【簡単要約】

理工系学生を中心とした、「科学技術 x MITリーダーシップ理論」をコンセプトとする国際フォーラム開催における運営資金の支援をお願いしております!多くの運営委員が深夜まで研究室にいることから、時間的制約で企業訪問が困難なため、今回はクラウドファンディングを企画させていただきました。

 

ーーーーー目次ーーーーー

1. 代表挨拶
2. STeLAとは?(団体紹介)
3. STeLA Leadership Forum 2016とは?(開催概要)
4. なぜ沖縄科学技術大学院大学(OIST)で開催するのか?
5. 私たちが解決したい問題、そして目指している社会
6. なぜクラウドファンディング?理工系学生が直面する渉外問題...
7. 資金の用途
8. リターンのご紹介
9. おわりに

 

【代表挨拶】

はじめまして!代表の神木恵理子と申します。2006年に米国にて設立されたSTeLAは、多くの方々の支援や協力のもと、今年で記念すべき10周年を迎えることができました。STeLAが主催する10日間にわたるフォーラムでは、「科学技術xリーダシップ」という理念のもと、理工系を中心とする学部生から博士課程が世界の四隅から集まり、各々がリーダーシップとは何かを議論します。運営委員には学部生から博士課程、そして社会人も携わっており、全国トップレベルの人材が集まっています。この企画をご覧いただいている皆様には、フォーラムに必要な開催資金のご支援をお願いしております。弊団体のクラウドファンディングに共感してくださった方は、ぜひ下記の詳細を引き続きご覧くださいませ。

弊団体は10年という期間で素晴らしい卒業生をたくさん輩出してまいりました。小規模な国際組織でありながらも、日本支部だけで東京大学、NASA、CERN、世界銀行などで活躍されている卒業生がいます。また、STeLAのフォーラムに参加後、ケンブリッジ大学やスタンフォード大学、MITなどで博士課程に進学し、世界最先端の研究をなされている方もいます。フォーラムの過去参加者である松田様は、現在Teach for JapanというNPOを起業し、日本の教育社会を変えるために奮闘されています。STeLAは専門性を有し、飛び抜けて優秀・将来飛び抜く素質がある学生を集めた国際フォーラムを開催し、社会にインパクトを与える人材育成及び国際ネットワークを構築してまいります。

【STeLAとは?(団体紹介)】

「科学技術xリーダシップ」を提唱するSTeLAは、理工系学生を中心に、次世代のリーダー輩出に向け実践的なリーダーシップの育成を目的とした団体です。毎年国際フォーラムを開催し、英語・リーダーシップ・科学技術を共通項とし、お互いを認め合い協働する大切さを学びます。約40名のフォーラム参加者は20以上の大学・専攻・国籍からなり、宗教・文化に至るまで多様な背景を有します。STeLAは科学技術という切り口から多様な文化を理解し,多分野にわたる知見を備えた人材が国際問題解決の糸口になると考えています。そのようにして若く野心的な世代を一つに纏めるべく、2006年に米国の科学技術分野の大学院生によってSTeLAは創立されました。創立以来,600名近くの国際ネットワークが築かれました。

 

【社会にインパクトを与える科学技術分野のリーダーを輩出します!】

STeLA Leadership Forumは、科学技術に強い興味を持つすべての学生を世界中から招待します。朝から晩まで、ワークショップをはじめとする様々なプログラムを10日間に渡り体験する合宿形式の国際フォーラムです。特に、研究室に籠もりがちな日本の理工系学生には志を同じくする他国・他分野の学生との出会いが不可欠です。彼らの様々な知識が混ざり合うことで「化学反応」が生まれます。そしてこの化学反応こそが、日本を含む国際社会にインパクトを与えるリーダー育成に重要な要素です。「科学技術xリーダーシップ」という二つの要素を融合させたプログラムを参加者に体験してもらい、科学技術という強みを活かし、どのようなに社会で活躍するリーダーになるかを参加者には常に考えてもらいます。

【10日間の国際フォーラム】

「科学技術xリーダシップ」という思考型を国際フォーラムでは養ってもらいます。科学技術を学ぶ大学生・院生を対象としたフォーラムにより参加学生はリーダーシップ理論の理解を深めるのみならず、科学技術を用いた国際問題の解決への見解を深めることができます。私たちはフォーラムでの経験を基に、参加者が今後国際社会で活躍するリーダーになることを目指す「きっかけ」を提供するプラットフォームになることを目指しています。そして、本フォーラムはただの楽しい交流の場ではありません。ストレス下で学び、議論し、時に衝突し1つのものを創り上げ得られた関係性は永きに渡り続きます。

本フォーラムは以下の3部で構成されます。
1. リーダーシップ・セッション (Leadership Session)
2. 分科会(Thematic Session)
3. グループ・プロジェクト (Group Project)

(1)MITのリーダーシップ理論に基づく学習と実践、(2)時事問題に基づく講義とグループワーク学習、そして(3)「ものづくり」という一連の流れでなるフォーラムは、机上の空論に終始しない、ハンズオンでの学びの機会を提供します。リーダーシップを理解するだけではなく、フォーラムを通して体得する事ができる、類を見ない実践的なセッションを実現します。学びを最大化するためのコンテンツは世界中のスタッフが協働し企画設計を行います。時には研究者・大学教授・CEOを招き、プロの視点を取り入れます。毎年参加者からは、STeLAフォーラムはコンテンツの質の高さ、独自性が印象的との感想を得ています。

 

【なぜ沖縄科学技術大学院大学(OIST)で開催するのか?】

内閣府から支援されているOISTは、弊団体の理念と非常に相性が良い設立背景を有し、社会貢献に繋がる活動をこれまでに行ってきました。国際的環境を重視するOISTに在籍する学生の80パーセントは留学生です。アジアにおける科学者のネットワークの中心地として発展しながら、世界トップクラスの大学や研究機関と連携して研究協力や共同研究を行うことをコンセプトとしています。2014年度にスタンフォード大学で開催された弊団体の国際フォーラムに、OIST関係者の方々が直接フォーラムまで訪れてくださり、OISTの熱意にメンバーは感銘を受けました。2年間という年月を経て、ついにOISTで国際フォーラムが開催されることが決定しました。

また、本年度のグループプロジェクトは、沖縄の子供たちに科学技術の発展を通じて世界が、そして沖縄が将来どのように変化していくかを議論してもらうワークショップを参加者に企画設計もらいます。文科省が実施した全国学力・学習状況調査によると、沖縄の教育水準は国内最低レベルとみなされており、国際フォーラムの参加者にはこれを解決する一つの手法として、現地の子供たちに科学技術で社会問題を解決できる、という「世界観」をワークショップで伝えます。

 

【私たちが解決したい問題、そして目指したい社会】

STeLAは国際問題を解決する科学技術分野のリーダーを輩出するために、世間では内向きだとされる理工系学生にフォーラムをはじめとする様々な機会を提供してまいりました。STeLAが創設され10年が経過した現在、時代は大きく変化しました。10年間という期間で、私たちは600名近くの国際アルムナイ・ネットワークを形成することができました。また、科学技術や研究の重要性は複雑且つ抽象的で伝わりにくいかもしれませんが、科学技術を通じて世界が改善されてきたことは明らかな事実です。COP21のような国際会議よりもむしろ、テクノロジーで世界の問題を解決しようとするイーロン・マスクやマーク・ザッカーバーグなどの技術者集団が昨今は注目されています。それは、日進月歩の勢いで科学技術を強みとするリーダーたちが世界の常識を変えようとしているからです。私たちは、科学技術分野のリーダーシップを通じて、日本のみならず世界にインパクトを与える国際人材を輩出する必要があります。「科学技術を通じて社会を良い方向に導く」という志のもと、弊団体一同は本年度に開催される国際フォーラムを成功に導きます。

【なぜクラウドファンディング?理工系学生が直面する渉外問題...】

日本支部は現在20名で運営を行っておりますが、副代表とCFOを除く運営メンバーは全員理工系です。また、数名は既に社会人として働いております。渉外を行おうにも、会社で働いている・所属研究室に夜までいる運営メンバーが企業訪問を平日に行うことは非常に難しく、動ける人員が足りていないのが現状です。しかし、クラウドファンディングであれば、共感してくださった皆様に「いつでも・どこでも」寄付していただくことが可能となります。早期に十分な開催資金が集まれば、運営メンバーはコンテンツの企画設計にさらに注力することが可能です。どうか、ご協力をお願いできないでしょうか。

【資金の用途】

クラウドファンディングで集まった資金は全てフォーラムに必要な開催費用にあてられます。教材費やパンフレット、食事、バスでの交通費、宿泊費、経済的に困っている学生に対する奨学金などに使われる予定です。

 【リターンのご紹介】

リターンの種類は寄付していただく金額によって変更します。サンキューカードや報告書、ビデオメッセージ、フォーラムで配布されるT-shirt、報告会へのご招待、報告書/ウェブサイトにクレジット明記、昨年代表を務めた「プロ博士課程学生」こと田中和哉と本郷Lab+Cafeで「日本の科学技術の現状及び問題」を1時間インプットしてもらう1-on-1ミートアップの設定、弊団体とのイベント/ワークショップ共催などたくさんのリターンを用意しております。詳しくは、リターン欄をご覧くださいませ。

【おわりに】

これからも、STeLAは複雑化が進む国際社会の問題を解決できる科学技術分野のリーダーを輩出してまいります。本年度のフォーラム・テーマは「科学技術の未来」と、過去と比べ非常に広範なものとなっています。これは、今後弊団体がフォーラムにて学際をさらに強調するためです。団体一同、そして私はある一つの特定分野の知見に頼るのではなく、「異なる」分野の人々と化学反応を起こすことが、複雑な要因が絡み合った社会問題の解決に繋がると考えています。不透明な時代だからこそ、一つの視点から判断して白黒つけるのではなく、異分野の人々が集い議論や対話を重ね、長期に渡ってグレーに立ち向かう必要性があるのではないのでしょうか。そんな国際人材を日本、そして世界から輩出するために、クラウドファンディングにご協力いただけると幸いです。

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