温かいご支援を頂きました皆様、プロジェクトの発信にご協力いただきました皆様、
そしてプロジェクトの実現にご尽力いただきました皆様、誠にありがとうございます。
小児看護学チーム一同より厚く御礼申し上げます。

皆様にお力添え頂き、大変多くの方々にご支援いただけただけでなく、
第一目標金額を大きく上回り、募集期間終了を迎えることができました。

何より、多くの方々に、このプロジェクトについてお目通しいただけたことを大変ありがたく思います。

「すべての子どもたちの未来のために」皆様のお気持ちを大切に噛み締めて、
一歩一歩、研究活動およびプロジェクトの遂行に邁進して参ります。

現在、皆様への研究進捗報告に向けて準備を進めております。
今後とも、名古屋大学大学院医学系研究科小児看護学チームをどうか宜しくお願い申し上げます。

2022年11月10日
名古屋大学大学院医学系研究科 野々山友


はじめまして野々山友です。私は今、自分自身の乳児院での臨床経験を活かして、
様々な事情を抱える子どもたちとご家族が安心して暮らすための活動に取り組んでいます。

<プロジェクトリーダー 兼 研究代表者>
名古屋大学大学院医学系研究科総合保健学専攻 助教 野々山友

研究は、子どもたちのために、ご家族のために。私たちは現場の方々と共にある。

そんな思いで、名古屋大学大学院医学系研究科小児看護学チームは、日々、研究・教育・実践に邁進しています。私たちは、これまですべての子どもたちとご家族の健やかな暮らしのために、様々なプロジェクトに取り組んできました。できることは少ないけれど、私たちだからこそ役に立てることがある。そう信じて、今回のプロジェクトを立ち上げました。小児看護学チーム(総勢十数名)一丸となって、このプロジェクトに挑戦します。

1.子育てに関係する様々な問題が深刻化する昨今、乳児院には、あらゆるケースへ十分に対応する機能が求められ、現場が多くの課題に直面しています。そんな現状を、研究により「見える化」し、関係機関や社会に発信します。

2.実際のケース調査や疫学研究から、乳児院での取り組みや工夫・現場の困難・課題・機関連携の実際を明らかにし、現場の方々、一般の方々、チームメンバーほか専門家と検討を重ねることで、必要な取り組み・方策や体制を明確化します。

3.様々な背景をもった子どもたちが安心して暮らし、家庭で健やかに育つために、学術面から明確化した研究成果を、関係機関への提言・陳情につなげます。


第一目標88万円、最終目標200万円、大学なら研究費で賄えないのかというご意見もあるかと思います。しかし、現実には大学から支給される研究費は非常に限られており、外部からの競争的研究費の獲得を目指しつつ、私費を投入し続けても、理想とするプロジェクトの遂行はままならないのが現状です。

このプロジェクトの内容と見つめる問題をみなさまと共有し、喫緊の課題である乳児院の機能強化を実現するためにも、どうか応援をお願いいたします。


乳児院とはどんなところ?今、乳児院に求められていること

乳児院は、戦後に生まれた施設で、戦災孤児や栄養不良の子どもたちを保護し、育てる役割を担っていました。
しかし、それから70年余りの時を経て、乳児院の姿は大きく変わっています。

社会の変化に伴い、あらゆるニーズに対応し、子どもたちとご家族をサポートしています。乳児院というと虐待を受けた子どもたちを保護する場所と思われるかもしれませんが、現在ではもっと多様な役割を担っています。ご両親の体調不良や、お子様の背景による育児困難など、子育てに困っている時に、一時的にサポートすることも多くあります。

保育士をはじめ、医師、看護師、ソーシャルワーカー、心理士、栄養士など多くの専門職が力を発揮し、医療機関や児童相談所、各種自治体、里親会、福祉施設等、様々な機関と密接に連携する機関であり、高い専門性を持ち、多くの役割を一手に引き受ける専門機関です。

そして、その実際は、子どもたちとご家族ひとりひとりに向き合い、どうにか良い方向にと議論を重ね、試行錯誤し、24時間365日休むことなく子どもたちに愛情を注ぎ、あたたかい手で抱き上げる、そんなプロフェッショナルの集まるところです。このプロジェクトを立ち上げた野々山(研究代表者)は、一昨年まで看護師として乳児院に身を置き、乳児院の専門性、現場の困難感を体感するとともに、乳児院の可能性・重要性も実感してきました。

乳児院は現在、子ども虐待の深刻化、疾患や障がいを抱えた子どもの増加など、複雑化する社会課題の中で、より広い側面において高い機能を備え、あらゆるニーズをもった子どもたちとご家族に、過不足なく柔軟に対応する機関となることを国から求められています。

そのような要望に、真摯に応えようと奮闘する乳児院の方々に、研究機関として可能な限り貢献し、社会で暮らす子どもたちとご家族が必要な時に必要なサポートを得られる体制づくりに寄与すべく、このプロジェクトを遂行します。


ご支援を通して成し遂げたいこと

みなさまのご支援を通して、研究チームにより迅速に研究(3カ年計画)を遂行し、現場の方々の声を反映した提言・陳情につなげます。

①みなさまからの大切なご支援をもとに研究を遂行します。

②研究により得られた成果や検討事項について、現場の専門職の方や一般の方々と検討会を開催し、議論を深めます。

③検討会や、学会での発表、意見交換、論文発信などによりブラッシュアップされた提案事項を研究チームがまとめます。

④まとめた研究成果から、具体的な提言書や陳情書を作成し、関係機関へ提言・陳情を行います。


資金の使い道

専門職者向け検討会開催費用 約4万円

一般の方向け検討会/報告会開催費用 約18万円

学会公募テーマセッション開催費用 約14万円

データ解析ソフト購入費用 約13万円

論文購入費等データ分析費用 約11万円

研究調査旅費 約7万円

研究システム契約費等雑費 約9万円

大学事務管理費 約9万円

クラウドファンディング手数料 約7万円
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合計:88万円

※検討会での意見交換などを経て、若干の変更を生じる可能性がありますが、ご理解頂ければと思います。

※目標金額を超えてのご支援は、プロジェクト規模の拡大、さらに活動の発信力を高め、プロジェクトの目的を達成するために大切に使わせて頂きます。

※使途の変更・最終的な資金使途詳細については報告書を作成致します。


リターンについて

ご支援頂いたみなさまへ金額に応じて可能な限りのお礼をさせて頂きます。

みなさまからのご支援を、リターンの準備費や郵送費ではなく、1円でも多くプロジェクトに還元するため、物品によるリターンのご準備ではありません。ご理解頂ければ幸いです。

3,000円 お礼メッセージ

5,000円 お礼メッセージ、活動報告書(PDF)の送付

10,000円 お礼メッセージ、活動報告書(PDF)の送付、オンライン研究報告会へのご招待

30,000円 お礼メッセージ、活動報告書(PDF)の送付、オンライン研究報告会へのご招待、オンライン研究室/キャンパスツアーへのご招待

50,000円 お礼メッセージ、活動報告書(PDF)の送付、オンライン研究報告会へのご招待、オンライン研究室/キャンパスツアーへのご招待、学会発表時にお名前の掲載(希望される方)

100,000円 お礼メッセージ、活動報告書(PDF)の送付、オンライン研究報告会へのご招待、オンライン研究室/キャンパスツアーへのご招待、学会発表時にお名前の掲載(希望される方)、論文謝辞へのお名前の掲載(希望される方)

150,000円 お礼メッセージ、活動報告書(PDF)の送付、オンライン研究報告会へのご招待、オンライン研究室/キャンパスツアーへのご招待、学会発表時にお名前の掲載(希望される方)、論文謝辞へのお名前の掲載(希望される方)、個別出張研究報告・研修会(大学規定範囲)


最後に

子育て家庭が直面する課題、子どもたちとご家族の生きづらさ、
日本の子育てにかかわる問題は「待ったなし」の状況にあります。

乳児院の機能強化という課題の喫緊性から、愛知県内の乳児院や全国乳児福祉協議会のご協力を得て、私たちの研究はすでに始まっています。この社会課題を広く共有し、一刻も早く具体的な戦略を練るために私たちは動き出しています。乳児院で奮闘する専門職の方々のために、乳児院で暮らす子どもたちとそのご家族のために、これから生まれてくる子どもたちのために、どうか応援をお願いいたします!


プロジェクトチーム主メンバーのご紹介

浅野 みどり (名古屋大学大学院医学系研究科総合保健学専攻 教授)写真右

新家 一輝 (名古屋大学大学院医学系研究科総合保健学専攻 准教授)写真左

野々山 友 (名古屋大学大学院医学系研究科総合保健学専攻 助教)写真中央


<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、必ずプロジェクトを遂行し、リターンをお届けします。


<寄付金の税制控除につきまして>
名古屋大学へのご寄附については、税制上の優遇措置が受けられます。
なお、寄附金領収書は株式会社CAMPFIREを通じて寄附金が名古屋大学に入金された日付で発行いたします。
※名古屋大学への入金は募集終了の翌月末になりますので、ご注意ください。
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例:2022年4月20日にご寄附いただいたプロジェクトの募集終了が2022年5月13日の場合
→名古屋大学への入金は2022年6月
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<個人の皆様>
■所得税(所得控除)
寄附金額が年間2,000円を超える分について、所得控除を受けることができます。
寄附金額 - 2,000円 = 所得控除額
(控除対象となる寄附金の上限額は、当該年分の総所得金額の40%です)

■住民税
 本学を「寄附金税額控除対象法人等」として指定している都道府県・市区町村にお住まいの寄附者様の皆様は、所得控除に加えて、翌年の個人住民税が軽減されます。控除対象の地方自治体については、愛知県内の条例指定状況(外部リンク PDF)よりご確認ください。

(寄附金額 - 2,000円) × 4~10% = 住民税控除額
(控除対象となる寄附金の上限額は、当該年分の総所得金額の30%です)

※上記の計算式の4~10%について
・都道府県が指定した寄附金は4%
・市区町村が指定した寄附金は6%
(都道府県と市区町村双方が指定した寄附金の場合は10%)

<法人様>
寄附金の全額を損金算入することができます。

  • 2024/03/03 17:00

    こちらの活動報告は支援者限定の公開です。

  • 2024/02/13 12:56

    こちらの活動報告は支援者限定の公開です。

  • 2023/12/18 20:30

    専門職者の方々とのミーティングを行いました!すべての子どもたちに愛と未来を。「奮闘する乳児院を研究で支えたい」を応援いただいている皆様お世話になっております。いつもご報告の間があいてしまい申し訳ございません…本日12月18日(月)にプロジェクトメンバーの専門職者の方々と意見交換を行いました。プ...

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