はじめまして、学生団体SWITCHです。私たちは「ひとりでも多くの人に切り替わるきっかけを届け、社会を活気づける波を起こす」という理念のもと、2012年からカンボジアのコンポンチュナン州にあるTaches村の継続支援を行っています。



これまで私たちは、毎年9月頃学生1000人を集めたチャリティー運動会を開催し、参加者の皆様からいただいた参加費2000円で通学支援をはじめ、教室修復、トイレや貯水槽建設などを行ってきました。SWITCHのイベントや活動に参加してくださった皆様、偉大な先輩方にこの場をお借りしてお礼申し上げます。

新型コロナウイルスの影響で、例年開催していたチャリティー運動会や支援先を訪れるスタディーツアーが中止となりました。今回クラウドファンディングにて資金調達を行い、カンボジアの子どもたちへの教育支援を継続するため、公益財団法人民際センター様と共同でプロジェクトを立ち上げました。


私たちが支援しているカンボジアでは、1970年代、ポルポト政権による恐怖政治によって推定150万人〜200万人が飢餓、処刑、病気、そして過労によって命を落としました。特に、階級差のない共産主義社会を目指したクメールルージュでは、とりわけ知識人階層らが標的とされ、今でも教師や医師不足がカンボジアでは深刻な問題です。

カンボジアにおいて、私たちが支援する中学生の就学率は55.7% 、加えて中退率が高いことが問題となっており、中学校を卒業できる生徒の割合は42.6%です。また、現在のカンボジア人の識字率は80.5%と言われており、今なお、15歳以上の5人に1人が非識字者に該当します。


「教育を受けることは人権である」といった考えは、日本にいると当たり前のことように感じることかもしれません。しかし、十分な教育を受けることができていない彼らは、生活していく上で必要な知識を得ることができず危険な目にあったり、将来的に職業選択の自由が与えられなかったりと様々な権利を侵害されてしまうことになります。
教育は、人を育てるための投資であるとよく言われます。1人でも多くの子どもたちが学校に通い十分な能力を得て、それを仕事に活かすことができれば、国の経済の底上げを可能にします。それだけでなく、それぞれの家庭の貧困の連鎖を止めることにも役立ちます。

国連の教育科学文化機関ユネスコ憲章の前文でこのような有名な一節があります。

「戦争は人の心の中で生まれるものであるから、人の心の中に平和の砦を築かなければならない」

個人や異文化を尊重し平和の砦を築く上で教育は必要不可欠である、という考え方です。これは、つい25年ほど前まで戦争をしていたカンボジアや、その他途上国はじめ、世界中の人々にとって忘れてはならない大切な概念であると思います。教育を受けることで歴史を知り、継承していくことは新たな争いへの抑止にもつながるのです。

日本生まれの国際協力教育NGO公益財団法人民際センターの「ダルニー奨学金」制度は、経済的貧困で中学生教育を受けられない子供たちを支援する、国際教育里親システムです。ドナー1人につき1人の子どもを支援し、子どもには誰が支援してくれているのかを伝える”1対1の顔の見える教育支援”です。年間14,400円の支援で子どもが一年間学校に通うことができます。中学校入学から卒業までを支援します。カンボジアの対象地域の村には、銀行もなければ、学用品や制服等を購入するお店もありません。よって、現地事務局が物品を購入して、現地支給します。事前に制服のサイズ、靴のサイズ等を確認します。

(民際センター ホームページより)

今回共同でプロジェクトを立ち上げさせていただいた公益財団法人民際センター理事長 秋尾晃正様よりメッセージをいただきました。

「人は変われど」先輩から後輩へ引き継がれ、多くの大学の学生が参加する団体SWITCH。「仰は同じき光」で、運動会の開催を通して学生同士の親睦を深める。且つ、運営資金をねん出し、その中から毎年経済的に恵まれないカンボジアの小・中学校の生徒に奨学金提供し、実際に訪問し、その学校で運動会を開催する。ポルポト時代の後遺症で、未だに「おらが村」という共通意識が育たない浅薄な村社会。学校での運動会は「協働」のチームワークの形成に役立つ。運動会を通して、村社会の意識構造の変化のSWITCHを入れている。次世代の地域おこしのリーダーの育成運動だ。日本の誇るべき学生団体だと言える。 

学区域の村々は貧しいが、それでも貧富の格差が歴然。奨学金が無ければ中学進学できない子どもたち。奨学金支援をすることで、未来の夢を提供するばかりでなく、村全体に「光」を照らす。村人、先生、子どもたちは日本人の「こころ」に感動する。今年はコロナで開催できない運動会、でも、カンボジアの支援を継続したいSWITCH、応援しよう。 



公益財団法人民際センター 評議員株式会社エイチ・アイ・エス 元取締相談役 

行方 一正様

多くの若者に、本気で生きることの楽しさを気づかせてくれるSWITCHの活動は素晴らしいです。また、SWITCHの活動を通じての社会課題解決の事業を心から応援いたします。


資金使い方

クラウドファンディングで集まった資金は
・ダルニー奨学金
・クラウドファンディング手数料(14%)
に充てさせていただきます。
※リターンに含まれているTシャツ、アルバム、ポストカード、ステッカーと送料は、
学生団体SWITCHの運営費で負担します。

実施スケジュール

8月6日:クラウドファンディングスタート

9月19日:クラウドファンディング終了

24年度7月20日 申請振込


<All-in方式で実施します。>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

“学校は私にとってとても大切です。多くの知識や未来への希望も与えてくれる。また、前向きになれる。” 奨学生 中学3年生 Doem Katthaさん 

そう言った彼女の目は、強くて優しくて芯がありました。

私たちはそんな彼らの輝く目を守り抜きたい。彼らに希望にあふれた将来をこれからも見させてあげたい。かけがえのない存在である学校を絶対になくして欲しくない。現在コロナウイルス感染拡大の影響でより、経済的に学校に行くことが困難になっている子どもたちが増えています。

「学校に行く」ということはただ単に勉強しに行くということだけではありません。先生や友達と触れ合い、自分の楽しみを見つけ、将来どのような大人になりたいかを考えるなど、子供たちの選択肢を増やし、可能性を拡げることができると私たちは信じています。1人でも多くのカンボジアの子どもたちに切り替わるきっかけを届けたい、そのような想いで学生団体SWITCHは支援を続けています。

私たちの力だけでは今回のプロジェクトは成し遂げられません。皆様のお力が必要です。ご協力よろしくお願いします。

公益財団法人民際センター

民際センターは、経済的に貧しく学校に通えない子どもたちに、教育支援により就学の夢をかなえる国際協力NGOです。国同士の支援である「国際」支援ではなく、民と民を結びつける国際支援を「民際」と呼び、「民際力」による支援を通じて、世界の貧困と平和構築を目指し活動しています。主な事業は、ダルニー奨学金と国際里親制度です。

タイの子どもへの奨学金から始まった民際センターの活動は、3万7千人の賛同者に支えられ、ラオス・カンボジア・ミャンマー・ベトナムの延べ41万人を超える子どもの教育支援を実現しています。

民際センターの公式ホームページはこちらをクリック

学生団体SWITCH

MISSION

「1人でも多くの人に”切り替わるきっかけ”を届け、社会を活気づける波を起こす」

VISION

「日本一愛され、100年以上続く学生団体になる」
SWITCHの活動が一人でも多くの人に認められ、必要とされる。
いつの時代でも人々に本当に必要なことは何かを追求して、常に社会を活気づける存在でありたい。

VALUE

「素直・謙虚・感謝」
素直な心で接する 謙虚な姿勢を持つ 感謝を忘れない
想いを届けるため、変化を恐れない、前を向き挑戦し続ける

私たちは、カンボジアへの教育支援をはじめとし、国内外で様々な社会貢献活動をしています。

公式ホームページはこちらから

  • 2020/09/18 17:32

    はじめまして!学生団体SWITCH11代目代表の長部泰平です。まず初めにクラウドファンディングをご支援してくださった方々、本当にありがとうございます。昨年初めてカンボジアを訪れた時、自分は何ができるのか、何をすべきなのか、支援とは何か、日々考えるきっかけをあの場所でもらいました。私は、カンボジ...

  • 2020/09/18 17:31

    こんにちは!学生団体SWITCH2年の重富捺希です。現在、学生団体SWITCHではカンボジアの子どもたちが学校に通えるためにクラウドファンディングを実施してます。コロナの影響で、私自身は大学がオンライン授業になり、友達と会えなかったりと日々当たり前にしていた生活ができなくなってしまいました。で...

  • 2020/09/18 11:18

    こんにちは!学生団体SWITCHの永田飛鳥です!私は、カンボジアについてSWITCHに入るまで全く知りませんでした。ただ、貧しい国で貧しい子どもたちがいる、その浅い知識で、1年生の春休みカンボジアに渡航しました。「支援先の村へ、支援している私たちが訪問する。」貧しくて可哀想な子どもたちに支援し...

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