は早期退職をしアパート経営がメインとなったのですが、たまたまアパートに入居する大学生から就職相談を受けたことがきっかけでキャリア支援に興味を持ち、国家資格キャリアコンサルタントを取得しました。その後、株式会社未来人材キャリア開発を立ち上げ今に至ります。



(今井)入居者の大学生との出会いがきっかけだったんですね!でも大家さんに就職相談するって珍しくないですか?


(井上様)そうですね。私は住んでいる方となるべくコミュニケーションとろうと意識していたのですが、たまたま夜中の一時くらいに上の住民の騒音がうるさいという電話がかかってきてきたんです。状況を聞いて解決した時に、住民の大学生に「ちなみに大家さんってなんの仕事をしているんですか?」と聞かれたんですよ。「実は大学3年生で就活に悩んでて、気になって聞いてみました。」と。

せっかくなので翌日ランチを一緒に食べながら話を聞いたんですね。まだこの時はキャリコンのキャの字も知らない時でした。学生さんってスポンジみたいに良くも悪くも全部吸収しちゃうので、こちらから一方的に話すのではなく、話を聞くことに徹してみました。石川県出身の子で、「地元にいる子がかっこよくみえる。地元を出てみて地元の良さを知りました。」など話したことを伝え返してみていたら、「自分がこんなにも地元が好きだって気づいていませんでした。」という声や、家族の仕事について聞いていく中で、「父親がやっている建築系の仕事に興味があったわけではないけど、人の資産を増やしていくようなことには興味があるかもしれない。」という気づきがあったようなのです。それから地元の証券会社に就職が決まったと連絡いただいて、彼やご家族に喜んでいただいたということがあったんですね。

学生の話を聞きながら、私自身もこれが自分の求めていたことだと気づき、キャリア支援について自分流ではなくしっかり資格を取ろうと国家資格キャリアコンサルタントを取得しようと思い挑戦しました。


(今井)偶然の出会いからまた新しいキャリアがスタートしたんですね!キャリコン×大家さんって新しいですよね!

(井上様)実は最初はよこしまな気持ちでしたよ(笑) 満室経営をしたい、できるだけ家賃を下げたくないという中で、ハード面ではIoTでスマホでエアコンをつけられるようにしたり、AIスピーカーをつけたり色々としていたのですが、しっくりこなくて。もうちょっと喜んでもらえることはないかなと考えていて。その時にたまたま就職相談を受けて、【キャリア相談ができる物件】あ!これは自分のユニークセールスポイントになるなと。


(今井)それが、一芸物件専門家という肩書きにも繋がってくるのですね!書籍も出されていらっしゃいますが、一芸物件ってどんなものなのでしょうか?


【書籍の詳細はこちらから】


(井上様)例えば、、、

自動車好きが考えるガレージに特化したハウス

猫好き専用のアパート

学生向けの食事付きアパート

このように、一芸に秀でるといいますが、たった一つ、強力な個性があれば、その物件にはお客様を強く惹きつける力が生まれており、私はこれを「一芸物件」と呼んでいるんです。

芸を常に磨く。物件に付加価値をつけていく。物件を輝かせるのは。オーナーさんや管理会社。一人一人の今までの人生の歩みから一芸って見えてくるんですよね。全く新しいものではなく、今まで気づいていなかった自分のキャリアの中から付加価値を見出していけるんです。


(今井)それで一芸物件と名付けたのですね!”コンシェルジュ付きのマンション”という言葉と同じくらい”キャリコン付きのアパート”って言葉が普及するといいですね!


(井上様)キャリコンがキャリコンで稼げるように、私の場合はキャリアコンサルタントがついた学生向けアパートを考えました。多少家賃があがったとしても三法よしのビジネスモデルになると思います。それと私の夢は大手の賃貸の検索サイトのバストイレ別の欄に、"キャリコン付き"ってボタンができるくらいになるといいなと思っています(笑)


(今井)私だったらママのアイディアで、ママと子供たちが快適に楽しく暮らせるのにフォーカスした物件とか作ってみたいです!


(井上様)物件にはいろんな可能性がありますよね。衣食住の中で、衣と食は様々なサービスがある。でも住についてはハード面でもソフト面でもまだまだこれから新規開拓の余地があります。住んでいる方が幸せになるをコンセプトに、三法よし。これを日本に広めていきたいと思っています。

介護とのマッチ度も高いと思っています。人生の先輩であるご年配の入居者さんに色々相談できるとか、例えば看護師さんの資格をお持ちの方がオーナーになって、医療のご相談ができる高齢者向けのアパートも良いと思います。

学童施設を合わせてみたり、おれんじマートさんみたいな移動販売車が定期的にきてくれたり、アパートで家庭菜園を作ってみんなで農業体験ができたり、こういった場をつくってきたいですね。


(今井)ただ住むところじゃなくてコミュニティを作っていくイメージですね!井上さんは主に若者向けのキャリア支援をされているのですか?


(井上様)どちらかというと若い方を軸にしていますが、子供たちのキャリア教育をする中で大人もセットで考えていかないと、子供が自らわくわくするような考えや行動を起こそうとしても、親のバイアスで潰されちゃっている場合も多いんです。就活で「親確」って言葉があって、親に確認しないといけないっていう子もいるくらいなので。

親や先生は子供たちに、受験や勉強頑張りなさいというけれど、じゃあそんな大人たちが自分のこれからの未来に対してその先をしっかり描いているかというとできていない方も多い。将来を考えていない人に将来を考えろと言われても伝わらないですよね。大人と子供、どちらにもキャリア教育は必要だと感じています。子供たちの自由な発想を実現できるような世の中にするために様々な団体に関わりながら活動をしています。


(今井)子供たちへのキャリア教育は、具体的にどのようなことをやるのですか?


(井上様)まずは自己理解ですね。過去と現在と未来の深掘りを、ライフラインチャートを用いて自分の人生を振り返る。現在の自分は過去の自分の積み重ねですし、未来は現在の積み重ねだよね。と将来を逆算して今どんな就職をすればよいのかを伝えています。



(今井)今後の夢や目標はありますか?


(井上様)最終的には学校を作りたいと思っています。オルタナティブスクールのような公立でも私立でもないようなもう一つの学校ですね。イエナプランというドイツで始まりオランダで広がった、一人ひとりを尊重しながら自律と共生を学ぶオープンモデルの教育があるのですが、子供達が自主的にカリキュラムを作るんです。自分で行動して学ぶ大切さを教えています。

それとデンマークに、フォルケホイスコーレという大学に行く前に自分の本当に好きなものってなんだろうって考えたり、社会人になってから改めて自分を見つめる時間を過ごせる学校があるんです。17歳以上がいつでも入れて、自分が何者なのか自分が何をしたいのかをもう一度学び直せるんです。

あとは森のようちえんの発想ですね。小さい時に自然の中で、自然と共生する力を学んでいきます。

これらがまとまったような、日本の里山の中で自分たちがありのままでいられるようなそんな自由な学校をつくれたらよいなと思っています。廃校を自治体と一緒に運営して、日本独自の学校を作りたい。将来的には、そこで育った子供たちと地域にある良い理念や技術を持った中小企業を繋げていきたいんです。幼少期から社会人になるまで一貫してキャリアコンサルタントがキャリア教育を行なっていく。これが私のミッションでこれからの人生の中で達成したいと思っています。


(今井)素晴らしい発想ですね!私もそんな学校に息子を通わせてみたいです!とても貴重なお話の数々ありがとうございました!


(井上様)ありがとうございました。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

お話の中で、「自動車のエンジニアをしていた時は、自分はものづくりが好きだと思っていたが、それから色々な仕事をする中で、人と話すことや、人との関わりの中で何かを生み出していくことも好きだということに気づけた。」とおっしゃられていました。自己理解を深め、自分の可能性を広げるために行動を重ねていく大切さをお話をお聞きしながら実感しました。

これからの井上様のご活躍も応援しております!



株式会社未来人材キャリア開発

https://www.mirai-jinzai-career.jp/


200人以上が殺到する駅遠・築古の「一芸物件」東洋経済ONLINEより

https://toyokeizai.net/articles/-/649667