はじめに

「こども夢の商店街」は、子どもたちが「お店屋さん」や「オシゴト」に参加して自分の力でお金をかせぎ、自由に使うことで、働くことの面白さを学ぶイベントです。こどもたちが稼ぐ「おむすび通貨」は、会場でお米と交換したり、地域の中小個人商店で使うことができ、地域経済の活性化にも繋がっています。私たちは、これまで全国各地の約80会場でこども夢の商店街を企画運営し、2019年6月には岡山市でも開催し、昨年に続いて今年も岡山市内で開催が予定されていましたが、コロナウィルスの影響を考慮したスポンサー意向により中止になりました。

解決したい社会課題

子どもたちは誰の手も借りることなく一人で立って歩き出し、言葉を話すようになります。子どもは誰しも、好奇心旺盛で学ぶ意欲を持っていますし、それだけでなく、誰かの役に立ちたいという気持ちさえも持っているものです。しかし、学校での競争に自信を持てなくなった子どもたちが、徐々に好奇心も学ぶ意欲も失ってしまったり、やりたかったことや役に立てそうなことよりも、待遇や安定ばかりを優先して就職先を選ぶ大学生も増えているようです。学校教育では、ともすればテストの成績ばかりが重視されますが、その結果、大きく社会が変化していく時代であるにも関わらず、自ら学び、自ら考え、主体的に行動する態度が失われ、受け身の若者を育ててしまっているのかもしれません。このような危機意識のもと、2002年以来、「生きる力」が学習指導要綱の要に据えられています。

子ども達に育むべき「生きる力」とは具体的にはどんな力なのでしょうか?

会社勤めにしても、自営業にしても、家事にしても、子育てにしても、賃金の有無は別にして、ほとんどの大人は働いています。余程恵まれた人でなければ働かなければ生きていけないでしょうし、働くことに喜びを感じられなければ生きる喜びも小さくなってしまうはずです。このようなことから、私たちが考える「生きる力」とは、自ら進んで働こうとする意欲です。得意なことを発揮したい。誰かを喜ばせたい。誰かの役に立ちたい。自分の居場所を作りたい。お金を稼ぎたい。どんな動機であれ、自ら進んで働こうとする意欲を持てなければ、生き生きと生きることは叶わないからです。

こども夢の商店街では、最低限のルールを守りさえすれば、子どもたち自らが自由に仕事を選んで働くことができ、自分の力でお金を手に入れることができます。子どもが働いて手に入れる「おむすび通貨」は子ども達のお店だけでなく、お米に交換したり、地域のお店でも通用するリアルなお金です。このため子ども達は、誰に強制されることもなく、まるで「遊びのように真剣」に、仕事に取り組みます。お店を出す小学生には、手作りの商品とアイデアを組み合わせて、日本円に換算して1万円ほどのおむすび通貨を1日で手に入れる子さえいます。このようなこども夢の商店街でのリアルな体験を通じて、これまで数万人の子ども達が、働くことは楽ではないけれど楽しいということを学んできました。

しかし、今年、コロナウイルスの影響を受け、2020年2月の長野県松本市でのイベント開催を最後に、7月まで全てのイベントが中止され、8月以後の実施を決めたスポンサー企業もあるものの、どのような感染症対策を取ったとしても実施を躊躇してしまいがちで、岡山市内での開催を予定していたスポンサー企業も今年度は中止を決定しています。こども夢の商店街に限らず、学校行事も中止や縮小、習い事や家族イベントも自粛が続き、オンライン化が進んだことで人と人の関わりが減少し、子どもの成長機会の多くが失われてしまっている状況です。

そこで私たちは、誰もが安心して安全に参加でき、人と人とが触れ合うことができる新しいスタイルのこども夢の商店街を作り上げることにしました。すでにいくつかの会場で実施し、会場で行ったアンケート調査でも多くの方から賛意を示していただいています。今後、このような実績を積み重ねることで、開催を躊躇しているスポンサー企業の多くがこども夢の商店街の再開に向けて動き出し、全国各地で再びこども夢の商店街が開催されるようになるでしょう。今回は「新しいスタイルのこども夢の商店街」を全国各地に広めていくきっかけにもなると考えています。


このプロジェクトで実現したいこと

ただ恐れているだけでは、子どもたちの成長機会は失われるばかりです。そもそも子どものコロナウイルス感染リスクは極めて低く、未成年の国内死亡例はありません。適切な感染症対策を施し、無限の可能性を持って地域と自分自身の未来を作っていく子どもたちには、安心してこども夢の商店街を楽しみながら成長してもらいたいと思います。


資金の使い道

会場費・音響等の機材調達費・運搬車両費・ボランティアスタッフの食費(お弁当・お茶代)・感染症対策の物品購入費など

実施スケジュール

2020年11月8日(日) こども夢の商店街を岡山表町商店街で開催
2020年12月上旬    サンクスレター・レポート発送

<All-or-Nothing方式で実施します。>
本プロジェクトはAll-or-Nothing方式で実施します。目標金額に満たない場合、計画の実行及びリターンのお届けはございません。

リターン

・【オシゴト参加コース】岡山表町商店街で小学生がこども夢の商店街に参加して働くことができます。

・【お店屋さん出店コース】岡山表町商店街で小学生以上の未成年がこども夢の商店街に出店できます。

・【親子出店コース】岡山表町商店街で未就学児とその保護者がこども夢の商店街に出店できます。
・【応援コース】金額に応じて、サンクスレター、イベントレポートの発送、当日の印刷物へのお名前や屋号の表記を行います。

最後に

こども夢の商店街は、ボランティア参加する学生にとっても社会人基礎力を養う機会になっていますし、おむすび通貨を手に入れた家族が地域の商店を訪れるきっかけにもなっています。そして、子ども達が生き生きと働く笑顔が地域の皆さんを元気付けてくれるのです。

今年のコロナ禍で、岡山では中止になってしまったこども夢の商店街をなんとかして復活させたいと思います。どうかお力添えください!

チーム/団体/自己紹介・活動実績など

こども夢の商店街実行委員会

「こども夢の商店街実行委員会」は全国のこども夢の商店街を主催する学生組織で、継続的にこどもサポーターに参加している生徒・学生によって構成されています。実行委員会は学校の枠を超えた部活動のようなもので、こども夢の商店街会場でのリーダー活動以外に、改善活動、研修、交流会、協賛企業との意見交換会などに参加しています。こども夢の商店街の運営費は、イオンモール株式会社、イオンリテール株式会社、DCMホールディングス株式会社といった企業からの協賛金によって賄われています。

一般社団法人ユメ・フルサトは、実行委員会の事務局として、イベントで発行される「おむすび通貨」の管理業務などを行なっております。

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