▼はじめにご挨拶

はじめまして。NPO法人生涯学習サポート兵庫、カラフルプロジェクト(発達障がい児対象野外活動プログラム支援事業)担当の大西です。
私たちNPO法人生涯学習サポート兵庫は、「効率や結果重視」の社会体質を改革し、「過程を大切にし評価される社会」の実現を目指し日々活動しています。

子育ての孤立、自尊心の低下、若者の社会力不足。昨今、日本の社会問題は多様化しています。これらの問題の原因に「効率や結果重視の社会体質」があるのではないか、そう私たちは考えています。

これらを「体験プログラム=あそび」のチカラで解決したい、そう考え、私たちは「あそび」を提供してきました。

 

 

 「あそび」とは、あそんだ結果ではなく、どんな方法で、どんな気持ちであそんだのかという結果にいたるまでの過程をあらわします。「あそび」には、たくさんの人と関わり、共感し、多様性を認め人とつながってゆけるチカラがあります。

気持ちやコミュニケーションなど数値化できないものは無視され、目に見える結果ばかり優先される現代日本の社会体質。

そんな社会だからこそ、生活に「あそび」を取り入れる必要がある。

その考えのもと、子供向けキャンプや、青少年指導者育成事業や、子育て支援事業など幅広い分野と多年齢層へ向けたプロジェクトを展開してきました。

「あそび」はあくまで道具ですが、そこから学びへとつながってゆく、そんな「あそび」をNPO法人生涯学習サポート兵庫は追求し、提供し続けていきます。

 

▼このプロジェクトで実現したいこと

 2003年に設立されてから、当法人は、様々な分野で活動してきました。

カラフルプロジェクトもそのうちの一つです。

カラフルプロジェクトは、発達障がい児の余暇活動や挑戦の場が制限されている社会の中で、発達障がい児や保護者の孤立を防ぐため、また、子どもたちの居場所づくりと余暇活動支援を目的に活動しています。

 2005年3月に1泊2日のキャンプを行い、2008年に障がい児を対象としたキャンプのボランティアグループ、チームカラフルが発足。

カラフルプロジェクトでは、チームカラフルが中心となり、これまで、障がい児向けキャンプを50回以上、600人以上の子どもたちと行ってきました。

 親と離れ、日常とは離れた環境に身を置くことは、自分自身のチカラで新しいことに挑戦できる絶好の機会です。

今回のキャンプを挑戦の機会が限られている発達障がい児たちの新しいチャンスにできればと考えています。

発達障がい児は学習や運動の面での遅れが原因でからかわれたり、コミュニケーションやあそびを苦手とした場合には、仲間に入れてもらえなかったりと周りにうまく馴染めず、孤立しやすい傾向があります。

また、当人の言動が必ずしも周囲に理解されるとも限らず、反対に不満を持たれたり、責められたりといった状況も珍しくありません。

自己表現やのびのびとした言動の否定は、自信の消失、劣等感による苦悩につながります。

自身を受け入れてくれる居場所がないこと、自分を理解してくれる者がいないことは、不登校、外出数の低下や、自主性が育たない、将来への希望が持てないなど様々な問題を生み出します。

また、発達障がい児向けのイベント数が少ないことも相まって、発達障がい児の余暇活動の場は限られています。 

こういった問題を解決するために、新たな挑戦の機会、仲間づくりの場を増やしていけるようカラフルプロジェクトではキャンプを提供してきました。

 

 また今回のような、保護者の同伴しない宿泊キャンプは発達障がい児たちの刺激になるだけではなく、保護者にも良い機会になるのではないかと考えています。

子どもに真剣に向き合っているからこそ、子育てに不安や疲労を感じる。

子どもの将来を考えると気分が沈んでしまい、自分を責めてしまう。

発達障がい児、健常児にかかわらず、常に子どもといると息が詰まってしまうのは当然ではないでしょうか。

発達障がい児が宿泊を伴う活動をする場合、通常保護者の同伴が条件内に含まれている場合がほとんどです。

このキャンプが、保護者にとってリフレッシュの機会になればと考えています。

すべての人が住みよいと思える社会の実現のためにご協力よろしくお願いします。

▼これまでの活動

 生涯学習サポート兵庫の発達障がい児・者キャンプの過去3年の記録

(平成28年度) 12月 ほのぼ~のキャンプ(2泊3日クリスマスキャンプ)

        8月 カラフルキャンプ(1泊2日夏キャンプ)

        7月 カラフル親子キャンプ(ディキャンプ)

        6月 楽鼓の会(ディキャンプ)

(平成27年度) 12月 ほのぼ~のキャンプ(2泊3日クリスマスキャンプ)     

        7月 楽鼓の会(デイキャンプ)

(平成26年度) 12月 ほのぼ~のキャンプ(2泊3日クリスマスキャンプ)

        6月 楽鼓の会(デイキャンプ)

 

 ▼クラウドファンディングの使い道

15名分の参加費を半額負担 140,000(円)

イベント開催費 200,000(円)

その他雑費 10,000(円)

合計 350,000(円)

 

今回のクラウドファンディングでは、キャンプの参加費を健常者の参加費と同額にすることを目標としています。

障がい児と健常児とで差のある参加費を皆様からのご支援でなくしたいと考えております。

そもそもなぜ障がい児と健常児とでは参加費に差がでるのか。これは、子ども本人と活動をともにするボランティアと2人分の費用がかかるためです。

ほとんどの野外活動の場合、児童5~6人に対して安全や体調管理を行うボランティアが1人で担当します。

しかし、発達障がい児の参加者の場合は異なります。

落ち着けずじっとしていられない子、突発的な言動をとってしまう子、特定なものへのこだわりがある子など、障がいといっても様々なケースがあり、1人の参加者に対して1人のボランティアが常に一緒に行動する必要があります。

このため、ボランティアの費用も参加費として負担していただくことになり、その結果健常児と比べると、1.5~2倍参加費が高くなっています。

ボランティアの参加費をボランティア自身に払ってもらえばよいのではないか、そう思われる方も多いかと思います。

ボランティアの基本は自発的な奉仕活動にあるとはいえ、参加費に約1万円かかると聞いて、継続的に参加して下さる方は多くありません。

活動を継続して、提供するためにも、ボランティアや参加者への金銭的な負担は最小限にとどめたいのです。

 

 仲間づくりや自分の役割探しは、様々な体験をして学んでいくものです。

現在、多種多様なイベントが開催されていますが、発達障がい児向けのイベント数は少ないままです。

これは、発達障がい児たちには自分の能力を育てるチャンスが少ないことを意味します。

また、保護者にとっても「自分の子どもは何に興味があるのか?」「どうすればこどもの長所が生かされるのか?」把握しづらい現状があります。

高額な参加費が子どもたちの活動の場の障壁になっているのならば、参加費を下げて、子どもたちがいろいろなことに挑戦できるようサポートしていきたいと考えています。

 

 

▼リターンについて

3,000円

・サンクスメール

・カラフルプロジェクト ホームページにお名前を掲載(希望者のみ、ニックネーム可)

 

① 5,000円

・サンクスメール

・カラフルプロジェクト ホームページにお名前を掲載(希望者のみ、ニックネーム可)

 

② 5,000円

・サンクスメール

・カラフルプロジェクト ホームページにお名前を掲載(希望者のみ、ニックネーム可)

・オリジナルマグネット 

 

③ 5,000円

・サンクスメール

・カラフルプロジェクト ホームページにお名前を掲載(希望者のみ、ニックネーム可)

・授産施設で作られた商品(カタログよりお選びいただきます)

 

①10,000円

・サンクスメール

・カラフルプロジェクト ホームページにお名前を掲載(希望者のみ、ニックネーム可)

・オリジナルマグネット

・カラフルプロジェクト主催の研修会へご招待

 

②10,000円

・サンクスメール

・カラフルプロジェクト ホームページにお名前を掲載(希望者のみ、ニックネーム可)

・オリジナルマグネット 

・授産施設で作られた商品(カタログよりお選びいただきます)

 

①30,000円

・サンクスメール

・カラフルプロジェクト ホームページにお名前を掲載(希望者のみ、ニックネーム可)

・オリジナルマグネット×2

・授産施設で作られた商品(カタログよりお選びいただきます)

 

②30,000円

・サンクスメール

・カラフルプロジェクト ホームページにお名前を掲載(希望者のみ、ニックネーム可)

・クリスマスにプレゼントをお届け(子どもたちがキャンプで作成します)

 

▼最後に…カラフルプロジェクトメンバーのおもい

NPO法人生涯学習サポート兵庫副理事長兼カラフルプロジェクトメンバーの榎本です。

日常生活において「体験」は必要なもの。多くの「体験」をすることで、社会生活に必要なスキルが学べていくと思います。長年キャンプという手段で、たくさんの子どもたちの体験活動に関わってきましたが、あるときこんな電話がありました。

「うちの子、障がいがあるということで、キャンプ参加を断られたのですが、そちらでも受け入れは難しいですよね」と。

半ば諦めにも近いお母さんの訴えでした。障がいがあるからこそ、健常者以上に体験をすることが必要だと思います。しかし日常では、なかなかその機会は得られないのが現状です。

年に数回しか実施できていませんが、その1回1回が参加者の将来にプラスになればと、キャンプを運営維持しています。保護者からの信頼も増し、日常生活の相談や進路の話もしていただけるようになりました。そして子どもたちが安心感と期待感を持って参加していることが、何よりもの励みです。

子どもたち、保護者のために、このキャンプを今後も続けていきたいと考えていますので、ご支援よろしくお願いします。                  

  • 2017/08/24 13:59

    8/4(金)~8/5(土)に開催したキャンプの報告です! 遅くなって申し訳ありません

  • 2017/08/09 14:05

    8/4(金)~8/5(土)のキャンプが無事終了いたしました。 クラウドファンディングプロジェクト、「発達障がい児のためのキャンプを開催したい!」へのご支援、プロジェクト拡散、告知、大変ありがとうございました。 皆様からのご支援により、無事キャンプを開催することができました。 キャンプの報...

  • 2017/07/12 08:08

    クラウドファンディングプロジェクト、「発達障がい児のためのキャンプを開催したい!」を無事終了することができました! ご支援してくださった方、プロジェクト拡散、告知をしてくださった方本当にありがとうございます。 皆様からご支援、ご協力いただき、たくさんの方に支えていただいていること、本当に必...

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