はじめに・ご挨拶

初めまして!

私は和歌山県で認知症看護認定看護師として活動している髙野といいます。

私が看護師になった年はちょうど、介護保険がスタートした年です。

そのころの自分は訪問看護へのチャレンジを考えることもなかったですが

今は一日でも早く在宅の場で活躍したいと思っています。

このプロジェクトで実現したいこと

がんは死因第1位で認知症は介護が必要になる原因の第1位です。がんと認知症において専門性のある訪問看護ステーションを立ち上げ活動することによって、そこに暮らす人々が住み慣れた地域で生き抜くことのできるよう、訪問看護の活動を通して看取り文化の醸成や認知症にやさしい地域づくりをしたいと思っています。

がん領域」と「認知症」の認定看護師がコラボレーションする訪問看護ステーションは県内初であり、全国的にも珍しい試みです。がんや認知症を有している人、またその両方を有している人が増加することが推測される中で、今回のプロジェクトは地域のニーズに応えることができると確信しています。

私たちの地域のご紹介

和歌山県の紀南地方は海と山に囲まれ、白浜温泉や世界遺産の熊野古道など自然豊かな地域です。一方、高齢化率が高く2025年問題が深刻化しています。平成31年1月1日現在で高齢化率は32%に達しており、全国で9番目の高齢化率となっています。

プロジェクトを立ち上げた背景

私は看護師として病院での勤務が17年になります。病院で勤務していると、入院したことで住み慣れた場所に帰りたくても帰れない「がん」や「認知症」を有している方をたくさん見てきました。いくら当事者が自宅での生活を望んでいても周りの環境が整わないため、住み慣れた場所に帰れない人たちが今もたくさんいます。そんな状況を目の当りにしながら「時々入院、ほぼ在宅」を実現したいと考えた「がん性疼痛看護認定看護師」「緩和ケア認定看護師」「認知症看護認定看護師」で今回のプロジェクトを立ち上げました。

これまでの活動

2016年に認知症看護認定看護師資格を取得後、地域の町内会や・医療機関・介護施設などいろいろな場所で毎年20カ所以上もの場所で認知症について話す機会をいただき、病院からのアウトリーチ活動を行ってきました。また、昨年度からは看護学生への授業もさせていただき微力ながら正しい理解の普及に努めています。


資金の使い道・実施スケジュール

2020年4月に法人を立ちあげ訪問看護の認可申請をし、翌5月からの事業展開を予定しています。

準備・立ち上げ費用 

開設5ヶ月間の事業運営費

手数料14%+税金  1000万

最後に

現在病院に勤務する看護師は疲弊しているように思います。目の前の対象に寄り添いたくても、大量の書類の整理に時間を費やし、稼働率を上げることばかりを求められやりがいを感じれていない看護師も少なくないのではないでしょうか?

訪問看護師として、地域で暮らすみんなが住み慣れた場所で自分らしく生き抜くことを支援し、看護師がもう一度やりがいを取り戻し、寄り添い活躍できるような職場を目指したいと思います。

将来的にはコミュニティの機能を持った子供からお年寄りまで多世代が集まることのできる「駄菓子屋」の併設や、地域医療を担う「往診専門クリニック」の併設も計画しています。

是非皆様のご支援をお願いします。

このプロジェクトの問題報告はこちらよりお問い合わせください