こんにちは、はじめまして。まずはじめに、私たちの活動ページをお読み頂きありがとうございます!

私たちheywandaは、女性が毎月経験する「生理」について向き合い、社会がより一層生理に対する理解を深められるような活動を行っています。

メンバーの中には、女性の生理について、企業や学校でセミナーを開いたり、肌と環境に優しい布ナプキンを製造したりしている仲間がいます。生理がより一層身近なものになり、学校や会社で男性と女性が平等に活躍できる世の中となることを願って活動を行なっています。

又、メンバーの半数は国連NGO WFWP(世界平和女性連合)にてルワンダの人々の自立支援を行なっています。今回私たちは「生理」を通してルワンダの人々の平和と自立支援に目を向けました。


<↑heywandaの活動の様子>



〜ルワンダの自立支援への経緯〜

1994年4月7日から約100日に渡ってルワンダで80万人が犠牲になった大虐殺が起こりました。フツ系の政府とそれに同調するフツ過激派によって、多数のツチとフツ穏健派が殺害されました。当時の全人口の約10~20%が犠牲になり、紛争後の1995年には、女性が全人口の7割になったといわれています。紛争前は、家庭を守ることが役割とされ、男性の従属的地位にあった女性が寡婦(未亡人)となった時、どうやって生きていくかが課題でした。 また、虐殺と同時にツチ族女性(生き残った女性はほぼ全員といわれるほど)へのレイプも横行したことから女性のHIV感染者が多く、今も苦しみの中にいます。レイプされた女性は結婚できない場合が多く、経済的に困窮しやすい状況に置かれます。そこで、政府は「ルワンダの復興には、女性の教育、自立が必要」と謳っています。


<↑紛争後に出会ったルワンダの女性と子ども>


今から遡ること26年。1995年1月、WFWPルワンダメンバーは、紛争後の悲惨な状態を目の当たりにしました。自宅近くの空地には、何千の死体が埋められており、死臭が漂っていました。

当時は水道の設備も安定しておらず2週間水が出なかったり、一日に何度も停電したり、ルワンダでの生活は容易ではありませんでした。このような状況のルワンダでは、今日食べる物や飲み水の確保がままならない人々がたくさんいました。残された女性たちが生きるための術を見つけるため、自宅の一室を開放し、洋裁の技術を身につけるサポートが始まりました。

<↑自宅の一室で始まった当時の洋裁サポートの様子>



洋裁以外の技術指導も要望があり、1996年12月~98年7月にかけて、専門学校建設が始まりました。

ルワンダの子供や女性の未来が明るくなり、新たな希望になれるようにといった意味を込めて、 学校名は「New Hope」と名付けました。建設中は、紛争後の混乱で盗難が多発し、何度も心が折れそうになりました。学校建設にあたって、土地の申請から許可が下りるまでにはなんと半年もかかりました。ようやく設立された「New Hope」で、洋裁コース、料理コース、美容コースの3つのコースが始まりました。

学校が始まると、授業に集中できない生徒が出てきました。敵だった民族と一緒に授業を受ける中で、 「あの子(クラスメート)が私を殺しにくる」と叫び、トラウマや恐怖感に怯える生徒がいました。

授業中、タイマーの ”ピピピピピ ” という音が紛争中に耳にした敵族の笛音と重なり、フラッシュバックして気を失った生徒もいました。目の前で両親が亡くなったり、母親がレイプされたり、川に投げ捨てられたりといった悲惨な経験をした生徒たちには、学校を通して心のケアも必要でした。

<ニューホープ技術専門学校(上写真)と、当時の授業の様子(下写真)>

この支援は少しずつルワンダ政府にも認められるようになり、これまでに3,300人以上の卒業生を送ることができました。しかし、ルワンダの人々が専門学校へ通うことが自立へのゴールではありません。


専門学校が設立されて20年以上経った今でも、学校を卒業してからの就職率はわずか40%にしか至っていないのです。60%の卒業生は実家に戻り家事手伝いをし、専門技術を身に付けても職に就けない状態が続いています。





ルワンダの学生の経済自立を支援したい

ルワンダ全体の経済成長率は毎年伸びていますが、今もなお住民が生活するにあたっての貧困問題は続いています。

地域によっては、自宅にドアがなく、入り口に布のカーテンが掛けられている家もみられます。壁は土壁で、土の床にござを敷いただけの家に住んでいる人がたくさんいます。親の収入は不安定で、食事も一日一食食べられるかどうかといった状態で、常にお腹を空かせています。市街地を出ると、汚れた服に裸足で歩きまわる子供たちもいます。

私たちは、ルワンダの学生・卒業生に雇用を生むことで、持続的な生活の自立支援をしたいと強く願い、heywanda ( 平和 × Rwanda )のプロジェクトを立ち上げました。


活動年表〜今までの道のり〜




ただ寄付を募るのでは、寄付がなくなってしまった時にご飯が食べられなくなってしまいます。生徒たちが専門学校で身に付けた技術を活かすことで雇用が生まれ、継続的な支援に繋がると考えました。そんな中、私たちメンバーが日頃行っている「生理」への活動を世界に向け、女性が生理の際に使用する布ナプキンの製造をルワンダの「New Hope」で行い、そこから雇用を生み出す環境を作りたいと考えました。



アフリカの布キテンゲと日本の生理事情について

先進国の日本でも生理の貧困がようやく表面化されて来ました。特にコロナウイルスの影響で、アルバイトの収入が減ったり、両親の収入が減って紙ナプキンの購入が難しくなった学生が増えたのです。

経済的に毎月ナプキンを買うことが難しく、学業や仕事の妨げになっている女性も多くいるのが日本の現状です。女性が生涯で生理がある期間は平均で35年〜40年。その間に必要なナプキンやタンポンといった生理用品のコストは34万円以上になると言われています。それに加えて生理痛が酷い人は鎮痛剤を飲んだり、お医者さんに診てもらうこともあります。それらの費用を加えると人によっては100万円近くかかることもあります。十分な生理用品が買えず、応急処置としてトイレットペーパーを下着の上に敷いたり生理の日に血が漏れてしまう恐れがあるため、学校を休まなければいけない学生さんもいます。
そこで私たちが着目したのが布ナプキンでした。




「誰もが長期的に生理用品のコストを抑えるにはどうしたらいいか?」

使い捨てナプキンを、洗って何度でも使用できる布ナプキンに変えることで、費用を抑えるだけでなく長期的に見ると家庭ゴミが減り、環境にもやさしくコストダウンができるようになります。

そしてアフリカの布キテンゲ(東・南アフリカではキテンゲ、西アフリカではパーニュと呼ばれています)には日本ではあまり見られないような、明るくはっきりとした色で大きな模様のものがたくさんあり、布ナプキンとして使用することで、女性の生理の憂鬱を楽しい気分に変えてくれます。


<↑ルワンダ現地のキテンゲ屋さんにて>


私たちは「New Hope」の学生と一緒に、アフリカの美しさが詰まったキテンゲを使用し、布ナプキンをお届けしていきます!


今回のプロジェクトで得られた資金は、布ナプキン制作の準備のため活用されます。布ナプキンはお肌の敏感な部分に直接使用するため、清潔な水で洗う必要があり、現段階ではルワンダでの布ナプキンの使用は難しいですが、将来的にルワンダの水が清潔になった際には、ルワンダ現地でも布ナプキンを普及していきたいと次への目標も抱いております。

このプロジェクトを実現させるにあたって、皆さんもheywandaのお仲間になっていただけないでしょうか。私たちと一緒にルワンダと日本の架け橋になっていただければ幸いです。皆様のご協力どうぞよろしくお願いいたします!











・ナプキンに使用する布代
・アフリカ布、ボタン、型紙、ポーチ等の部品代(ポーチにナプキンを入れたセットでの販売予定です)
・梱包費用
・広告費用
・教育費用
・制作指導費用
・その他諸経費(輸送費用等)
・ミシン(3台)+ロックミシン(3台)
・クラウドファンディングの手数料





このプロジェクトはSDGs(13項目に該当)に取り組んでいます。



本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

  • 2022/06/20 23:35

    こちらの活動報告は支援者限定の公開です。

  • 2022/06/11 10:00

    ご支援誠にありがとうございます。大変お待たせいたしました。昨日リターンのポーチの発送を行いました。一つずつ丁寧に梱包し発送いたしました。間も無くお手元に届くと思いますのでもう少々お待ちください。またリターンのナプキンの発送ももう間も無くさせて頂きます。お待たせしている皆様には申し訳ありませんが...

  • 2022/04/05 06:59

    活動報告をご覧頂きましてありがとうございます。ヘイワンダプロジェクトは、おかげさまで目標額を大きく上回り達成することができました。メンバー一同、ご協力頂きました皆様に感謝の気持ちでいっぱいです。本日ルワンダからの感謝の気持ちを動画に込めてサンクスメールを送信させて頂きました。今後はリターンのポ...

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