プロジェクトの概要

理学療法士の「もったいない力」を生まれ変わらせる。

現役理学療法士による、20代の若手理学療法士のための、オンラインスクールを作ります。理学療法の知識や技術をとことん突き詰めたい、からスタートし、ここで得たノウハウを病院や施設などの皆さんが働かれている現場で発揮していただきます。また、理学療法士の経験を活かすことで「デザイン」を実施。皆さんも含め、周りの方の役に立つものを「形作る」力を身につけ、将来難局を迎えていく医療業界でも問題解決できる「人」に成長させます。


『このクラウドファンディングは
1つの参考書としてお読みください。』


若手理学療法士の皆さんへ

あなたは、一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?

「理学療法士は将来無くなるかもしれない」と。


また、「理学療法士はたくさんいるけど、高齢者もじきに減ってくるから仕事が無くなる」と。


その話を聞いて、皆さんはこう考えませんでしたか?

「あれ?俺、このままで、大丈夫なのかな?」


さぁ、ここまで読んで、またいつもの理学療法士の将来不安を煽ってくる取り組みか、と思ったのではないでしょうか。


いや、このプロジェクトは違いますよ。
なんと言っても、伝えたいことは
「理学療法士の仕事は素晴らしい」だからこそ「もったいない」
なので。


え!そんなん、ほんまかいなと思ったそこのあなたに、最後まで読んで欲しいのです。


まだ最後まで読むほど興味は出てないって?
じゃあ、一つ具体的な話をしましょう。


あなたは、「ライター」がなにがきっかけで作られたか知っていますか?


ライターといえば、煙草に火をつけるもの。
じゃあ、これはどうやって生まれたのか。
それをひも解くにはまず、そもそもライターができる前は何で火をつけていたかを考えてみます。

ライターを使わずに火をつける方法とは・・・・


そう、人は「マッチ」で煙草に火をつけていました。


つまり、マッチでは解決できない「なにかしらの課題」を、ライターだと解決できたわけです。
じゃあそれはなにか。


その答えは、理学療法士が見る「身体」の特徴にあります。
その特徴を考えたうえで見えた課題とは、
「戦争で片腕を失った兵士が煙草を吸えない」
ということでした。


そこで、その課題を解決するために片手で火がつけられるライターが普及したと言われています。




そう、このライター誕生秘話は
ある1人」の課題に対して、その解決方法を考える
 →ここをスタート地点として、解決手段の物作りを行うことで、「ある1人」の課題が解決される
 →その解決方法がたまたまそれ以外の人の問題も解決し、流行った
という一例であると言えます。


さぁ、少しは興味を持っていただけただろうか?



ここからは、理学療法士として押さえておくべき事実を話した上で、
先程のライターのような、今まであなたが思いつかなかった問題解決の方法の考え方を提供します。
また、あなたや周りの方の未来が輝くような「可能性」を提案します。


このページを読んでいただいている一般の皆さまへ

「若手理学療法士のための学びの場を作りたい」をお読みいただき、本当にありがとうございます。
冒頭では、私たち理学療法士業界ではあるあるの
「理学療法士って、もうオワコンだよね」
という話をさせていただきました。
この話を聞いて「え?そうなの?」と思う方が多かったのではないでしょうか。


一般的に医療専門職は、資格職として認知されており、
高校生の時の「将来選択(大学選択とも言えます)」では、
「手に職つけた方が食いっぱぐれがない」
と勧められることが多々あります。
(皆さんも親戚の子などに一度は言ったことがあるのではないでしょうか?)


しかし、食いっぱぐれがない仕事と言いつつ、
私たちがどのような仕事をしているのか、詳しくご存知でしょうか?
おそらく多くの人はイメージで、「なんとなく知っている」と言われると思います。

どうして「イメージ」でしか話せないのか、
それは、実際に医療専門職が働いている場面に触れる機会が少ないからです。


まず、医療専門職が働く場面はどこでしょうか?
おそらく、病院や施設など「特定の場所」でしか目にしないと思います。



逆に言えば、国家資格を持つことでこの「特定の場所」で働くことを許されているとも言えます。


では、この病院や施設などを利用する人はどのような人でしょうか。

どちらかといえばご高齢の方が利用される機会が多いのではないかと思います。

実際に、
「若いときは元気だったのに、歳を取ってから生活習慣病などで定期的に通院しているよ」
という話を聞く方も多いと思います。


つまり、医療専門職のお世話になる人は「高齢者」が多く、
その「高齢者」は年々増えてきていると言われているわけですね。


では、特定の場所にしかいない医療専門職が世の中にたくさんいる高齢者と出会うには、どうしたらいいでしょうか?
そうなんです、その特定の場所である病院や施設に来てもらうしかないんですね。


限られた場所でしか会えないというのは、病気や怪我の予防に対して、私たちが持つ医療専門職としての力を発揮できないことを意味します。


おそらく、多くの方は「出来れば病気や怪我などせずに健康で生きたい」と思っておられると思います。
そのためには予防が必要だけど、一体どうしたらいいのか分からない。
そんなお困りごとを抱えている人もいらっしゃるのではないでしょうか?


今回のプロジェクトは、
そんな「日常の困りごと」をお持ちの皆さんと、私たちのような医療専門職、
特に理学療法士との「接点」を増やすことを目的としています。


ただ、接点を増やすといってもあまりピンとこないと思いますので、
実際どういうことかを今すぐ実行できることから説明させていただきますね。


突然ですが、あなたは、最近運動不足だな、と感じることはありませんか?
実は、日本人は世界の中でも「座りすぎている」人たちなんです。


出典:https://www.city.kita.tokyo.jp/k-suishin/kenko/kenko/kenko-yobo/documents/standup.pdf
シドニー大学が行った「世界20か国における平日の総座位時間」の調査


では、ここに理学療法士の視点が入るとどうなるでしょう。
ある30代男性で、過去に椎間板ヘルニアを患い、現在も腰痛を持病とする人の例を紹介します。


普段の仕事は、主にパソコンを使った資料作りや事務作業、オンラインの打合せなどです。
そのため、日常生活の中でどうしても座る時間が長くなり、また運動をする機会も少ない状況でした。


そこで、その方の骨格に合わせた仕事環境の調整を行い、スタンディングデスクを導入したところ、
座っている時間を減らすことに成功しました。
さらに、ヘルニア症状の改善や運動不足の予防にも繋がっています。



実は、これは私自身、藤田の実例です。
理学療法士として仕事をする時間以外にもデスクワークを行うことが多々あり、
この時間を利用して健康増進をするにはどうすれば?と考え、このようなデザインをしてみました。


これが予防についての考え方で、それを形にすることを「デザイン」と言います。


このように、ある人の課題に対してオーダーメイドで解決方法を作っていくことが出来るのは、理学療法士の特徴と言えます。

しかし今、その理学療法士と出会うには病院か施設にいくしかありません。
皆さんの課題を解決するためには、まずは理学療法士との接点を増やしたい。
そのためのデザインを取り入れ、お役に立てる場を作っていきます。

実力のある理学療法士はたくさんいるんですが、なかなか病院や施設以外でその力を発揮することができない。

それって「もったいない」と思いませんか?

さらに言えば、力があるにも関わらず、
病院や施設などの限られた環境だけで活動をしていることで、
俺なんて何もできねぇ
と、自信をなくしている人が多いんです。

この「もったいない力」を皆さんの元で活用できるようにする、
これがPT Designでやろうとしていることなんです。


解決したい社会課題

2部に分けてお伝えしてきましたが、私たちが解決したい問題は
「困りごとを抱える皆さんと、理学療法士との接点が少ないこと」

この問題を解決することによって、

・理学療法士の発揮されていない「もったいない力」を社会に役立てる形にする
・病院や施設以外でも困っている、課題を持っている人たちに合わせた解決方法を提供する

ということを実現できると考えています。


では、具体的にどのような課題に対して、理学療法士の知識や経験を活かした活躍ができるのかを、事例を紹介しながらお話ししていきます。


〈利用者の悩みを徹底的に分析して作った装具〉

海外の事例です。

https://youtu.be/0QDdtNx9M68

下垂足という病気の患者さんと共に共同開発した商品で、この商品作りには医療従事者の知見やノウハウが入っています。


似たような視点から、今現在挑戦している理学療法士がいます。
この理学療法士は装具ユーザー当事者でもあり、「装具を履いていてもおしゃれな靴を履きたい」という希望を叶えるべく、靴作りに取り組んでいます。

これまでに制作された靴(始めた頃からの成長がすごい)

この制作に至る困りごとは、
装具をつけたまま履ける靴におしゃれなものがない、でした。


おしゃれなものがないなら、実際に作ってみればいいじゃないか、

ということで、既存の靴をバラバラにして研究するところから始まりました。

実際の靴の素材を使うことはコストが高く難しいため、まずは靴を「簡単に」作ってみる。
そこから「機能性」などを加え、自分自身のニーズに合わせて改良していく、という流れで進めています。

 

もちろん、1人の課題が解決したとしても、
たくさんの人が喜んでくれるかは分かりません。
商売ありきで考えると、
どうしても「たくさんの人に売れる」ということが課題に上がってきてしまいます。

 

しかし、理学療法士の強みはあくまでも
あなたオリジナル
に特化した問題解決の提案です。


その方法がたまたまたくさんの人に喜んでもらえたら商売に繋がるでしょう。
あくまでも商売をすることが重要なのではなく、
1人の課題に対して、その解決策を「デザイン」して世の中に示すことの方が重要なんです。

 

このように、たった1人の困りごとや希望を理学療法士の視点から考えることが、
新しい社会への役立て方を生み出すことに繋がると考えています。


しかし、いきなりそんなことができるわけではありません。
理学療法士がそのような力を発揮するには十分な知識と経験を積む必要があります。
つまり、病院や施設での臨床経験が重要であると考えています。


今回プロジェクトを計画した藤田や山川、講師としてお願いしている廣瀬先生も、同様に臨床から経験をスタートしています。


まずは何よりも臨床力をつけ、患者さんのために活躍できる理学療法士になることが最大の糧になります。

その経験を積み上げていくことにより、どんな場面にも対応することができるようになります。

なぜなら、理学療法士は一人一人の人生を考え、その人に合わせた生活をコーディネートすることができるからです。

その人を取り巻く環境や家族、今までやってきた仕事なども考慮し、ベストな解決策を考えます。


この理学療法士としての仕事の実践経験は、別の業種に取り組んでも活きることが多いのですが、それを実感している理学療法士は多くありません。

むしろ、国家試験合格後、病院勤務の理学療法士としてキャリアを積み上げた人の方が実感しにくいかもしれません。


そんなあなた(理学療法士)の見えていない価値を発見し、あなた自身が心から解決したい課題や希望とする生き方を実現するための
ステップアップ教育の場所
を作りたいと思っています。


そして、理学療法士自身が知識や知恵、経験をデザインする(形作る)力を得た後には、一般の方にも反映されるような価値の提供を行います。


こうして、もっと一人一人に焦点を当てた課題解決の方法が世の中に広がっていく社会を目指します。


具体的な内容

ここまで、お読みいただきありがとうございます。

ここからは、2023年の本格始動に向けたモニターセミナーやプレテストの様子をご紹介します。



こちらのタイトルでご参加していただいた方は、9日、23日合わせて25名でした。
どの参加者さんも真剣に講座を聞き、少しでも明日以降の臨床に役立てようとされていました。



(受講生の皆さんには写真掲載の許可をいただいています。)


また、臨床スキルだけでなく、病棟での他職種連携や患者・家族とのコミュニケーションなどにも活用できる、非臨床スキルのセミナーも実施しています。

こちらでは、参加者にワークを通じて「考える力」を提供するため、少人数での実施を計画しています。
モニターセミナーの様子では、最大7名までかと思っていますが、今後希望者が増えた時にどうするかは課題です。。

モニター参加者の感想

今後の展望

PT Designは理学療法士の本来の価値をきちんとデザインして届けることを目的としています。
そのためには、理学療法士自らがその価値に気づく必要があります。


もちろん、価値の創造があってこその再発見なので、まずはセミナーを通して価値創造のお手伝いをし、病院などの臨床現場での実践を共有することで、参加者さん全体の底上げを測ります。この価値創造が出来た後に、PT Designとしての「形を作る」に取り組んでいきます。


基礎固めから病院や施設以外の実践へ

 


理学療法士一人一人の「やりたい」や「避けたい」を解決できるようになるリトリートキャンプを実行し、この先理学療法士として常に社会の「課題」と「問い」に気づき、解決しようとする能力を身につけてもらいます。


理学療法士の方に対しても、一般の方に対しても、「個人」に焦点を当て、思いを「形」にするデザインを作っていきます。
応援よろしくお願いします。


メンバーからの意気込み

廣瀬 聖一郎

臨床経験は20年近くになりましたが、実は、新人の頃から患者様に対しての想いは変わっていません。
「誰のために?」「自分のできることはやり切る」
このような想いでいまだに治療にあたっています。
僕のことを頼っていただける人には自分できることを、知っていることを話して、共感してもらえたらOKと思っています。

もちろん、疑問や反論も当たり前、人それぞれの思考に違いはあります。
自分の悩みや選んだ選択を一緒に考えられる存在がいると心強くなるはずです。一緒に頑張っていきましょう!

<経歴>
2002年理学療法士取得。東京都内リハビリテーション病院の開設スタッフとして、回復期・生活期リハビリに従事。
大学病院にて超急性期〜終末期医療を経験し、学生や新人セラピストへの臨床教育にも尽力。

2018年より患者様への貢献を目的とし、独立。これまでの経験や知識を活かして、個人から企業まで幅広い範囲でリハビリ専門職として研究や施術など活動している。


荒川 大晴

一人一人が自分の力を磨き様々な分野でその力を活かせる。
一人で解決できない壁が出来た時に皆の力を出し合い、解決していく。
そんなプロジェクトにしていきたいと思っています!
まだまだ若い僕ですが、皆さんの力になれるよう頑張ります!

2020年理学療法士取得。京都府の急性期病院に勤務。
勤務外では健康に関する分野を大学・高校にて講義を実施。オンラインでの国家試験対策講義を実施。
2022年3月に退職し株式会社Adamを設立。現在アプリ開発やフリーランスから企業のコミュニティ運営に携わる。

山川 弘輝

資格や業界にとらわれず
「あなたのお客さんになりたい」「あなたと一緒に仕事がしたい」
そう言われるように、一緒に頑張りましょう!魅力的なあなたの未来に不安なし!

<経歴>
2017年 理学療法士取得、デイサービスに勤務。機能訓練指導員としてのリハビリ、行政委託の介護予防事業に従事。
「これで健康になるのか?」いう疑問と葛藤を持ち、退職。その後、藤田と共に海外イベントなどの広告代理業を経験。
その経験を買われ、現在はデイサービス・訪問看護ステーションがある会社に入社。理学療法士、広報・営業部長、保険外サービス開発リーダーとして幅広く起用される。

資金の使い道

目標金額 10万円

資金の使い道
セミナー開催およびオンラインセミナー動画サイト設備費用(スライド制作費用や動画制作なども含む):約8万円
広告費用:1万円
手数料:約1万円(9%+税)


PT Designプロジェクトの実施スケジュール

-2022年

7月 モニターセミナー実施

8月 年内プレセミナー開始およびクラウドファンディング実施

9月 リターン発送

11月   リトリートキャンププレ合宿実施

-2023年

1月 本プロジェクト始動

<募集方式について>

本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

リターン

詳細は、リターン掲載をご覧ください。




最後に

最後までお読みいただき、ありがとうございました。本プロジェクトは、理学療法士のために作ったものです。私を含めたプロジェクトメンバーが理学療法士という仕事に希望を持ち、その技術や知識を活かして生きてきたにも関わらず、それを後輩世代に伝えられていないという思いから立ち上がりました。


職業選択は自由になり、どういう生き方を選んでもいい時代になりましたが、せっかく理学療法士を志したのでしたら、最大限理学療法士を味わい尽くしていただきたい。その中で見えた新しい発見や興味を持ったことに、これまでの経験を活かしてチャレンジして欲しいと思っています。


私たちだけの力では、日本全国に伝えていくことは難しいです。応援していただける方、ともに学び、作ってくれる方と一緒になって、「そういえば、これも理学療法士さんが関わってるんだね」というものが世の中にもっと広がればと思っています。

PT Designプロジェクトリーダー 藤田 友輝

過去の実績

2014年理学療法士免許取得。
理学療法士として、精神科病院や訪問リハビリを経験。

そのほかにも、1年目から地域に飛び出し、畑を中心にした「半農半療法士」、コーチングに質問を組み合わせたマツダミヒロ氏主宰の「魔法の質問」を学ぶなど、理学療法士×〇〇を実践している。

コロナ禍前には、大阪駅近くの大型商業施設で車いすバスケットボール大会主催や海外イベントであるタイのジャパンエキスポなどを含む4カ国で展示会のブース運営、コロナ禍からは自らの経験を生かしたクラファン支援を行っており、現在までに2プロジェクトの成功をサポートしている。

現在は、訪問リハビリに従事しながら、健康サロンの運営、ブランディング会社での業務委託、イベント運営のサポートなどのライフワークも手がけている。

  • 2022/09/01 20:00

    昨日8月31日でクラウドファンディングは終了しました!まずは、ご支援いただいた皆様ありがとうございます。また、FacebookやInstagramなどでシェア・拡散をご協力していただいた皆様、ありがとうございました。今回は1年半ぶりのクラファンに挑戦するということで、前回の反省も活かしながら新...

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