プロジェクトをご覧いただきありがとうございます。アオイエ代表の巴山雄太と申します。

「青写真を描く」場所であってほしいという想いを込めて2016年に誕生したアオイエは、東京・大阪・京都の3エリアに拡大し、400名を超える方々が生活するコミュニティになりました。

アオイエが6年間行ってきた活動の構造は、至ってシンプルであると思います。都市圏に大きな家を借りて、夢を語り合いながら複数人で住む。簡単に真似できてしまうことではありますが、私たちは、今からアオイエを新しく生み出すことは決してできないと考えています。アオイエには、肩書きや名前だけの表面的な関係値ではなく、互いの"BEING"や"WHY"に向き合うことで繋がってきた家族としての循環があるからです。

全てが順風満帆な人は、アオイエにはいません。自分自身のあり方を見つめながら日々行動し、時に行き詰まり渋滞する日々の葛藤の中にあってもそれでもまだ見ぬ可能性を信じている、そんな多くの"表現者"にとって、アオイエの存在が頑張る根拠で在り続けられたらと思います。私自身も、アオイエに人生を支えられてきた一人であり、これからのアオイエが「自己実現のインフラ」として描いていく未来に強い確信を持っています。

今回アオイエは、創設7年目にして初のクラウドファンディングに挑戦いたします。これまでのアオイエを支えてくださった皆さんも、今回新しくアオイエを知ってくださった方も、今後のアオイエが描く未来に向けて、どうか温かいご支援ご拡散をお願いいたします。


都市圏において最も深刻な「若者の孤独」

2022年、日本の全世代の中で孤独を感じる人の割合が最も高いのは20代であることが政府の調査によって明らかになりました。

「孤独」とは社会的関係の不足から生じる苦痛なものとされています。すなわち、頼りたくても頼れない、話したくても話せないといった望まないものです。20代は、実に44.4%がそうした望まない孤独を感じていました。70代で孤独を感じると答えたのは28.7%であり、いかに若年層の孤独が深刻か分かります。

また、孤独を感じるに至った出来事として、「病気」や「家族との死別」を差し置いて最も多く挙げられたのが「一人暮らし」でした(それぞれ17.2%、20.7%、22.5%)。つまり20代の孤独の問題は、毎年20万人もの20代が転入する東京都をはじめ、都市圏において最も顕著です。


夢を諦める平均年齢=24歳

「日本人が夢を諦める平均年齢は24歳」という言説を聞いたことがあるでしょうか。これは、2013年に発表された統計データに基づいていますが、2022年を生きる私たちにとっても、現実は大きく変化していないように思えます。

都市圏に若者の居場所をつくり、孤独の解決や若者の挑戦の後押しによって社会を明るくしていくために、東京・大阪・京都を中心にこれまで6年にわたってコミュニティ型シェアハウスを運営してきました。


夢に向かう道のりを模索するアオイエ住人が求めるものは、他者との信頼にもとづいた対話の機会です。ハウスを越えた交流の機会である合宿、各界第一線で活躍するゲストをお招きする学びの機会であるアオイエゼミなどの機会を通して、アオイエは彼らの挑戦を応援してきました。


1、"進み続ける人のホーム"としてのコミュニティハウス運営

アオイエでは、一緒に暮らす形でコミュニティ運営のプロフェッショナルであるコミュニティマネージャーが常駐し、日々の対話を促します。また、東京、大阪、京都、沖縄に11物件あるアオイエのどこかで家賃を払っていれば、全国のアオイエに無料で滞在することができます。農園直送のお米やカーシェア、コワーキングなどの提携サービスにより、自己実現や豊かな暮らしをサポートする独自のアオイエ文化圏も活用することができます。これまで60名を超える起業家やプロスポーツ選手、アーティストを含め400名を超える多様な表現者を輩出してきたアオイエでの繋がりを活用することができます。


2、毎月のアオイエゼミ実施

乙武洋匡様を招いてのアオイエゼミ

アオイエゼミは、日頃は住人同士の学びに限られたアオイエでの学びの機会を、ゲストとの対話を通して広げる試みです。各界の第一線を走るプロフェッショナルの方々を毎月物件に直接お招きし、講義、ワークショップ、ディスカッションを実施しています。(過去のゲスト様:株式会社DeNA 南場 智子様、株式会社CAMPFIRE 家入 一真様、衆議院議員 石破 茂様、株式会社GO 三浦 祟宏様、トゥモローゲート株式会社 西崎康平様、AV男優 しみけん様、作家 乙武洋匡様 他)


3、年2回のアオイエ合宿の開催

半年に一度、アオイエに住む全ての住人やOBOGを対象にしたアオイエ合宿を行っています。非日常的な空間で、助け合い、語り合うことで住人同士が学び合う大切なイベントで、毎回60名を超えるメンバーが参加しています。


4、アオイエ住人がアオイエで実現してきた夢のご紹介

アオイエには、夢を最初から持っている人だけでなく、夢が変化したり、暮らしの中で見つかる人も多くいます。ここで、アオイエ住人が描き、アオイエでの生活を通して実現してきた夢について紹介いたします。




アオイエでは、年齢15歳から43歳まで、職業もヒッピー、アーティスト、デザイナー、政治活動家、高校生、会計士、国家公務員、起業家、イントレプレナー、留学生、料理人、サーファー、和太鼓演奏者、ヒッチハイカー、酒道家、芸人、小説家、研究者、大学生、学生団体代表、フリーター、サッカー選手、大学院生、学校の先生、エンジニア、営業マンまで、様々な方が生活しています。

アオイエでは、日々の生活の中で思いを言葉に表したり、住人の話を聞く中で多様な考え方に触れたりする機会がたくさんあります。そのような経験の中で自己理解が深まり、自分の夢にも向き合えるのではないでしょうか。


5、アオイエの家賃のシステムと想い

■平均家賃52,000円

■入居の初期費用は入居金のみ

アオイエは当初NPOとして、営利を目的とせずに始まりました。それは創業者である青木大和の「若者に『民間が実現できるベーシックインカム』を提供したい」という言葉からも伝わります。

若者がチャンスを求めて都市部に集まるのに、生活費が高いために日々の稼ぎを得ることに精一杯になり、やりたいことに打ち込めない。そんな課題を解決するために、生活費の多くを占める家賃を圧縮すること──つまり、家賃を抑えて挑戦することのできる空間を都心に展開すること──を目的としています。

その後、コミュニティハウスのニーズが高まり、複数のハウスを展開するタイミングで法人形態を株式会社に変更しました。しかし株式会社に変更したのちも、上記の目的は変えずに経営を行ってきました。経営と社会課題を天秤にかけるのではなく、その両者と向き合ってゆく姿勢を大切にしています。

7周年イヤーを迎えたアオイエでは、既存の活動の他に、下記4つの新しい挑戦を行います。ここでは、その一部について紹介してまいります。


都市圏の表現者のための拠点から、全ての表現者のための拠点へ。

「アオイエがあるから自分らしく生きられた!挑戦できた!」という人をもっと増やすためにも、地方に在住している若者にも「アオイエがあるから都心で挑戦してみよう」と思ってもらえるようなコミュニティに成長させていきます。コミュニティのメンバーひとりひとりに向き合うためにも、急拡大は目指さず、各都市150名を上限として4つの都市に展開を目指します。


■ "自己実現のインフラ"として。 

アオイエでは、より自己実現を後押しするコミュニティとして、より社会と密接に関わる取り組みを実施してまいります。具体的には、毎年のアニバーサリーパーティや、日本一ゆるいミートアップ"金アオ"の定期開催の継続(2023年1月現在、332回開催)から、アオイエ7年間の知見を生かしたコンセプトビジネス特化型のインキュベーションプログラムの開始、「表現者」を表彰していくアワードなどを通して、夢を抱き葛藤する方々がより幸せに生きることに専念できるよう後押しを続けていきます。


■「未来のアオイエ入居基金」のスタート

アオイエでは、2023年より未来の表現者へのサポートの循環の仕組みである「未来のアオイエ入居基金」という取り組みをスタートいたします。地方での機会格差という課題へのアプローチとして、家賃を抑えて挑戦することのできる空間を都心に展開し続けるための取り組みです。(今回のクラウドファンディングのリターンでもご支援いただくことが可能です。)


まとめると、今回のプロジェクトの目的は下記の2つです。

1、都市圏への新物件展開を目指し、安定した運営体制を確実に実現するため。

2、関わってくれた全ての皆様へ、継続して6周年の感謝を伝える機会を創出するため。


■おすすめリターンのご紹介(一部)


CAMPFIRE支援者様限定アオイエカフェ参加権(3,500円)

オリジナル手刷りロングスリーブT(9,000円)


アオイエ1Dayプレミアム体験券(10,000円)

物件スポンサー就任権(50,000円)

アオイエ3ヶ月無料入居プラン(200,000円)


今回集まった資金は、2023年度のコミュニティ運営費用として活用させていただきます。

■目標最低金額250万円の内訳について

・クラウドファンディング手数料 22万円
・7周年パーティの運営費用 50万円
・学生への広告宣伝費 48万円
・人件費 130万円

今回のリターンは4月以降、順次発送させていただきます。本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

■7th Anniversary Partyについて
10月に都内・関西での実施を予定しております。

■アオイエ代表挨拶

日本では、毎年20万人の若者が東京都に転入していると言われています。

SNS以降の機運としても、創設時からアオイエがキーワードにしてきた『みんな表現者』的な時代が2010年代に徐々に訪れ、誰もが夢を叶えるためにアクションをとりやすい時代になったと思います。

一方で、移住直後の20代の半数以上が望まない孤独を抱えるとも言われています。実際に自分自身の夢を描いて、それを社会実装できるような才能と運を持つ人は、実のところ20万人中100人もいないのではないでしょうか。

葛藤期の孤独に寄り添うためには、突飛なシステムやテクノロジーは必要ありません。私たちは、まだ見ぬ可能性を信じ、自分自身のあり方を見つめながら日々行動する人たちにとって、肩書きや名前だけの表面的な関係値ではなく、家族としての循環を通して後押しできればと考えております。

そして7周年を迎えるこれからは、既に都市圏に移住してきている方々に対してだけでなく、地方での機会格差に直面している在住の表現者の卵に対してもこの輪を広げ、「自己実現のインフラ」を掲げるアオイエを通して、全ての人が幸せに生きることに専念できる社会へ変えていきたいと思います。

今となりにいる若者の未来のために、どうか温かいご支援をお願いいたします。

株式会社アオイエ 代表取締役 巴山雄太



■アオイエへの応援メッセージ



その他の応援メッセージはこちら

【参考データ】
孤独・孤立の実態把握に関する全国調査 - 内閣官房
https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/kodoku_koritsu_taisaku/zittai_tyosa/zenkoku_tyosa.html
総務省:住民基本台帳人口移動報告
https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?page=1&layout=datalist&cycle=7&year=20210&month=0&toukei=00200523&tstat=000000070001&tclass1=000001148746&cycle_facet=tclass1&result_back=1&tclass2val=0&stat_infid=000032163816

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