このページをご覧いただきありがとうございます。Agribuddy Ltd.の中野陵と申します。

私たちAgribuddy Ltd.は『新興国小規模農家の暮らしを経済的に底上げすること』をミッションに、カンボジアとインドの小規模農家が必要としているサービスをパッケージ化して提供しています。

Agribuddyの目指す世界観のイメージ動画を用意しましたので、ぜひご覧ください。


Agribuddyが活動するカンボジアやインドの農村に住む農家は、皆様が生活するような経済システムから断絶されています。そして彼らのことを誰もきちんと把握できていません。私たちが実際に見てきた事例としては、農家自身どれくらいの大きさの畑を持っているのか知らない、昨年の収入がわからないなど、日本の当たり前は通用しません。

こういった状況のため農家は資金不足に喘ぎ、長時間労働を行う割に収益は低く貧困から抜け出せないという、負のスパイラルが起こっていました。この負のスパイラルを断ち切り、農家の生活を豊かにするために、Agribuddyはシステムを使い農家の情報を集め、必要としている物とサービスが必要なタイミングで手に入るようパッケージを作ることによって、この問題解決を目的とした事業を行っています。

(下図参照)

Agribuddyはカンボジアでの活動の中で、農村部のまとめ役を”Buddy”として選出し、Buddyを中心に草の根ネットワークを構築してきました。

このネットワークにより、これまで誰も正確な情報やデータを持ち得なかった僻地農家の現場をしっかりと把握することができ、最も困っている層に的確にアプローチすることが可能です。(カンボジアのような途上国では、政府の支援や一般の寄付は都市や都市近郊の農村部に届きやすく、今回被害を被っている僻地農村部には届きづらい状況です。)

また一度のみの支援ではなく、今回の支援をきっかけとして継続的にサポートを行える環境もAgribuddyは持っています。

Buddyによる農業指導

新サービス導入に向けた農村視察



カンボジア西部を中心に過去に例を見ないほどの水害が発生し、Agirbuddyが関わる地域の農家にも甚大な被害が出ています。

-417,392人(104,348世帯)が被害

-42,332人(10,583世帯)が避難

-死者34人

-水没した稲田 247,408ヘクタール

-稲田の水没により失われたコメ農家の収入:約190億円

-水没した畑作農園82,424ヘクタール

-畑作農園の水没により失われた農家の収入:約80億円

(2020年10月20日現在)

河川が氾濫し稲田に濁流が流れ込む

完全に水没した稲田

冠水したBuddyの家


今回の水害は農村部を中心に発生しており、農村部に住むほとんどの人は小規模農業と出稼労働の仕送りで生計を立てています。

小規模農家は農地を担保にして農業用資金を銀行などの金融機関から借り入れることによって農業を営んでいるため、自転車操業で十分な貯金はありません。また、小規模農家に対する保険サービスはカンボジア農村部では普及しておらず、多くの農家は今回のような災害に対して完全に無防備な状況にあります。そもそも農家は保険というものが何なのかさえも理解していません。

さらに、今回の水害はコロナの影響でただでさえ収入が低下していた中で起こったものであり、多くの農家が借入を返済できなくなることは目に見えています。

従来であれば、首都のプノンペンや観光地であるシェムリアップ、タイやベトナムなどの隣国に若者が出稼ぎにいき、そこでの稼ぎを仕送りとして農村の家族が受け取ることができたため、農家は農業以外にも収入源を確保できていました。しかし、コロナ下でプノンペンでのビル建設は軒並みストップ、観光客であふれていたシェムリアップの繁華街はゴーストタウンと化し、多くのホテルやレストランが廃業に追い込まれました。またカンボジアの産業の柱となっていた縫製業も倒産が相次いだことから出稼ぎ先が急激に減少。隣国との国境も今年の3月に封鎖されたため、出稼ぎに出ていた若者は農村に帰らざるを得ませんでした。

このように農業以外の収入源がなくなっている中での大洪水により、農家は窮地に立たされています。

こういった状況下で多くの農家が破産し、自分の土地を手放すなどの最悪の事態も考えられます。



この状態を打破し被害を受けた農家がより迅速に農業を再開し、従来の生活に戻るためには

『現在の状況を整理し新たに農業資金を調達できる環境を整える必要があります』

そこでAgribuddyは「Buddyを中心とした草の根ネットワーク」と「農家のデータ」を駆使し以下の方法で農家を支援しようと考えています。

1、Buddyを通し地域農家の被害状況を把握

同じ村に住んでいる農家でも、少し場所が違えば被害の状況がかなり変わってくる可能性があります。Buddyは農家と同じ村に住んでいるので、直接農家の農地を訪問し、実際の被害状況を把握することが可能です。

2、被害状況をもとに各農家への支援額を決定

Buddyから得た実際の被害状況を農業専門家が分析し、各農家への支援額を決定します。

3、支援額を各農家の借入先(銀行などの金融機関)へ送金し農家の借入を整理する。

みなさまからいただいた支援額に対してAgribuddyが30%を加算して農家が借入している金融機関に農家の返済金の一部として支払を行います(例、支援額1万円+AGRIBUDDY負担3,000円)。これにより農家の借入は整理され、農業再開の基盤を整えることができます。

4、Agribuddyのサービスを通し、農業を再開する。

支援金は農家の支援のために使われますが、その後もAgribuddyとして継続的に農家をサポートしていくことが可能です。特に、今回の気象災害下での金銭的支援を農家に体験してもらい、擬似的な「保険」と捉えてもらうことで、農家の保険の理解にも繋がると信じています。Agribuddyはカンボジア国内最大手の損害保険会社Forte Insuranceとも提携しており、これまでも小規模農家向けの天候保険サービスの構築に努めてきました。今回の支援後、Agribuddyを通して農家に保険サービスをさらに普及させ、農家が天候リスクに人生を振り回されることなく農業を営むことができる環境を作っていきたいと考えています。



Agribuddy会員農家が暮らす地域の被害状況の把握を行い、被害が大きい農家から支援を行っていく予定です。目標は2,000農家への支援です

カンボジアの小規模農家が農業を行うために借り入れている金額は平均5万円程度です。その中で、作物へのダメージが大きく今後の農業資金に大きな影響を及ぼしてしまう農家に対して、みなさまからいただいた支援額にAgribuddyが30%を加算して、金融機関に農家の返済金の一部として支払を行います。これによって農家が次の栽培期の必要資金をまた金融機関から借り入れることが出来るようになり、生活基盤を再構築出来るようになります。



10/20〜11/01 Agribuddy会員農家の被害状況をBuddyが収集

11/1〜11/08 Agribuddyの農業専門家が支援金額を算出

11/9〜11/20 農家に支援金額を通達

11/20 〜11/30 金融機関に各農家の支援額を送金し、借入を整理する

上記と同時進行で、農業再開のサポートを行う予定です。

<All-in方式で実施します。>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

備考:15,000円のリターンはスカーフのデザイン決定後に追加予定です。



Agribuddyのブランドアンバサダー、本田圭佑選手からもカンボジアの農家に伝えてほしいと下記メッセージを頂いています。

To Cambodian people 

I'm so sorry for all victims and their families in the heavy rain and flood. 

I'm feeling bad that I can't help you. But I'm worried about you. 

Only the words I can say is stay safe and stay strong. 

See you soon!

Keisuke Honda

本田さんがAGRIBUDDYオフィスを訪問した時の動画はこちら



農家に対する様々な物的支援(食糧や寝具、衣類など)が開始されていますが、経済基盤を再構築するためには一定の現金でのサポートが必要です。しかしまた、その現金が最も効果的かつ効率的に利用される手段をデザインする必要が重要です。長年小規模農家に寄り添い、厳しい現実と戦ってきたAgribuddyだからこそ、現状の農家を取り巻く自体の深刻さを深く理解していると同時に、この危機を乗り越えていくための最適な手段も提供出来ると自負しています。


  • 2020/11/04 19:30

    こんばんは、Agribuddyの中野です!本日追加リターンとしてクロマースカーフを公開しました、リターン金額は8,000円で色は二色から選べます。クロマーとはカンボジアの伝統的な手織布のことで スカーフだけではなく、生活のあらゆるシーンで活用されいる万能布です。特に農村部では、腰に巻いたり、...

  • 2020/10/29 10:51

    こんにちは、Agribuddyの中野です!本日で公開から4日目ですが、プロジェクトの開始前から私やBuddyは農村の被害状況の調査を行ってきました。しかし、一部の農村は道が川になって通れない、橋が沈んで先に進めないなどの様々な問題で調査ができていませんでした。そしてここ数日晴れ間が続きやっと農...

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