2018/06/19 17:15

今回は、神奈川県横浜市にある「コドイチ(横浜こども市場食堂)」です!


毎月1泊2日の子どもたちの自然体験活動を20年前から開催している団体です。季節の移ろいや生きもの営みを身近に感じてもらおうと続けてきました。7年前、突然襲われた東日本大震災で、被災者だけでなく都会で暮らす子どもたちの生活も少なからず影響を受けました。私達はそれまで毎月宿泊していた施設が使えなくなり、活動場所を変更することを余儀なくされ、1件の古びた平屋の空家をお借りしました。最初はホコリだらけで、とても宿泊なんてできそうにありませんでしたが、みんなで掃除をしてなんとか使えるように。ガスがない、湯沸かし器がないと不便を感じながらも、活動を続けられる事の喜びを感じて毎月頑張りました。そして、丁度その頃「こども食堂」の話題を耳にし、私達にもできる!! そう思いはじめたのがきっかけです。そして、こども食堂=貧困というイメージを取り除くために、楽しくて、活気があって、美味しそうなものが沢山ある「市場」をイメージした場を作りたいと思い、横浜こども市場食堂(コドイチ)と名付け活動をはじめました。場所の都合で一時休止してましたが、地域のご縁があり春から場所をうつして活動を開始します。

 

たくさんお人に「おいしい」と食べてもらえることに喜びを感じ、できるだけあたたかい家庭の食卓の雰囲気をつくりたいと、季節の食材を取り入れたカレー以外のメニュー作りに毎回励んでいます。

どんなに衛生に気をつけていても万全はありません。また体調次第では新鮮な食材でもお腹をこわしてしまう事はあります。多くの人たちに食事を提供しますが、どんな方が食事を楽しみに来てくれているか分かりません。ひょっとしたら病院にも行けない子、一人暮らしのお年寄りもいるかと思うので、万一の事態に備えて保険は必要だと考えます。

 

 

まちのみんなが集える「横浜こども市場食堂」は、都会のまんなかにある「あったかい食卓」を目指して、これからも運営していきます。事故を起こしたくないがゆえに、ついつい考えることを後回しにしがちですが、万が一の事故が起きた時の対策は必要なことです。参加者のためにも運営者のためにも、みんなの安心・幸せのために、どうぞよろしくお願いいたします。