高校生の私たちに出来ること

「皆さんには自分のペンがありますか?」

「ペンが無くて宿題が出来なかった経験はありますか?」

この質問に対して、「持っていません」または「あります」と答えた人はいないでしょう。

では、同じ質問を南アフリカの貧困層の子供たちに問いかけてみたら、どのような答えが返ってくるでしょうか?多くの子供たちから「持っていません」または「あります」という答えが返ってくるでしょう。

南アフリカの貧困層の子供たちは一人一本ペンを持っていません。そのため、家に帰って宿題をすることが出来ないのです。

私たち、横浜女学院高等学校、高校二年生の山本をはじめとする4名は、南アフリカの貧困層の子供たちの現状を知り、私たちに何かできることはないかと考えました。そこで、特定非営利活動法人TAAA(アジア・アフリカとともに歩む会)と協力し、南アフリカの貧困層の子供たちにペンや勉強道具、本などを送ろうという活動を始めました。

コロナウイルスの影響もあり、勉強すらも困難となってしまった南アフリカの貧困層の子供達に対して、例えわずかであっても笑顔を届けたいと思っています。是非、皆様のお力をお貸しください。

現在の南アフリカ

国際教育到達度評価学会(IEK)が2016年に実施した諸学率調査では、南アフリカの生徒の78%は、9~10歳の時点までに文字を読んで意味を理解することが出来ませんでした。そのほとんどが貧困家庭で育った子どもです。2006~2015年の貧困傾向報告書によると、南アフリカの人口の55.5%にあたる3040万人が貧困状態にあると言われています。そのほとんどが、1日1.90ドル、日本円だと210円以下で暮らしています。

このような極度の貧困家庭に生まれた子供たちは、平等な学びを受けることが出来ません。そもそも南アフリカの貧困層の子供たちは、一人一本ペンを持つことが出来ず、家に帰って宿題をすることが出来ません。

また、南アフリカでは就学前教育(幼児教育)を受けている子供の数が極端に少なく、就学前教育を受けられるのは5人に1人にすぎません。そのため、就学前教育を受けた子どもとの教育格差が広がってしまいます。



私たちの目標

特定非営利活動法人TAAAアジア・アフリカとともに歩む会の提携校であるMehlomnyama Primary (メショムンヤマ小学校)の生徒280名にペンを一人一本届けます。また、Mehlomnyama Primaryに英語の本とボールを寄贈する予定です。

私たちがペンを南アフリカの子供たちに届けることにより、貧困層の子供達も宿題が出来るようになって欲しいと思っています。宿題が出来れば授業の復習が出来るため、勉強の質が上がります。そうすると、将来の夢も広がると思います。

また、私たちの学校ではこれらの活動を継続して行おうと思っております。継続して活動を行う事で、多くの子供たちに笑顔を届けられると考えております。


TAAA(アジア・アフリカとともに歩む会)について

クワズールー=ナタール州の様々な地区にある小学校から高校までを対象に、図書館支援菜園支援サッカー支援といった、様々な活動を通じて、子供たちの健全な発達や教育に長年携わっているNGOです。

2019年には、英語の本や算数セットの収集、梱包をし、南アフリカへ発送。その後、TAAAの提携校である12校に配布を行っています。

私たちはTAAAの役員である平林さんと連絡を取り、現地の状況や、現地の学校では実際に何が必要なのかなどという情報を共有してまいりました。とても信頼できるグループです。

TAAAのHP:

TAAA平林提供

応援メッセージ

平林薫様
南アフリカの隔離地域の学校はまだ設備や教材が十分でない事や、保護者が子供たちに学校で必要な物品を買ってあげられない状況などから、質の高い教育が受けられない生徒が多くいます。TAAAはそのような学校に図書館の設置と利用促進を行い、生徒たちが本を読める環境づくりをしています。その読後にブックレビューなどを書かせているのですが、ペンを持っていないため友達とシェアーしている生徒の姿が多くみられます。生徒たちが読む力と同時に書く力を身につけられるよう文房具が必要です。横浜女学院の皆さんが提案してくださった“南アフリカの子供たちにペンを送ろう”という計画にご支援・ご協力よろしくお願いいたします。


横浜女学院中学校高等学校 校長 平間宏一
横浜女学院の有志の生徒たちが、貧困のために学習に困難をしている南アフリカの子供たちに、自分たちでできることを考え、行動に移そうとしています。TAAA(アジア・アフリカとともに歩む会)のご協力を得て、クラウドファンディングを立ち上げて支援することとしました。
横浜女学院ではESD(Education for Sustainable Development)に取り組んでいます。今だけではなく、持続可能な社会にするために。自分たちが生きるこの時の中で、今、一人ひとりに何が出来るのか。そんな思いからの彼女たちの行動「南アフリカの子供たちにペンを送ろう」に是非お力をお貸しください。



資金の使い道

物資購入費:約40万
輸送費その他:約10万(人件費はボランティアで賄うため無料)
リターン品購入費:約30万
手数料:約20万(9%+税)

合計:100万


※現地の状況などにより、多少変更が起こることをご了承ください。
※上記はあくまでも目安としてご理解いただければと思います。
※目標金額を超えた場合、支援する学校の規模を拡大して支援を行います。
※最終的な支援結果については、経費含め報告書を作成します。


実施スケジュール

6月上旬   クラウドファンディング開始

6.7.8月中  横浜女学院在校生への英語の本や算数セットの回収の呼びかけ

7月下旬  募集終了

9月上旬  ペンなどの購入

10月上旬    南アフリカへ輸送(現在は航空便での輸送を検討しています。しかし、支援額や支援物資の量によっては船での輸送に切り替える可能性があります。)

12月    南アフリカ着(南アフリカからMehlomnyama Primary へはTAAAの方々や私たちの活動にご協力いただいている信頼できる方々が引き継いでくださいます。)

1月     リターン発送

<All-in方式で実施します。>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。


ペンの購入元について

この度、南アフリカのMehlomnyama Primaryの子供達へ送るペンは 株式会社 啓明様にご協力いただき、約300本を購入することとなりました。


リターン

1000円 thank you mail
運営スタッフからペンなどを受け取った子供たちの様子とともに感謝の気持ちをメールで送らせていただきます。(2022年1月予定)


5000円 thank you mail  活動報告書 子供たちの写真
ペンなどを受け取った子供たちの写真とともに活動報告書を送らせていただきます。(2022年1月予定)


10000円 thank you mail  活動報告書 横女グッズ(下敷き) 子供たちの写真
運営スタッフが在籍している横浜女学院のグッズ(下敷き)をお送りいたします。また、ペンなどを受け取った子供たちの写真や活動報告書もお送りさせていただきます。(2022年1月予定)
限定300人


30000円 thank you mail  活動報告書 横女グッズ(シャーペン) 子供たちの写真
運営スタッフが在籍している横浜女学院のグッズ(シャーペン)をお送りいたします。また、ペンなどを受け取った子供たちの写真や活動報告書もお送りさせていただきます。(2022年1月予定)
限定120人


50000円 thank you mail  活動報告書 横女グッズ(ノート) 子供たちの写真
運営スタッフが在籍している横浜女学院のグッズ(ノート)をお送りいたします。また、ペンなどを受け取った子供たちの写真や活動報告書もお送りさせていただきます。(2022年1月予定)
限定240人


110000円 thank you mail  活動報告書 子供たちの写真 サンクスムービー 横女グッズ(下敷き、シャーペン、ノート)
運営スタッフからのサンクスムービーと運営スタッフが在籍している横浜女学院のグッズ(下敷き、ノート、シャーペン)をお送りいたします。また、ペンなどを受け取った子供たちの写真や活動報告書もお送りさせていただきます。(2022年1月予定)
限定 10名

最後に

私たちは現在高校二年生です。毎日不便のない生活を送っています。毎日当たり前のように電車に乗り、勉強をし、ご飯を食べ、部活動に励んでいます。しかし、そのことが当たり前ではない事を知りました。私たちと同い年または年下の子供たちが地球の反対側で今、困っています。残念ながら、今回の支援を通じて根本的な南アフリカの問題を解決することはできません。しかし、私たちがこのような活動をし、手を差し伸べることで未来への希望が南アフリカの子供たちに少しでも与えられるのではないかと考えます。わずかであってもこの支援によって未来へ希望が持てる南アフリカの子供たちが増えることを祈っています。


プロジェクトチームの紹介

横浜女学院生徒


山本麻友香佐藤果歩佐藤果歩

坂本麗

畑京那

TAAA
平林薫(TAAAの現地活動の中心的な役割を務めている)



このプロジェクトの問題報告はこちらよりお問い合わせください