2013/06/03 13:46
まもろうPROJECTでは、
みなさんの支援金で購入したカメラが野生のユキヒョウを撮影します!


そして、その映像は動物園で公開いただき新しい展示教育に役立て、
みなさんの目に入るようにしたいと考えています。

今回は、
「赤外線カメラが必要なのは、なぜ?」と何度かご質問をいただいたので、
その理由を詳しく説明させていただきます!!

現地の非政府組織(NGO)「Irbis Mongolian center」は、2007年よりカメラトラップを使用してユキヒョウの生息調査を行なっております。これまで200を超えるユキヒョウの写真を集めており、その中には、3頭の仔を連れた雌や、彼らの行動範囲に沿って岩にかけられた尿スプレーの匂いを追跡する個体の姿をモンゴル南部のTost山やモンゴル西部の厳重保護区域tsgaan shuvuutで捉えています(B. Munkhtsog et al., 2010.)。これらは、モンゴルにおいて野生のユキヒョウを捉えた初めての画像であり、マーキング行動を捉えている点でも初めてのデータでありました。ユキヒョウのようにかなり険しい山に広く生息する動物は発見しにくいため、赤外線カメラを多数使用する必要がありますが、資金不足で十分調査できるだけの台数を揃えられておりません。赤外線カメラを援助することで、保全調査をさらに進めることができます。また、今回の調査地は、Baga Bogd山ですが、今後も各地にカメラを移動させることで、どのような場所にどれだけのユキヒョウがいるかがわかり、その情報をもとに、適切な保全エリアを提言していくことにも繫がります。

まもろうPROJECTは、引きつづき支援者募集中です!
どうぞ、お力添えのほどよろしくお願いいたします。