科学・医療・衛生環境などの発展により、わたし達の寿命は延び続け、世界一の長寿国家である日本は、まさに人生100年時代となりました。
人が健康で長生きできる世界においては、年齢という指標でこうあるべきと判断されるエイジズム(年齢差別)ではなく、エイジレスな生き方ができる共生社会を実現する必要があります。
エイジレスは共生社会とは、高齢者はもちろん、次世代や女性をはじめ、あらゆる人々が社会とつながり、①年齢を重ねることをポジティブかつ楽しみながら向き合い、②健康に長生きし、③安心・安全に暮らし、④自らも成長を続けていきながら、いくつになっても好きな仕事や活動を通して社会に貢献する、といった社会になります。
わたし達ウェルエイジング経済フォーラムは、エイジズム(年齢差別・年齢バイアス)をはじめとした既成概念・価値観のアップデートやウェルエイジングな社会の実現に向けて活動をしています。

Wellbeing × Healthy Aging (Active & Positive aging) 
近年では、人々が生涯を通じて価値ある存在であり続け、価値あると感じることができるように。いくつになっても心理的、社会的、身体的健康を保てるように、ウェルビーイング(Wellbeing)という考えが広まりつつあります。

また、国連が採択したSDGs2nd edition 'Decade of Healthy Ageing2021-2030'のHealthy Ageing 、GCOAのHealthy and Active Ageingでは、ともにLife courseという言葉が使われており、生涯を通じた心身の健康とそれを支えるイノベーションや経済、官民パートナーシップ、エイジズムのマインドセットの重要性が提唱されています。この考え方に、Wellbeingを掛け合わせた考え方が、わたし達フォーラムが提唱するウェルエイジングです。

日本は世界一の超少子高齢先進国であり、医療、年金、子育て、生産性の維持・向上など様々な問題が突きつけられている「課題先進国」です。このような日本の現状に対し、海外のみならず日本のなかでも将来に対するネガティブマインドが生み出されていることも心配しています。

2022年3月に日本財団より、『日本財団18歳意識調査「成人年齢引下げ」「国や社会に対する意識6カ国比較」についての調査結果』が発表され、日本・米国・英国・中国・韓国・インド6カ国の若者に比べ、自国の将来に対して非常にネガティブな印象をもっているという厳しい現状が確認されました。

『高齢国家が衰退するとは、限らない。
年齢や世代で生き方やコミュニティを制限・分断しない社会へ。
エイジズム(年齢差別)のマインドセットから、超少子高齢社会をリ・デザインする』

これは私たち団体の設立趣旨です。

超高齢社会の到来と加速化は世界共通の課題であり、高齢国家は衰退すると唱え続けられてきましたが、必ずそうなるのでしょうか。イーロン・マスクはSNSで日本の消滅をつぶやきましたし、30年前のバブル期から世界の権威に日本の衰退は予言されてきました。
実際、日本は4人に1人が高齢者 (WHOでは65歳以上)であり、高度経済成長期からの「サザエさん」をモデルとした現在の社会保障制度や既成概念、価値観は過渡期を迎えています。

日銀経済研究所によると、サザエさんの波平(54)は現代の54歳とは20歳の生物学的年齢差があり、年々その差は広がりつつあります。
このまま寿命と平均年齢が上がれば2050年には3人にひとりが高齢者となり、47歳でも若手に入る時代が来るのです。
「◯歳になったら~できない」、逆に「◯歳になったら~しなくてはならない」といった「年」を基準にして自分や他者に限界、制限を設定する無意識の既成概念や価値観、イノベーションを阻害する要因となる社会・企業の「横割り文化」、世代で区別・分断するコミュニティの在り方、さらには「女性は年を重ねると価値がなくなる」と女子校生までが思い込むといった日本特有のジェンダー・エイジズムをも見つめなおす時です。

日本は多様な社会課題を抱えていますが、世界一の高齢国家であることは課題先進国であり、その解決は世界の課題解決につながります

私たちは弱みを強みに変えるべく、次世代に受け継ぐ持続可能な2050未来社会ビジョンを構想、実現に向け、人生100年時代に必要な「脱エイジズム」をはじめとしたマインドセットからエイジレスな働き方や生き方、全世代型社会保障の在り方、科学技術・イノベーションの創出など、社会の包摂性と個人のWellbeingを高めるための政策を提言し啓発する活動をしています。

新たな豊かさの在り方を議論、再定義し、多様なパートナーと心豊かな未来を共創を目指し、一緒に行動していきましょう。

2022年11月30日(水)に「ウェルエイジング経済フォーラム Wellbeing&Age-tech 2022 Award 」を東京で開催
2022年はこれまでの取り組みをより一層推し進めるべく、LIFE SHIFTの著者であるリンダ・グラットン氏をフォーラムに招聘し、官民政策座談会および「ウェルビーイング&エイジテック」スタートアップの表彰を実施します。

このフォーラムを通じ、「ウェルエイジングマインド」および「ウェルビーイング&エイジテックのスタートアップマインド」を一気に高めることを目指しています。
イベント会場へお越し頂く方やオンラインで参加頂ける方には、ぜひ時代の変化のスタート地点で起こる波(マインド)を周りの方々にも伝搬頂きたいです。

昭和のマインドセットを一新し、日本が染まりつつあるネガティブマインドを大きく変化させる第一歩を踏み出したいと考えています。

※最新のプログラムはウェルエイジング経済フォーラムのホームページで確認してください。

今回の本プロジェクトで頂いたご支援は、ウェルエイジング経済フォーラム2022の運営およびリターンに関する費用としてご活用させて頂きます。

<募集方式について> 
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。


※現在、表彰対象企業の選出、パネリストのスケジュール調整中のため変更となる可能性もあります。

10月下旬:パネリスト、表彰対象企業の発表

11月30日:ウェルエイジング経済フォーラム2022開催     
※フォーラム実施に関する一部リターンは当日会場にて提供

12月上旬:開催結果報告の送付
※フォーラム後実施する一部リターンの送付


ウェルエイジング経済フォーラムの実施をご支援頂ける方に、イベント実施時のお名前掲示や講演会チケットなどのリターンを用意しています。
ご支援頂ける範囲ないで応援を頂けると大変嬉しいです。



ウェルエイジング社会の実現に向けた活動に取り組む任意団体です。
現在、より一層の取り組みができるようにNPO法人化の準備を進めています。

□ホームページ
https://www.wellaging-forum.org/

■Team Members■
◎代表理事 佐藤ゆみ  INTEGRACE 代表  

◎理  事 杉光一成    KIT金沢工業大学大学院教授

◎理  事 原琴乃   外務省(帰国後理事)

◎理      事 保田隆之   神戸大学教授・スタンフォード大学研究員(理事就任予定)

◎理      事 国友洋二郎 ゴールドマン&サックス マネージングディレクター

https://www.wellaging-forum.org/members

□活動実績
2021年11月23日
ウェルエイジング経済フォーラム エイジテック2021アワード 実施

エイジテック2021アワード 受賞企業一覧

◎最優秀賞 エイジテック2021
『仕事と介護の両立支援 クラウドシステム LCAT』
株式会社リクシス

◎優秀賞
『京都大学発 永久歯が生えた後でも歯が生える注射薬』
トレジェムバイオファーマ株式会社

◎優秀賞
『転んだ時だけ柔らかくなる床とマットころやわ』
株式会社 Magic Shields

◎優秀賞
『片足でも小回り上手座ったまま脚で移動をスムーズにするチェア’Welts:ウェルツ’』
株式会社 オカムラ

◎優秀賞
『介護業務を効率化・投薬を最適化 CareWiz ハナスト』
株式会社エクサウィザーズ

◎優良賞
『産官学民コンソーシアム"健康・医療・介護視点”の全世代型まちづくり』
京都大学 超高齢社会デザイン価値創造

◎優良賞
『介護事業者支援×シニアの雇用インクルージョンDX構想 Owl Care』
 EMCヘルスケア

□表彰詳細ページ
https://www.wellaging-forum.org/general-6

このプロジェクトの問題報告はこちらよりお問い合わせください