はじめに・ご挨拶

はじめまして。鳥取県倉吉市で活動している保護猫団体「猫じゃらし」の副代表 福本靖子です。今回のクラウドファンディングをきっかけに私たちの活動をより多くの方に知っていただき、単に資金調達といった意味だけでなく、地域で猫たちがのびのび安心に暮らしていく為のご支援、ご理解をいただけると幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。


このプロジェクトで実現したいこと
私と猫との出会い

「猫じゃらし」の保護猫活動の実態を詳しくお伝えする前に、まずはなぜ私がこういった活動に関わるようになったかをお話ししておきたいと思います。私と猫との付き合いは、振り返ると30年程前に遡ります。私は子供時代を鳥取の中でも自然豊かな関金(せきがね)という田舎で育ちました。小学6年生のある日、学校の帰りに同級生の友達から「靖子ちゃん、猫いらない?」と不意に聞かれて。親に確認もせず即座に「いるー。」と答えては、友達のところに迎えに行き、リュックに猫を入れ自宅まで30分以上の道のりをワクワクしながら帰ったことを覚えてます。

のちにマリと名付けたシャム猫はとっても賢く、ともに生活するようになると毎日私が学校から帰ってくるのを玄関でちゃんと待っていてくれました。マリと暮らした楽しい日々の経験が、今思うと私が猫を好きになるきっかけだったように思います。’99年、10歳のマリと関金の自宅前にて

それからは、どんどん猫好きに拍車がかかり近所の捨て猫を拾ってきたり、知り合いが見つけたけど行く先の決まらない猫をうちへ連れて帰ったり。一緒に暮らす両親には「またか!」と怒られ、完全に呆れられていましたが、いつの間にか私にとって猫たちと一緒の生活はとても当たり前で、どの猫も家族としてなくてはならない存在になっていました。

’97年、花子とチビ、他に3匹の猫と暮らす自宅にてよく「そもそも靖子さんは、いつから保護猫活動してるの?」という質問を受ける事があるのですが。その当時の私は「保護猫」なんていう言葉はもちろん知りませんでしたし、目の前にそのまま放っていたら弱っていく命があるなら、見なかったふりは出来ない。というごくごくシンプルな感情だけで動いていたように思います。

その後、念願のお店を持つきっかけに恵まれ2008年に鳥取県倉吉市にお米と自然食品のお店「ねこ。」を開くことになりました。なぜ「ねこ。」という店名をつけたの?とよく聞かれるんですが、猫が大好きというのはもちろん、猫と一緒にいる時のほっこりとした時間をお客様にも過ごしてほしくてこの店名にしました。

仕事を始めてからも近所の方の野良猫トラブルの相談に乗ったり、拾われた猫たちの里親探しを並行して続けていましたが、そういった活動も2016年頃から年々個人でお世話ができるレベルの数を超えていった為。猫たちのためにも、個人ではなく仲間と複数での活動をしていきたいと考え、同じ倉吉市ですでにグループとして動いていた「猫じゃらし」のメンバーに入れてもらうことにしました。実際に保護猫団体の活動に関わり始めると、猫にまつわる相談が時期によってはほぼ毎日の様に来たりします。なぜこんなにも、世の中で人と猫との関係性がうまくいかないのか?ということに驚いたり、悩む日が続きました。

保護猫活動団体「猫じゃらし」とは?

代表の丸本さんと私

一般の方にとっては、「保護猫活動」と言われても実際にはどんなことをしているのかは、なかなかイメージがつきにくいところかと思います。いま現在、「猫じゃらし」がメインでおこなっているのは「TNR」と呼ばれる活動です。これは地域猫活動とも言われていますが、猫の過剰な繁殖を防ぐために、野良猫たちを「T:Trap(捕獲)してN:Neuter(不妊去勢手術をして)R:Return(元の場所に戻す)」活動です。その際、「猫じゃらし」のメンバーはその地域の方たちとお話しをし、猫たちにご飯をあげることと、その後の見守りをお願いします。猫たちは、外でそれまで通り自由に暮らしながらも、人に見守られつつその土地で一代限りの命を全うしていきます。


猫達に対して人間が不妊去勢手術をすることに嫌悪感を抱く方もあるかとは思いますが、いま現在の日本で猫達の置かれている状況を鑑みると、新しい命がどんどん生まれてもそれを受け入れるキャパシティがなく、邪魔者扱いをされ殺処分されてしまう可能性も高く。一番最悪な状況を防ぐための方策としては取らざるを得ない方法かと考えています。

そのほかには、野良猫トラブルの相談にのったり、捨て猫や怪我をした猫たちの保護や、拾われた猫たちの里親さんを譲渡会を開いて探したりと、活動内容は多岐に渡ります。保護する猫たちは、ほぼ野良猫ということもあり、体質や性質も様々です。猫風邪や猫エイズ、猫白血病にかかっている子たちもいますし、それまで人間に虐待を受けた経験を持ち、人に対して恐怖心や警戒心をむき出しにする子たちもいます。そんなわけで保護したからといって、すぐに次の行き先を見つけられる猫たちばかりではなく、それぞれの猫にあったペースで体調を整えたり、人と猫との信頼関係を時間をかけて築き直していくことも必要です。そのためには、安定した猫たちの食事や必要な医療費、猫たちを保護できるスペースの確保などが絶対となり、現状課題は山積みです。しかし、そんな中でもなぜ私たちが活動を続けているかと言えば、保護当初は険しい顔つきで人間に対して敵対心を持っていた猫が、だんだんと心を開いてくれて穏やかな顔つきに変化していくのを見られたり。里親さんへの正式譲渡が決まり、猫たちが迎えられて行った先のお宅で幸せそうに過ごしている光景に出会える瞬間があるからかもしれません。

☆2019年時点では、TNR実績:139頭、保護猫預かり数:82頭、譲渡実績:72頭


いま一番の問題は何か?

「猫じゃらし」が抱えているいま一番の問題は、猫を保護することで発生する、猫たちの日々のごはん代、トイレの砂代、ワクチンなどの医療費代などの金銭的なことと、飼育場所の確保です。今までは、メンバーで手分けをして各自の家で保護された猫たちを預かり、かかる費用も一部寄付でいただいたお金とそれぞれの自費(持ち出し)でまかなってきましたが、いつまでもそのようなことを続けていけるわけもなく。所属するメンバーの中には、個人宅で25匹もの猫たちを預かっている方もありますが、一緒に住まわれているご家族との関係性にも支障をきたすなどの問題も出てきています。

猫たちを継続的に保護するために、コンテナハウスと経済システムを作りたい!


このままではスペース的にもメンバーの精神的にも限界がきてしまうため、今年の5月には、私が個人的に猫の一時預かり場所となるコンテナハウスを購入し自分の店の裏の空き地に設置することで急場をしのいでいます。現在、このコンテナハウスは窓やクーラーをつけるなどの工事を済ませ、ケージを10個設置し、最大15頭までの猫の保護が可能になりました。第二種動物取扱業も取得し、飼育数管理と感染症対策は、15頭まで飼養でき、入室の際は手指消毒、マスク着用をしております。

しかし、この環境を維持するためにも資金は必要です。これまでのように皆様からの寄付やメンバーの持ち出しだけに頼っていては、先が見えないこともあり今後は、猫じゃらしの活動資金を自分たちでも生み出せる体制を整えようと計画しています。


コンテナハウス前にて

コンテナハウス内

第二種動物取扱業の届け出その一つの試みが、「猫じゃらし」のオンラインストアの開設です。これまで「猫じゃらし」の活動の発信は、フェイスブック、ブログ、インスタグラムなどで行ってきましたが、HPを立ち上げそこで猫たちにちなんだオリジナルグッズの販売をすることで、保護猫ファンの方たちとのつながりを深めるとともに、自前でも活動資金を作っていきたいと考えています。オリジナルグッズの販売に関しては、これまでも「猫じゃらし基金」と銘打って、私の店であるお米と自然食品「ねこ。」の店頭で、猫の首輪、猫のおもちゃ、手作りマスク(人間用)などの販売を試みてはきましたが、今後は県内外の異業種のかたとのコラボ商品開発も進めていく予定です。

そういったことを踏まえて、今私たちが必要としている資金とその内訳は以下のようになります。

<資金の使い道>

*コンテナハウス(全長7m×幅2.5m) 50万円

*窓、ドア設置費 10万円

*電気工事費 30万円

*ケージ購入費 15万円

*ホームページ制作費 20万円

*オンラインストア制作費 15万円

*猫の管理費(約3ヶ月分の猫の生活費、医療費、光熱費)32万円  

*手数料 28万円   合計200万円

夢は、町のみんなで猫と共に暮らしていくことです!

「猫じゃらし」の活動に関わり、地域での猫のおかれている現状や課題と向き合ってきたことで、私には夢ができました。今はコンテナハウスを設置する事で精一杯ですが、一言で猫といっても病気を持っている子もいれば元気な子たちもいるので、彼らがそれぞれの状況に応じてスペースの余裕を持って暮らせる一軒家を確保するという夢です。

もともと私は、自分が幼い時期を緑が豊かで人と猫がゆったりと当たり前に共存していける環境で育ちました。そこには、人々の前提の意識として、「地球は人間だけが住んでいる場所ではない」という思いがあったように思います。自分にとって都合の悪いものは排除して殺してしまえばいいでは、そこに住まう人の心もどんどん窮屈になりひいては人にとっても生きづらい世の中になっていくようにも感じます。猫だけでなく、そのほかの動物たちとも折り合いをつけながら、同じ場所で過ごしていくことで種族を超えた心のふれあいができる。「保護猫」なんて言葉が必要なくなって、すべての猫たちが幸せに眠れる場所がある社会を作っていきたい。そんな日が来ることを願いつつ、これからも今自分たちのできることを積み重ねていきます。

皆様の応援をよろしくお願いいたします。


<All-in方式の場合>

本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

  • 2020/09/21 20:32

    9月20日(日)は保護猫譲渡会でした(^^)9組22名の方が来てくださいました。5匹のトライアルが決まりました♪みんなのずっとのお家が決まりますように☆

  • 2020/09/11 23:29

    いつもお世話になっている地元の日本海新聞に載せていただきました。ありがとうございます!皆さんに見ましたよーと声を掛けていただき嬉しいです。

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