はじめまして。金城園美と申します。
私は現在、沖縄県の首里城のふもと五感を存分に感じる場所にてSonner Garden。(ソナガーデン)という個人サロンを営んでおります。


ここでは、すべての人が心豊かに生きるためのセッションや学びなどを行っています。
今でこそこのような活動をさせていただいておりますが、2018年3月まで、沖縄県内中学校の音楽教諭として勤めてまいりました。


現職の頃から常に、すべての子どもたちが自分を大事に生きる心、すなわち自尊心を育むために必要なことは何かということを見据えながら携わってきました。その多くの子どもたちとの関わりの中で経験し感じてきたことを生かし、〇絵本・紙芝居と歌〇に想いをのせて伝えていきたいと思います。


この先は、私の心に火が灯ったことから始まったstoryです。


ぜひ読み進めていただけると嬉しいです。
はじまりはそう、あのキセキのお芋【みやななご】との出会いでした。。。


忘れもしない2020年12月21日冬至。


地の時代から風の時代へと大きく切り変わった大事な節目の日に、私は生まれて初めてそのお芋のstoryを知ることになります。


そのお芋とは・・そう【みやななご】という奇跡のお芋です。


日本のお芋栽培が始まったのは、ここ沖縄から!
沖縄では、お芋は昔から換金作物ではなく、自給作物として栽培されてきた伝統作物の一つです。


芋を護り 育てていく 伝えていくためのドラマのような人と人との繋がりが、お芋のstoryの背景に描かれており、私はその背景に感銘を受けました。と同時に、沖縄の伝統作物が失われつつある現実を知ったのです。


飽食の時代を迎え、食文化が変化し、伝統作物を口にする機会が減少したことによる栽培の激減、さらに栽培しやすい近代品種への移り変わりなど。これは、お芋に限った話ではありません。現在、様々な伝統作物が同じように失われつつあります。


また、それと同時に失われてきた「畑の多様性」、そしてそこから生まれてしまった様々な負のスパイラル。
たった一つの作物からも見えてくる沖縄の農業と伝統作物の現実・・・。


そんな中で、【みやななご】との出会いが私の心を激しく動かしました。


かつて、生きる源となった伝統作物を、この先も大事に育てていくこと、私たちが普段食しているものは、口にするまでに関わっているすべての人の思いが詰まっている大切なものだということ。


さらに、すべてのものの「いのち」をいただいて私たちが今生きていることに感謝すること・・・


これらを子どもたちに伝えたい!伝えないと!・・・


その時の私に心に沸き起こった思いです。



本気だったんです、私。



「いのちを救ったお芋は上座に祀る」


沖縄の歴史の中には、そんな言葉が残されています。


また♪芋の時代♪という琉球民謡の一節の中では、


・イモトゥマースグワァーシ ハラミチティ
 (お芋を食べて元気をつけて)
・イニチチナジャル アヌシナサキヤ
 (いのちを繋いだ 親のこころ)
・ワシティーナランサ ウヤヌウンギ
 (忘れてはならない親の恩義)
・イチグイチマヂディー ワシンナヨー
 (いつまでも忘れずに子々孫々に伝えてね)


という親や先人たちへの感謝の思いが歌われています。
そのくらい沖縄の人々にとっては、
お芋=何にもかえがたい大切なものだったのです。


私が一番伝えたいこと。それは『いのちの尊さ』です。


いのちの尊さというと、あまりにも当たり前のこと過ぎると感じますが、全ての生き物には『いのち』があり、伝統作物の継承も、私たちの命が先祖代々繋がってきたことも、同じ『いのち』の営みです。



その『いのち』というものを考えた時、繋がる『いのち』があったからこそ今がある、今の私たちがいる。


一人にひとつずつの大切な『いのち』だからこそ、その『いのち』を真剣に意識していくことが必要だと思っています。


【みやななご】は、戦後沖縄の人々のいのちを救ったお芋でした。



このお芋がなければ生きてこられなかった…
このお芋がなければいのちが繋がらなかった…



【みやななご】を奇跡のお芋で終わらせるのではなく、誰もがいつでも食べられる…そんなお芋にしたい!


そんな先人たちが遺してくれた【みやななご】を通して、『いのち』の尊さを伝えるため、
◯絵本・紙芝居と歌◯にしてお届けしたい!


タイトル

【ウムㇴ ウムイ】  いもの想い


奇しくも今年は沖縄復帰50年という大きな大きな節目です。

戦後の沖縄の人々のいのちを救った【みやななご】の思いを伝えるのはまさに2022年だと感じています。

時を越えて繋がってきた先人たちの想いがみなさまの心に届きますように・・・。


主人公の【みやななご】君は、自分のおじいいちゃん・おばあちゃんのことを語りはじめます。


おじいちゃん・おばあちゃんが生きていた時代はまさに戦前、戦中、戦後間もない沖縄です。


そんな時代に先祖代々受け継がれてきた大切なこと..それは...


当たり前のようで当たり前ではない大切なこと...それは...

【みやななご】君と一緒にその心を感じてみませんか...。


1947年に宮古民政府産業試験場の垣花実記氏により育成された甘薯(さつまいも)。73 年前の戦後の食糧難の中で栽培され、沖縄県民の食生活を支えてきた。しかし、現在の沖 縄では加工用品種が普及したこともあって栽培が途絶えてしまい、現物は保存されていな かった。 そんな宮農7号が、竹富町の黒島における聞き取り調査などを経て、2017年10月に再発 見された。なんと、残っていたのは民家の畑の一角で自生している1株のみ。現地に住む 女性(当時84歳)の畑で数年前まで栽培されていたものだった。女性は「宮農7号はいっ ぱい収穫でき、甘くておいしかった」と語る。現地ではみやななごと呼ばれており「みや (のう)ななご(う)」が変化した呼び名ではないかと推測されている。70年以上、民間レベルで繋がれてきた宮農7号。このイモが研究機関では なく、民間レベルで繋がれてきたということは、とても凄いことだ。
【引用文献】第57回沖縄農業研究会講演会 岡田ら(2018)
 

「みやななご(宮農7号)」が発見されてからこれまで、沖縄県民誰もが食べられることができるような生産や販売は行われてきませんでした。しかし、たくさんのご縁が重なって、約1年前に「みなななごproject」が動き出しました。規模は小さいですが、お芋や苗の販売、普及活動により、沖縄県内の100名以上の方々に直接届けることができました。

日本国内のお芋栽培は、ここ沖縄から始まりました。過去には、沖縄にはもっと様々なお芋の在来品種が存在していました。今やそのほとんどが消失してしまっています。


そこで奇跡的に発見された「みやななご」を未来へつなぐためにも、お芋の需要拡大、生産拡大は重要な課題です。地道な普及活動も必要ですが、私たちはこの活動を一過性のもので終わらせるのではなく、持続的に次世代へ継承するためにはどうすれば良いのか・・・その課題解決のための一つの手段として、「みやななご」のストーリーを絵本にして、伝統作物の継承、種の多様性、そして「いのち」の大切さを多くの子供たちに伝えたい!と考えました。


「教育」と「農業」の柱をもって伝え繋げることは、きっと未来の子どもたちのみならず、全ての人が「いのち」について考え、ひいては「生きる」とは・・ということまで考えていけることに繋がると信じています。



名嘉眞 由記 Yuki Nakama  @月の光ファーム代表

土を作り種をつなぐ農を目指して、沖縄県の在来種や古い品種を中心に栽培しています。
そんな中で【みやななご】を知り、繋いでいきたいという思いから、小さく普及活動をしてきました。
そして、金城園美さんと出会いこの【みやななごproject】が生まれました。

この時代に、【みやななご】の絵本作りに関わることができて本当に幸せです!
絵本の挿絵も描かせていただいています。
【みやななご】君が、たくさんの人に愛されますように!


皆様からご支援いただきました資金の使い道は以下の通りです。

〇みやななごの絵本【ウムㇴ ウムイ】500冊の絵本製作費用 約700,000円
 (絵本は自費出版となります。)

〇紙芝居1冊の制作費用 約30,000円

〇歌の制作費用    約300,000円

〇リターン制作費用  約270,000円

〇リターン発送費用  約65,000円

〇クラウドファンディング手数料 135,000円


リターンは、ご支援いただいた皆さまに楽しんでいただけるよう
また夢のある内容をお届けしたいと考えご用意しております。
※すべてのリターンにはお礼の気持ちを込めて、サンクスカードをお届けいたします。

○絵本のお届けパートナー募集枠
〇サンクスメール
〇ぼつななご君「トートバック」
〇ぼつななご君「てぬぐい」
〇ぼつななご君「カトラリー」セット
〇みやななご(2kg)~みやななごをさらに楽しめるレシピ付き~
〇絵本(歌のQRコード・ぼつななご君「トートバック」付)
〇絵本(歌のQRコード・ぼつななご君「トートバック」付)&「甘藷Tシャツ」
〇絵本(歌のQRコード・ぼつななご君「トートバック」付)&お芋(2kg)セット
〇「みやななご」で農業体験~植え付けから収穫まで
・植え付け時:紙芝居+焼き芋
・収穫時:お芋の持ち帰り+焼き芋
○出張!紙芝居読み聞かせ(新年度スタート)
○絵本の登場人物:農民(ご本人の似顔絵のみ)
○絵本の登場人物:農民(お名前・似顔絵)
○絵本に自分の絵を描ける券:みやななご君の兄弟の顔
○絵本の登場人物:農民(お名前・似顔絵・セリフあり)

※【ぼつななごくん】とは、みやななごくんが生まれるまでにボツになってきたお芋たちのことです。
ボツとは言っても、みんな個性豊かで可愛いお芋たち。。。
なのでみんなそのままデザインにしちゃいました!

※本プロジェクトの様子や状況につきましては、活動報告をもって全ご支援者様へ逐次ご報告させていただきます。

※尚、5,000円以上のご支援をいただきました支援者の皆さまのお名前を絵本に掲載させていただきます。 
 ご支援時に、必ず備考欄に掲載を希望されるお名前(ペンネーム等可)をご記入ください。
 

〇8月中旬~ 
 クラウドファンディング実施
〇9月中旬  
 クラウドファンディング終了
〇9月中旬~ 
 絵本印刷、紙芝居印刷、歌のレコーディング
〇9月~10月   
 リターン準備
〇11月~
 リターン発送(絵本・お芋以外)
11月16日 沖縄いもの日 
 絵本リリース、紙芝居と歌の披露
〇11月後半
 リターン発送(絵本)
〇12月中
 リターン発送(絵本&お芋)  
 沖縄県各市町村の絵本寄贈(予定)

〇2023年4月~  
 紙芝居の読み聞かせ活動開始
 数量限定での絵本の一般販売


※絵本の寄贈について
   ・現時点で寄贈承諾を得ております寄贈先は、以下となります。
🏫 沖縄シュタイナー学園 様
🏫 珊瑚舎スコーレ 様 

   また、今後も寄贈承諾を得ることができました寄贈先におきましては、
 活動報告にて、逐次ご報告させていただきます。


  ・ 尚、沖縄県内の公立の小学校・特別支援学校の寄贈につきましては、
   申請条件がありますので、本プロジェクトが無事に達成しました段階で
   寄贈申請を行い、承認を得られましたらお届けする形となります。



私は、絵本・紙芝居と歌が誕生することができたら、それを一人でも多くの子どもたちお届けします。
そして、お届けするだけでなく、この実話を実際に子どもたちへ直接伝えるために「紙芝居」という形で『いのち』について
共に考えることに繋げていけるものにしたいと思います。

さらに私には託したい想いがあります。
それは、♪てぃんさぐぬ花♪という琉球民謡の中に
「親(ウヤ)ㇴ ゆしぐとぅや 肝(チム)に 染(ス)みり」
ー親の教えを心に染めてー という言葉がありますが、
私が子々孫々、未来の子どもたちのために何が遺せるのかと考えたとき
私はその教え(ゆしぐとぅ)を 絵本に託したいと思ったのです。

2020年のあの日に心の中に沸き起こった一つの灯が、
絵本という形として生まれ来ることを願ってやみません。

一人ひとりにとって『いのち』はたったひとつ。
一人にひとつずつの大切な『いのち』。

未来を描く子どもたちのためにお力添え頂けると嬉しいです。

どうぞ、よろしくお願い申し上げます。



垣花 鷹志さま・千恵子さま
(垣花実記さん四男ご夫妻
九十九歳まで生きた私の母洋子おばあちゃんのお昼はいつも紅芋でした。
頭の上まで芋をかかげ、それからゆっくり食べ始めるのです。
今思えば、それは宮古で芋の研究に人生を捧げた実記夫への感謝だったのかもしれません。
宮農七号*実記芋*が、この度絵本になり多くの子どもたちに届けられるという...。
このprojectに関わるみなさんの熱い思いから生まれる絵本の誕生が、
私たちもとても待ち遠しいいです。


島仲 和子さま
(みやななごを大切に育て畑を護ってきた方
この芋はこの先もずっと護らなければならない・・・
私一人でも必ず護っていく・・・と心に誓い大切に育ててきました。
このお芋にどれだけ助けられたことでしょう。
時代の流れと共にこのお芋もどんどん忘れ去られていた時に
たった1本の蔓が見つかった畑の主(あるじ)です。
その1本からこうやって多くの方々に絵本を通して思いが届けられることを
心から嬉しく思います。











   ★伊波 勝雄さま
(沖縄県いもづるの会顧問・元嘉手納町教育長

戦後宮古島で生まれ、その後、沖縄各地で栽培された可愛い芋のキャラクター
【みやななご】君(宮農七号)が、絵本の中でイキイキと〈うちなーんちゅのいのち〉を救う!
 新たな芋の価値を再発見しながら楽しく読める絵本です。


岡田 吉弘さま(沖縄県いもづるの会副会長

あの日の感動は今でも鮮明に覚えています。
黒島での探索で諦めかけていた時に、草むらの中に1本の見慣れないカズラを見つけました。
カズラを採取し、株元を掘ってみると手のひらに収まる程の丸いお芋が出てきました。
カズラ芋ともに頭の中に入っていた宮農7号の特徴と一致していました。
感動が興奮に変わった瞬間でした!
飽食の時代を迎え、姿を消していったお芋が、今、自分の目の前にあること、
たった1本のカズラが荒れた畑で生き延びている...
まさにキセキでした!
このお芋は大先輩である垣花実記さんが、「人々の救世主となる芋を作る!」と誓い、
育成、普及したお芋です。
戦後の食べ物の無い時代に人々の命を繋いできた偉大なお芋です。
そして今、このお芋のストーリーを通して、偉大な先人の想いが繋がれようとしている。
このキセキのお芋からのメッセージが、是非皆さまのもとに届きますように!


繁多川堂さま(焼き芋屋さん

畑の雑草の中に1株だけ残っていたお芋が歩んできた物語を聞いたら誰もが、
家族や大切な人に伝えたくなるはず。それをサポートするのが本企画の絵本。
古くから沖縄の人たちの食を支えてきた甘藷(お芋)。
焼き芋屋としてその歴史をいつか伝えられたらと思っていました。
縁あって、本projectの企画を知り、「応援したい!」に至りました。
みんなで、沖縄の奇跡の物語。語り継いでいきましょう。
チバリヨー♪



本プロジェクトはAll-or-Nothing方式で実施します。目標金額に満たない場合、計画の実行及びリターンのお届けはございません。

  • 2023/11/08 19:31

    みなさま お元気でお過ごしでしょうか・・。早いもので、あれからあっという間に一年余の時が流れました。この一年あまり、みやななごprojectとしては、皆様にお伝えしておりましたように地に足をつけて活動をすべく、ひとつひとつ..一歩一歩読み聞かせや農業体験などを行って参りました。また、私たちだけ...

  • 2023/04/11 16:00

    2023.4.9ざわわ~ざわわ~ざわわ~♪隣のサトウキビ畑から歌声が聞こえてきそうな春4月青い空 白い雲 西側には真っ青な海心地よい風を感じながら「みやななご」農業体験を無事に終えることができました。今回のプログラムは、~教科書では学べない お芋講座~の座学にはじまり畑へ出向き苗の植え付けをす...

  • 2023/04/07 16:22

    2022年12月・・一般社団法人 いも類振興会 理事長様より「みやななご(宮農7号)」の出会いからプロジェクトの経緯その後の反響などについて季刊誌への寄稿のお声かけをいただきました。少しでも多くの方々に「みやななご」を知っていただけるのならと大変恐縮ではありましたが寄稿させていただき、この度2...

このプロジェクトの問題報告はこちらよりお問い合わせください