あしなが学生募金事務局は毎年春と秋に計8日間、日本全国で街頭募金を行っています。今年度はあしなが運動50年の節目で、春の募金では第100回目を迎える予定でした、しかし、新型コロナウイルスの影響で春の街頭募金は中止になりました。街頭募金活動はご寄付を募るほかにも、あしなが学生募金の活動を周知し、遺児の存在や遺児が置かれている境遇を社会にお伝えする場でもあります。街頭募金の中止でその機会が減ったばかりか、国内遺児たちへの奨学金やアフリカ遺児への高等教育支援事業が滞る可能性が出てきました。


あしなが育英会の調査によると、遺児家庭の平均月収は14万6,380円(*1)となっており、生活保護受給率は12.8%(*2)に及びます。奨学金なしでは大学・専門学校の学費を捻出できる水準には到底達していません。

(*1)2018年奨学生家庭の生活と教育にかんする実態調査(主査・副田 義也=筑波大学名誉教授・社会学)
(*2)生活保護の被保護者調査(平成30年7月分概数厚生労働省)

多くの遺児学生たちは、学費を奨学金で、生活費をアルバイト代で賄っている者が多くいます。しかし、学生のアルバイトはそのほとんどが接客業です。昨今の情勢のなかでアルバイトのシフトは日に日に削られ、思うように生活費を稼ぐことができなくなってきています。
さらに、街頭募金の中止により奨学金の資金源確保にすら暗雲が立ち込めており、遺児学生とそのご家族の多くが、並々ならぬ不安感を抱えながら日々を過ごしている状況です。


本キャンペーンでいただいたご寄付は全額、一般財団法人あしなが育英会への寄付となり、あしなが育英会が支援する遺児学生(日本・アフリカ)のための奨学金として使われます。
※今回の取り組みはAshinaga Global 100 Challengeの一環であり、一般財団法人あしなが育英会と連携して取り組んでおります。

<All-in方式で実施します。>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。




はじめまして。あしなが学生募金事務局インターナショナルユニットの斎藤優太(さいとう ゆうた)と申します。インターナショナルユニットは、一般財団法人あしなが育英会の「アフリカ遺児高等教育支援100年構想(Asinaga Africa Initiative:以下AAI)」プログラムで日本に留学してきているAAI生が募金活動に参加するときのサポートや、「なぜあしながはサブサハラ・アフリカを支援しているのか」を社会の世間の方々に知ってもらうための活動をしています。


 2019年秋の第99回あしなが学生募金では、全国約200拠点で街頭募金を実施することが出来ました。みなさまから頂きましたあたたかいご寄付は、全額を一般財団法人あしなが育英会に寄付し、日本国内の病気や災害・自死で親を亡くした家庭の子どもたちや親が障がいで働けなくなった家庭の子どもたちの進学支援やサブサハラ・アフリカ49ヵ国の遺児学生の高等教育支援奨学金のために使われています。

 私は昨年の2月から約1か月間、東アフリカに位置するウガンダ共和国を訪問してきました。5週間の日程で、2週間は首都カンパラに近いナンサナという町に滞在し、残りの3週間は首都カンパラから陸路で約12時間かかるコボコ県の離れにある村にホームステイしていました。首都では比較的どこでも電気や通信網が整備されており、生活水準や教育水準も地方に比べて高いように感じました。実際、首都に住む家庭と地方に住む家庭の子どもたちでは教育や経済状況に大きな格差が生まれており、私がホームステイしていた村やその近隣の村では小学校を卒業する割合がとても低い状況にありました。

私は、貧しいとは「選択肢が少ないこと」だと考えています。たとえば、経済的に貧しいと、「海外の学校で最先端の専門分野を学びたい」、「レポートを書くためのパソコンが欲しい」、「高校に入ったら硬式野球部に入りたい。硬式用のグローブを買いたい」と望んでも、簡単に選択することはできません。あるいは、情報源が乏しいと「大学進学するための貸与型奨学金制度がたくさんある」「学校に行ったら資格が取れ、将来に役立つ」などという情報を手にすることが難しく、人生の選択の幅が狭まってしまいます。

私がホームステイしていた家には、隣に住んでる子どもたちがよく遊びに来ていました。彼らは興味津々に覚えたての英語とジェスチャーを使って「日本ってどんな国なの?」「どうやってここに来たの?」「カンパラってどんな場所だった?」など、いろいろなことを聞いてきました。彼らの中には自国の首都にも行くことがなく人生を終える人がいるのかと考えさせられました。それをきっかけに、私がここで体験したことを日本の方々に伝え応援を呼び掛けることで、彼らのような子どもたちが違う世界を見たり大きな夢を持ったりするのを実現するサポートができるのではないかと強く思いました。



一般財団法人あしなが育英会では、『アフリカ遺児高等教育支援100年構想』としてサブサハラ・アフリカ49ヵ国から毎年各国1名ずつ優秀な遺児学生を採用し、世界各国の大学への進学支援をするプロジェクト実施しています。私たちあしなが学生募金事務局が街頭募金を行って、みな様からいただいたご寄付の半分を、このアフリカ遺児高等教育支援100年構想のために使わせていただいています。世界には進学を志している遺児がたくさんいます。彼らの学びたい・夢を叶えたという想いに応えるためにどうかみなさまの力を貸してください。

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私自身も、遺児です。母の収入を大学の学費に充てていましたが、大学に入学して2週間後に母が病気で亡くなり、学費を払う手段が途絶えてしまいました。大学の学生課に奨学金がないか問い合わせたところ、あしなが育英会を知り、奨学生となりました。私自身、母親が40代半ばで亡くなると思いもせず生活していましたし、高校生の時に知ったアメリカの投資家ウォーレン・バフェット氏に憧れて金融を専門に学べる大学に進学しました。しかし、ある日突然母の死別を境にその夢が断たれる危機に陥りました。死別後、来年の学費の支払いをどうすればいいのか。大学を辞めて仕事を探そうかと悩みました。あしなが育英会の奨学金月々7万円(内訳:給付3万円・貸与4万円)を利用することで、1年間の学費を支払うことができ夢を追いかけています。

夢を叶えることはとても難しいですが、夢を持つことは環境や状況によって可能になります。みなさまのご支援があれば、家庭環境や社会状況のために、そもそも夢を持つことができない、夢を諦めなければならない、進学の機会を奪われようとしてる若者たちを救うことが出来ます。

私も、病気や災害・自死などで親を亡くした子どもや、親が障がいで働けなくなった家庭の子どもたちの進学支援や、サブサハラ・アフリカ49ヵ国の遺児のための高等教育支援がこれからも継続されるよう、街頭での募金活動や遺児の現状を社会に伝えていく活動を続けていきます。

未来ある若者たちのために、みなさまのご理解とご協力をよろしくお願い致します。

50年の歴史を持つ遺児支援のための募金運動団体で、学生だけで運営されています。毎年春と秋の4日間、全国約200か所で実施している街頭募金活動では、毎回のべ1万人のボランティアスタッフの参加があり、年間約2億5千万円の寄付を募っています。募金はすべて一般財団法人あしなが育英会へ寄付し、あしなが育英会の奨学金事業(国内奨学生事業・AAI事業)のために使われています。

ウェブサイトはこちら:https://www.ashinaga-gakuseibokin.org/


病気や災害、自死(自殺)などで親を亡くした学生や、親に障がいがあり働けない家庭の学生たちを経済的・心理的に支援している非営利の財団法人です。国などからの補助金・助成金は受けず、全事業を寄付によって運営しています。前身となる団体時代から始まった「あしなが運動」をとおして、これまでに11万人以上の遺児たちが高校・大学への進学を果たしてきました。現在、日本国内では約6,500名(高校・短大・専門学校・大学・大学院)、サブサハラ・アフリカ教育支援事業では世界各地あわせて約120名の奨学生に奨学金支援(貸与・給付)と心のケア、リーダーシップ育成プログラムを提供しています。

ウェブサイトはこちら:https://www.ashinaga.org/

『すべての遺児に教育の機会と心のケアを』というスローガンのもと、世界中から私たちの活動に賛同・支援してくれる100名のファンドレイザーを募集し、2021年3月までのキャンペーン期間中に100億円の寄付を達成することを目指す、グローバル・ファンドレイジング・キャンペーンです。このキャンペーンのもと、日本だけでなく海外でも、大小さまざまなキャンペーンを実施していきます!個人でもグループでもご参加いただけます。

*掲載の写真については掲載許可取得済みです

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