2023/09/14 12:00

松原龍之

岡山経済新聞編集長


地球は暑くなり、物価は高騰し、戦争は終わらない。

それでも、私には関係ないとそっぽをむく人へ。


こっちからこっちがマジョリティで、こっちからこっちがマイノリティ。

世の中を誰かに任していていいの?

いつかあなたも、線を引かれる日がやってくる。


昨日までなかった線が、誰かに引かれる。

私がもっとも怖いのは、知らないうちに私もその線を引く人になること。


マジョリティという船に乗り続けるサバイバルは、もうやめにしよう。

見て見ぬ振りから、一歩踏み出そう。


レインボーパレードは、マイノリティの祭典だとは思わない。

共に歩くことで、一度引かれた線を消してくれる場所になる。

罪を許し、自由になれる時間でもある。


この場に共にいることが、誰かに任せない、私の大事な一歩。

一緒に歩こう。

レインボーは、いつの間にかマジョリティにされた人も、共に生きる色をもつ。


一緒に歩こう。世の中を誰かに任せず、歩んでいくために。