暴力を受けた女性のための宿泊所と職業訓練のための店舗をアフリカに作りたい

現在の支援総額
¥827,000
パトロン数
72人
募集終了まで残り
5日

現在82%/ 目標金額1,000,000円

このプロジェクトは、All-In方式です。
目標金額に関わらず、2017/06/29 23:59までに集まった金額がファンディングされます。

現在、西アフリカのベナン共和国に、暴力を受けた女性のための無料宿泊所と、困難な状況にいる子どもへの職業訓練のための施設を建設しています。施設には賃貸アパートを併設し、その収益を活動に使います。運営を海外援助に依存しない、新しい形の支援を作っていきたい。

 わたしたち「ソコニイルカ」は、社会的に弱い立場にいる人に居場所を見つけ、“それなりに”生きやすい社会を目指す団体です。 

▼このプロジェクトで実現したいこと 

〜暴力を受けた女性のための宿泊所と職業訓練のための店舗をアフリカに作りたい〜

 西アフリカに、ベナン共和国という小さな国があります。ベナンは平均余命、教育及び所得などから見た「人間開発指数」 で188カ国中167位と世界の中でも貧しい国の一つです(2015年、UNDP)。けれど、多彩な宗教と文化があり、子どもも大人も活きいきとしたとしたコミュニケーションを交わす国です。この国に支援のための施設を建築中です。

  この施設は、3つの店舗と9つの部屋からなる長屋型の建物です。施設の一部の部屋を、暴力を受けた女性たちが一時的に避難することができる無料宿泊所にします。そして店舗の部分を、親がいない、或いは障がいを持っている、または極度の貧困家庭にいる子どもたちのための、職業訓練所を兼ねた店舗とします。そして、残りの部屋を賃貸で貸し出し、その収益で無料宿泊所と職業訓練所の運営資金を賄います。

↑女性のための無料宿泊所+賃貸する長屋部分

↑子どもたちが、見習い生として入る職業部分。髪結い屋と仕立て屋を予定。

▼なぜ必要なのか。

  ベナン共和国アラダ市の福祉センターには、深刻な問題を抱えた女性がやってきます。夫から振るわれた暴力で怪我を負った女性、親に出された奉公先での辛い仕打ちや、親族の性的虐待から逃げてきた少女・・・。

 「ソコニイルカ」のメンバーの一人は二年間、ボランティアとして福祉センターで働きながら、そのような人びとを見てきました。しかし、福祉センターには人が泊まれるような施設はありません。だから、暴力をふるわれるとわかっていても家に戻らざるを得ない人がたくさんいます。また、経済的な自立が望めないために、逃げることができない人も多くいます。そのような人たちは、せっかく一度助けを求めて福祉センターに来ても、繰り返される肉体的、精神的、性的な暴力の中に、戻っていかざるを得ないのです。

↑彼女は夫からの暴力で何度も怪我を負っているが、行く場所がなく、逃げては戻る生活を続けている。 

 また、福祉センターには、親を亡くしたり、極度の貧困状況から支援が必要な子どもたちも多くやってきます。ベナンでは親族同士で助け合いながら暮らすので、困難な状況にいる子どもは親族に引き取られることが一般的です。しかし、親を亡くした子どもは多くの場合、家族の中で一番仕事をしなければいけないにも関わらず、将来に対する支援を得られないなど、両親がいる子どもに比べると経済的に貧しく、選択できる職業も限られています。

 そこで「ソコニイルカ」は、暴力を受けた女性や過酷な状況にいる子どもたちに少しでも役に立つために、ベナンの志がある人と共に現地NGO「ミドフィ」(現地語で「私たちはここにいる」の意味)を設立しました。そのNGOを通して、私たちは2つのことを実現したいと思います。

①暴力から逃げてきた女性に、今後を考えていくための一時的な生活の場所を提供する。

②社会的に不利な状況に置かれた子どもに、無料で職業訓練を提供する。

 持続的な支援とするために、これらの運営資金は海外の援助に頼らず自分で調達できるようにします。子どもと女性のために利用しない部分を賃貸部屋として一般の人に貸し出し、NGOの収入にします。その収益で、避難者の食事、避難者の収入創出活動への支援、スタッフが支援活動をするにあたっての活動費用などを賄いたいと考えています。

 ▼現在の状況 

 2016年3月、この施設の建築を計画し、ベナン共和国のアラダ市に約600㎡の土地を購入し、登記しました(約60万円)。

 2016年12月には、現地NGO設立の登記手続きを完了しました。

 2017年4月現在、自己資金にて建築に着手し、現在建物の外観部分まで出来ている状態です。

 ↑施設建築のための土地(2016年9月撮影)

 しかし、これから先の建築には、資金を借入する必要があり、そうすると今後のNGOの活動資金がその返済のため減少します。長屋の賃貸で得られる収入を、できるだけ、暴力を受けた人びとや子どもたちへの経済的、精神的な支援にまわしたいという思いから、今回皆さんに、このシェルターの建築費用の協力をお願いできたらと思います。

 建物の総建築費用は290万円になる予定で、現在200万円工面でき、建築を進めてきました。皆さんのご協力で、残りの建築費用90万円で、建築を完了させたいと考えています。また、活動を始めるために必要な設備(ミシン、アイロン、床屋の椅子など)を10万円で購入したいと考えています。もしご支援が100万円より多く集まった場合は、今後の活動費用(暴力を受けた女性の医療費など)として利用させていただきます。

★総費用:300万円

・今までの工面費用:200万円

・今回支援いただきたい総額 100万円

(内訳)

 ・残りの建築費用:90万円

 ・設備費(ミシン、アイロンなど):10万円

▼「ソコニイルカ」とは

 今までの国際協力は、先進国が途上国を一方的に支援するというイメージでした。しかしその善意によって支援される社会のあり方を方向づけ、依存関係を作り出すことも少なくありませんでした。支援する側も、される側も、お互いが緩やかに尊重しながら支えあえる関係を作りたい。さらには、支援する側の中にも新しい協働の形を作っていきたいという思いで、私たちは「ソコニイルカ」を立ち上げました。

 「ソコニイルカ」という名前は、ベナン共和国の挨拶言葉に由来しています。ベナンでは相手が横にいることがわかっていても、時々「そこにいるか?」と声をかけます。相手がただ自分と一緒にここにいる、ということを大切にする文化なのです。相手が何をするではなくても、存在していること自体が大事だと考えているといえるかもしれません。生活の空間は違っても、お互いの存在を起点に声をかけあえるような関係を作っていきたいという思いで、私たちはこの名前を選びました。

▼「ソコニイルカ」メンバー

 

↑大阪・京都のメンバー

・村津蘭:ベナンの福祉センターで2年間、青年海外協力隊員として勤務。現在西アフリカについて研究をしている。

・高道由子:国内NGO勤務。手を動かし、ものを作っていくことに興味があり、そのプロセスを通してネットワークを広げて行きたいと考えている。

・池邉智基:西アフリカについて研究している。京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科に所属。

・三宅明日香:ベナンの福祉センターで2年間ボランティアとして勤務。現在は日本で公務員として働きながらベナンへの支援を続けている。

・Roger GANDAHO : ベナン現地スタッフ。元小学校教師。

・Stanislas MONBABA : ベナン現地スタッフ。青少年NGOスタッフ兼任。

 今後私たちは以下のような活動を行っていく予定です。

①海外での活動

 暴力にさらされたり、社会的に不利な立場に立たされた人たちのための場所づくり

②日本での活動

 国際協力という共通の目的を持った人たちが、ものづくり等を通した協働できる場所づくり

▼わたしたちの目指す支援の形 ~最小限の介入・受け皿として~

 いわゆる「途上国」に行き、国際協力の現場に行くと多くの人は、貧困を定義することの難しさに直面します。例えば日本では「学校に行けない子どもたち」は悲劇の存在であり、支援をするべき対象とされています。けれど、それは本当なのでしょうか。ベナンには、農作業や物売りといった親の仕事を手伝いながら、生活している子どもがたくさんいます。彼らは仕事を通してその職業に必要なスキルを学びながら、親と一緒に家計を支えます。学校に行くというのは、このような仕事を通じた学びと家計の支えを失うということを意味します。もちろん、学校に行くのが悪いというわけではありません。しかし、よその国のものが子どもたちを学校に行くことを支援する、ということが一概に正しいのでしょうか。

  「途上国」を援助する、開発する、ということは、ある社会の将来の形に介入することだと思います。それは、しばしば価値や理想の押しつけになります。だからこそ、介入には慎重になる必要があります。

  じゃあ放っておけばいいのか、と言われると、それは違うと思います。世界の多くの人々が、様々な苦しみを抱えていることに、経済的に優位な国に生まれた自分たちが関わっていないとはとても思えないからです。そして、私たち自身、世界に共感を持って関わっていきたいという思いがあります。

 こう考えたときに、受け皿になるような支援であれば、最小限の介入で人びとの役に立てるのではないかと思い、今回の暴力を受けた人びとや、既にある枠組みの中で圧倒的に不利な立場に立たされている子どもたちへの支援へ至りました。

↑NGOスタッフとのミーティングの様子。活動内容について議論を重ねる。

  今回、建物を長屋型にするのは、支援を外から来る一過性のものではなく、コミュニティの中で持続可能な形にするためです。いわゆる「途上国」に行ったことのある人なら、現地の人から援助を求められて戸惑った経験がある方も多くいると思います。「ソコニイルカ」のメンバーの一人も同様で、行く先々で「スポーツする青少年グループを作りたいからボールのお金が欲しい」「清掃NGOを作りたいからお金を出してほしい」など、援助を求められました。しかし、彼らがその目的のために自分たちで何かアクションを起こしたのかと聞くと、「お金をもらったらする」と、今は何もしていない人が多かったのです。一方、日本や海外の援助で作られた、学校や公的施設使われていないのもよく見かけます。なぜ、使わないのかと聞くと、「壊れたけれども、修理をするお金がない」などの返事が返ってきます。そして「日本からの援助はないのか」と。

  彼らが悪いと言いたいわけではありません。外国から援助を受けることが多いところでは、常に外国人から何かを引き出そうとするのは当たり前の知恵です。ただ、毎回金銭的に頼らなければいけないという状態は、相手の意向に左右される、不安定な状態です。常に援助相手を探さなければならないし、向こうの都合で途中で放り出される可能性がある。そして建物が建っても、壊れたときには援助相手はもうおらず、放置されるという結果になることもしばしばあります。

 そのような外国の支援に頼るのではなく、現地の人びとが、コミュニティの中で自律的に問題が解決できる。そんな形の支援ができればと、私たちソコニイルカは思います。

▼リターンについて

 ご支援いただいた方には、布製品や建物完成後にプレートに名前を刻む形でお返しさせていただければと思います。布製品は、支援につながるようにベナン共和国の、生活が苦しい女性や身体に障がいを持っている仕立て屋さんに依頼して特別に作ってもらいました。

↑トートバッグを作る仕立て屋さん。彼女は足に障がいを抱え、動きが不自由だが、離婚後一人娘を自分で育てるために仕事に打ち込んでいる。

 リターンの布製品については、基本的にこちらで選ばせていただく形になりますが、ご希望がある方は以下の写真から選びコメント欄にトートの場合はアルファベット、エプロンの場合は数字をご記入ください。但し、数に限りがあるためご希望の色・柄に沿えない場合もございます。予めご了承ください。

■アフリカ布トートバッグ 大 色柄見本

 

■アフリカ布エプロン色・柄見本

ご協力をよろしくお願い致します。

▼メンバーも募集してます

メンバーも募集しています。主に京都・大阪で活動していますが、県外の方も歓迎です。

興味がある方は sokoniiruka@gmail.comまでご連絡ください。