歯科医院で、救える、助かる『命』がある!

私たちは、
✓日本中の皆さんに、悲惨ながん、「口腔がん」を知っていただくこと、
✓日本全国に、「口腔がん」の早期発見の仕組みを構築すること、
により、一人でも多くの命を救えることを目指しています。


◇◆◇◆ ご支援をお願いしたいこと ◇◆◇◆


開業歯科医院の歯科医師や歯科衛生士さんが、
患者さんの口腔内(口の中)の粘膜異変に気づいたら、
即座に、口腔外科専門医に相談できる
『オーラルナビシステム(病診連携システム)』
を全国に無償展開することにお力添えを頂きたくお願い申しあげます。


詳しくは、以下本文をご一読いただきたいのですが、取り急ぎ「なぜ無償か?」と申し上げますと、残念ながら、現在、日本全体においては、まだ「口腔がん」の認知が低く、患者さんの命と人生を守るこの仕組み(スピーディーに口腔粘膜の画像を遠隔診断支援する仕組み)が、歯科の保険項目に組み込まれていないゆえ、歯科医院側も基幹病院側も我々も皆ボランティアで行なっており、従って、オーラルナビシステムも当団体が費用を負担して開発・運用しています。

※医科分野では「遠隔画像診断支援の仕組み」は、保険点数に組み込まれています。
※初期の旧ナビシステムは、2012年当時、国からの補助金で開発、現在の新バージョンのオーラルナビシステムの開発・運用は当団体が負担。


※「オーラルナビシステム」を利用している歯科医院のWebサイトには、
上記のようなバナーを貼っていただくようお勧めしています。


【ご支援金の使途】
一. 『オーラルナビシステム』の継続開発・改修・運用費用
一. オーラルナビシステムのサポート体制構築費用(電話・事務所の維持)
一. オーラルナビシステムの全国歯科医院向けの案内パンフレット印刷費用
一. オーラルナビシステム導入に関しての各地区説明会の経費(交通費・配布資料印刷費)
. 『地域の口腔がんを考えるシンポジウム』開催経費(会場費・交通費・配布資料印刷等)

※費用明細は、口腔がん撲滅委員会のWebサイト上で定期的にご報告させていただきます。

【スケジュール】

2019年11月~3月 地域の口腔がんを考えるシンポジウム 8会場開催

2020年4月~12月 各地区でのオーラルナビシステム説明会開催

2020年 12月 オーラルナビシステム改修

「患者さんの命を守るこの仕組みの普及」にお力添えをよろしくお願い申しあげます。

口(特に舌=口腔がんの半数以上が舌がん)を失うことは、「食べる」「話す」「味わう」など人生の楽しみを失うことと同じです。

口腔がんの治療において、例え命を取り留めたとしても、「人生」を失っては(口の機能を著しく失っては)何の意味もありません。ゆえに、早期発見の仕組みの普及は不可欠であると考えて活動しています。



※2018年3月25日(日)開催「地域の口腔がんを考えるシンポジウム」鹿児島県開催の様子
(会場満席!多くの歯科医師と歯科衛生士さんにご参加いただきました。)


◇◆◇◆ 本文 ◇◆◇◆


はじめまして。一般社団法人口腔がん撲滅委員会と申します。

私たちは、舌や歯肉・頬など口の中にできるがん『口腔がん』の早期発見と死亡数の減少を目指し、活動している社会貢献団体です。

「口腔がん」は、胃がん・肺がん・乳がん・子宮頸がんなどと比較し、あまり知られていない「がん」ですが、現在も「口腔・咽頭がん」で亡くなる方が、以下の通り、年間8,000人近くいらっしゃる中、一人でも多くの方の命を救うことができればと活動しています。



※上記の通り、日本における「口腔がん」の死亡率(注1)は、全がんの部位中で第 12 位(35.5%)に位置してい ます。 なんと、米国(19.8%:cancer statics 2016 )の約 1.7 倍の死亡率です。
(注1:死亡率=年間死亡者数 ÷ 年間罹患者数)

                                                                       

「口腔がん」は、自殺率NO.1のがん!とも言われています。
✓顔が別人のように変わってしまうこともあること、
✓話す、食べる、味わう、などの口の機能が失われることもあること、
とても辛く、悲惨な「がん」であることを知って頂きたいです。


※下記に実際の口腔がん患者の写真を含みます。ご承知ください。

                                                       


「口腔がん」といえば、今年(2019年)2月に、
タレントの堀ちえみさんが、
ステージ4の「口腔がん」になったことをご自身のブログで公表され、
この病気のことを初めて知った方も多いかと思います。

今や国民の2人に1人はがんになる時代、口腔がんは、胃がん・肺がん・乳がんなどと比べると患者数の少ないがんではありますが、私たちがこの「口腔がん」にこだわって活動するには理由があります。


写真:舌にできた口腔がん


それは、

口の中は比較的目に見えやすい部位であること、

定期的に検診(口腔がん・口腔内検診)さえ実施すれば、
比較的、早期に「がん」を発見しやすい部分であること、


にも関わらず、「口腔がん検診」は、全国でほとんど行われていない他、口の中を日常的に診ている歯医者さんでさえも、検診や診察などの知識を持っている方が少ないのです。


また、口腔がんの初期症状では「痛み」の症状が出ない場合も多く、ご自身でも「がん」を疑うことが少ないのです。


そのため、いよいよおかしいとなり、大学病院などの基幹病院で診断を受けた時には、すでにステージ4だったという症例がめずらしくありません


なんと!初診時の「47%」が進行がん(ステージ3+4)という実態!

データ:大阪大学調べ、2014年登録口腔がん2,082例による病期の分類


もっと早くに発見できていれば、より体の負担の少ない手術を選択できたり、命を落とすことが無かった患者さんがたくさんいらっしゃるのです。


更には、欧米先進国と比較して「口腔がん」に対する取り組みが遅れている日本は、他の先進国の「口腔がん」死亡者数が減少もしくは横ばいになっているにもかかわらず、唯一、増加の一途を辿っているのです。


図:先進国の口腔・咽頭がん死亡者数


もし日本においても、米国並みの早期発見の仕組みが構築できれば、
年間で「約3,500人」の「口腔がん」死亡者の命を救うことが可能となるのです。



※参考:この死亡数者の規模は、2018年1年間の 全国交通事故死亡数が「3,532人」であり、
その全員を救えるくらいの規模となります。


◇◆◇◆ ご支援のお願い ◇◆◇◆


歯科医院で、救える、助かる『命』がある!
「気づいたらステージ4だった・・」は、減らしたい!


これらを改善するためには、以下2つの対策が必要だと考えています!


1.日本中の皆さんに「口腔がん」を知っていただくこと!
2.口を診る歯医者さんが、スピーディーに専門医に相談できる仕組みをつくること!

です。


ですが、上記1の、

1.日本中の皆さんに「口腔がん」を知っていただくこと!

は、この11月に、

日本初の、口腔がん撲滅運動『レッド&ホワイトリボンキャンペーン2019

を開催いたしますが、これは、堀ちえみさん他多くの方のお力添えをいただくことができました。



ですので、2つ目の
2.歯医者さんが気軽に専門医(基幹病院)に相談できる仕組みづくりを!
に対する皆様のご支援を求めています。


その「仕組み」作りとは、

全国の歯科医院さん(歯科医師や歯科衛生士)が、
来院された患者さんの口の中に「あれっ?」と思う病変を発見した際、
すぐに、その患者さんの口の中の写真(画像)と問診(病状)を記載し、

インターネットを使って口腔外科専門医に相談する、
『オーラルナビシステム(病診連携システム)』の全国への無償展開を行うことです。


これは、全国の歯医者さん(歯科医師と歯科衛生士)が無料で利用できるWebシステムであり、
歯医者さんが患者さんの口腔内を診た際に、もし、怪しい病変を見つけたら、
問診票とともにその病変の写真をシステムを通じて送ることで、

すぐに(原則、24時間以内に)
基幹病院の口腔外科専門医がアドバイスを返信することのできる仕組み

です。

そのアドバイスとは、例えば、

✓『これは大丈夫!患者さんにも安心してもらってください。』
✓『これは危ないので、すぐに紹介状を発行し、基幹病院に紹介を!』
✓『今の症状だと判断できないので、まずは1週間程度経過観察してください!』
などのアドバイスです。

【✕:オーラルナビシステムを使っていない歯科医院】


【◯:オーラルナビシステムに登録・活用している歯科医院】



この「オーラルナビシステム」は、運用開始以来、現在では全国約1,500件の歯科医院にて利用されており、これまで多くの患者さんの紹介を行ってきました。

歯科医院から大学病院へ早い段階での紹介を行うことで、多くの患者さんの口腔がんを早期発見することができます。



繰り返しになりますが、「なぜ無料か?」と申し上げますと、残念ながら、現在、日本全体においては、まだ「口腔がん」の認知が低く、患者さんの命と人生を守るこの仕組み(スピーディーに口腔粘膜の画像を遠隔診断支援する仕組み)が、歯科の保険に組み込まれていないゆえ、歯科医院側も基幹病院側もボランティアで行なっており、従って、オーラルナビシステムも当団体が費用を負担して開発・運用しています。

※医科分野では「遠隔画像診断支援の仕組み」は、保険点数に組み込まれています。
※初期の旧ナビシステムは、2012年当時、国からの補助金で開発、現在の新バージョンのオーラルナビシステムの開発・運用は当団体が負担。


しかしながら、

全国でこの仕組みを都道府県単位で導入しているのは、まだ全国で3県だけ!

この「オーラルナビシステム(病診連携システム)」ですが、全国で都道府県単位で導入開始しているのは、まだ3県(青森県、福島県、北九州(福岡県))のみの状況です。



現在、この「オーラルナビシステム」に登録している歯科医院数は、全国で約1,500医院しかなく(全開業歯科医院数のたった2.2%程度)、全国約68,000件ある開業歯科医院の多くの歯科医師や歯科衛生士さんにご登録いただき、有効に使っていただきたく思っております。


私たちはこの仕組みを拡げるため、日本の口腔がんの実態を知っていただき、

『口腔がんの第一発見者は地域の歯科医院の皆さん(歯科医師、歯科衛生士)である!』

ということを自覚していただくため、2017年5月から、全国各地で「地域の口腔がんを考えるシンポジウム」を開催し、直接、その重要性をお伝えする活動を行ってまいりました。


図:全国での歯科医院向け「地域の口腔がんを考えるシンポジウム」


2017年5月から開始したこの活動は、
現在、今後開催予定を除き40道府県での開催を終え、
計4,562名(平均108名/回)の歯科医療従事者の方にご来場を頂きました。


全国の歯科医院の歯科医師や歯科衛生士だけではなく、各地域での口腔がんの専門医である基幹病院(大学病院や地域基幹病院)口腔外科の教授や科長にも座長としてご来場を頂き、各地域内の連携が実現する橋渡しや、口腔がんについて考えるきっかけづくりを行っています。

以下は、その活動を簡単にお伝えする動画です。

もし、よろしければ、ぜひ、ご覧ください。


動画:「地域の口腔がんを考えるシンポジウム」のご紹介




「口腔がん撲滅運動」を支えていただいている全国の「地域世話人」の先生方



◇◆◇◆  参考:口腔がんの原因 ◇◆◇◆


近年、若年者層(40歳以下)や女性の「口腔がん」が増えています!

「口腔がん」は他の臓器からの転移で発症するケースはあまりなく、主には口自体から発生する原発がんと言われています。

そして、その主な原因は、大きく分けて以下2つと言われています。

1.生活習慣(タバコやお酒、栄養の偏り・ビタミン不足)
2.口腔内環境(歯並び・傾いて生えている歯や尖った歯・合わない被せもの)


詳しくは、以下をご覧になりつつ、詳細ページをご覧ください。



◇◆◇◆  最後に ◇◆◇◆

『もっと早くに気付けばよかった!』
『なぜ、教えてくれなかったんだ!』
『なぜ、もっと早く基幹病院(専門医)に紹介してくれなかったんだ!』
そう嘆く患者さんを1人でも減らすために。


口腔がんの治療方法の第一は外科手術です。発見が遅れるほどその手術は大掛かりな物になり、顔の見た目が変わってしまったり、口の機能が失われて発生や食事に影響が出てきます。


写真:手術によって切除した部分を移植により修復した例(術後3年)
移植した部分は神経がありませんので自由には動かせないですし、
それなりに動かしお話しするにもリハビリが必要です、毛も生えて来ます。。。


 『もっと早くに気付いていれば・・・』
このような患者さんの後悔を減らしていく為に、
皆様の温かい応援を宜しくお願い申し上げます。


一般社団法人口腔がん撲滅委員会 一同


◆   一般社団法人口腔がん撲滅委員会 概要 ◆

活動目的

1.日本における口腔がん死亡率(46.1%:2013年)を米国並み(19.1%:2013年)にすること
2.日本における口腔がん検診及び口腔検診の受診率(2%)を欧米並み(80%)に向上させること
3.日本の全国各地域における歯科医療の病院連携の実現を果たすこと
4.日本全国の歯科医院にて口腔がん早期発見の仕組みを普及させること
5.結果、歯科医療の価値を欧米並に向上させること

所在地・設立年月日

所在地:東京都新宿区西五軒町6-10 神楽坂秋山ビル5F
設立年月日:2017年2月16日(2014年4月プロジェクトスタート)


本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

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