WAKUFULL(ワクフル)とは、「わくわく(WAKUWAKU)+溢れる(FULL)」の造語です。わくわくで世の中をおもしろくという意味が込められています。

 WAKUFULLのメンバーは3人います。

発案者は大学4年生のちひろ、イラストが得意な高専1年生のわかな、そして中学2年生ののぶです。私たちは、2022年8月に開催された起業体験イベント「Startup Weekend 長岡」で出会いました。

そして、3人でチームを組み、課題解決体験カードというビジネスアイデアで優勝したことから本プロジェクトがスタートしました。なぜ、私たちがこの課題解決体験カードゲームを提案したのか。それは、起業体験の地域格差を感じたからです。

<左から順に、わかな(長岡工業高等専門学校1年)・のぶひろ(桐朋中学校2年)・ちひろ(新潟大学4年)>

 私たちは、起業体験イベントに参加して、みんなでアイデアを出し合ってゼロから1つの物を作り上げることの楽しさを実感しました。しかし、そのような体験は地域によって格差があります。そこで、時間や場所に捉われず、手軽に課題解決を楽しめるゲームを考えました。

あい

最終的にはこのカードゲームを小・中学校で利用してもらい、若い世代が課題に対して興味を持ち、自分事として捉える、課題解決へのアクションに繋がるキッカケを生むことを目指しています。

「社会をよりよくするためのアクションを増やすには?」

 若い世代が課題に対して興味を持ち、アクションを起こすようになるのはそう簡単な事ではないです。

さまざまな方法を検討する中で、社会課題・地域課題について学ぶことも、行動することも、まずは「楽しさ」が重要だと考えました。

 どんなことであっても、まずは「小さな成功体験の積み重ね」が大事です。それも、楽しければ楽しいほどいい。これは、スポーツでも音楽でも料理でも一緒です。「楽しい経験」を得ることが、その後のやる気と自信につながります。

 そこで、学びの過程をゲーム化してしまおうという発想から、今回のカードゲーム制作の構想がうまれました。

WAKUFULLは2022年8月からの現在までの約4か月間、学業の傍らチームのメンバーで協力し合いながら、教員やカードゲームの制作者、生徒、教育機関関係者、社会人、企業、様々な方にヒアリングを重ねてきました。

<日本精機株式会社様へのワークショップ>

始めは、冒頭に書いているように教育現場向けに「課題解決のカードゲーム」を作成していました。しかし、ヒアリングを重ねていくうちに、課題解決のプロセスそしてアイデア発想のプロセスを楽しむだけではアクションに繋がらないということが分かってきました。

若い世代が課題に対して興味を持ち、アクションを起こすようになるためには

まずは、みんなで話し合いながら課題に対しての知識や理解を深めること、そして、それを自分事として捉えていくことがとても重要であることに気が付きました。理解が進めば今後のアクションにつながる可能性も高くなります。

そこで、社会課題を自分事として捉えることができるカードゲームを作成しました。

実際にカードゲーム形式にしたことで、このようなメリットがあります。


今までのカルタとの一番の違いは、自分たちでどのSDGs・17の目標と結び付いているのかを考えることです。自発的に調べて、じっくり考える過程を体験することで、課題に対しての知識や理解を深めることができます。楽しい体験だけで終わらせることなく次のアクションへと繋げていきます。

そしてカードゲームの魅力はたくさんありますが、最大の特徴は、学生である私たちの経験を通して、自分たちが本当に遊びたいもの、必要だと思うものを3人でアイデアを出し合って作ったものであるということです!


使うカードは2種類。ソーシャルグッドな身近なアクションが書かれた「アクションカード」と、SDGs・17の目標について記されている「SDGsカード」です。この2つのカードを使用して、カルタを行います。

SDGsや社会課題というと、壮大で自分が関わる世界とは遠いように感じるかもしれませんが、実は日々の生活の中でも、簡単にできることは沢山あります。

このカードゲームでは、そのような身近な取り組みと社会課題・地域課題をカルタによって結び付けることができます。

遊び方はとてもシンプルです。

基本的な遊び方は上記の通りですが、自分たちでオリジナルのアクションカードを作成したり、課題について調べ直して違う番号でやってみることもできます。
また、アクションカードに該当する番号を複数書くことで読み札の答えが複数ある、普通のカルタ(読み札に対しての答えは1つ)とはちょっと違ったルールでの遊び方もできます。

今までにβ版を使用し、様々な先生や生徒に向けてカードゲームを体験してもらいました。

実際に小学校(高学年)ではこのように利用してもらいました。


授業1コマで、最終的には「自分たちにできそうなアクションはどれなのか」「自分にできるアクションは他になにがあるのか」といったように、生徒が課題を自分事として考えるところまでもっていくことができます。

実際に協力いただいた小学校の生徒の感想です。

授業1コマから実施することができるので、総合の学習の時間以外の科目授業(社会・理科・道徳など)の一部でも利用することができます。また、学校に限らず学童施設や家族・親子と一緒に楽しむこともできます。


クラウドファンディングを通じて「WAKUFULL(ワクフル)」の取り組みと「社会課題を自分事化できるカルタ」そのもの存在を多くの方々に知っていただき、同じ思いを共有する人たちのつながりを元にして、多くの若者にカードゲームを提供していきます。若者の未来のための取り組みを、みんなで一歩ずつ前進させていきたいと考えています。

みなさまからのご支援は、これからの取り組みを実現するために充てさせていただきます。

具体的には、

①カードゲームの無料ダウンロードができる専用Webサイトの制作

カードゲームを誰もが気軽に使えるよう、カードゲームのpdfを無料でダウンロードできる専用のWebサイトを制作します。Webサイト上に制作意図や遊び方等も記載し、ガイドラインとしてもご使用いただけるプラットフォームとします。

②カードゲームを教育現場や学童施設へ無料配布

カードゲームに関心を示した教育現場や学童施設に無料で届けたいと考えています。カードゲームを印刷をして自分で作ろうとするとかなり時間がかかってしまいます。教育現場だと、1つクラス分のカードを用意する必要があります。そうなると、5~10セット程度印刷してカードを作成する必要があります。今までの活動や教育現場へのヒアリングを通して、教員の忙しさを痛感しています。そこで、少しでも教員の負担を減らしたいと考えています。また、紙ではなくホワイトボード素材を利用することで、何回でも書き直せ、何回でも利用できます。手間をかけることなく、違う学年、違うクラスでの再利用が可能となり、より多くの生徒にカードゲームを届けることができます。

※どこの学校に配布したかは随時、報告いたします。

③カードゲームの送料
④クラウドファンディング手数料

を、クラウドファンディングを通じて実現できたらと思います。

「課題解決へのアクションを、若い世代から。」

みなさんとつくっていけたらと思います。

ぜひ応援を、よろしくお願いします。


新潟ボードゲーム会ポラリス 代表 うすいさん>

ボードゲームは「遊び」であることは大前提ですが、「遊び」を通してさまざまな体験ができるのもボードゲームの大きな魅力の一つです。「課題解決のカードゲーム」は遊びを通して新しい発想や学びを体験できる可能性を秘めたゲームであると感じます。WAKUFULLさんの若い力で多くの子どもたちにゲームに込めた思いが伝わることを期待しています。WAKUFULLさんの活動を応援しています。 


<北海道公立小学校教員>

私は小学校教員です。「環境学習」の導入場面でのカードゲームを使用しました。このゲームの大きな特徴は、たくさんのグッドアイデアに触れることができる点です。児童が地球が危ない!という危機感をもつだけではなく「自分たちにできること」が明確に示されていることで、前向きな考えをもつことができます。授業中の子どもたちはとても楽しそうでした。さらにゲーム後には、「自分ならこれをするな」という自分だけのオリジナルなアイデアを考えることもできました。自分の考えをもつことは、アクションへの大きなモチベーションとなります。WAKUFULLさんが考える「実際にアクションを起こす」ために必要な要素が詰まったこのゲームで、解決思考の子どもたちを育てていきましょう!

SDGs for School 認定エデュケーター  井上さん>

子どもたちが学びを最大化するのは「楽しい時」です。一見難しそうな社会課題も、きっかけや声かけ次第でグッと自分ごとに感じられるようになります。また、このカードゲームは子どもたちが楽しめるだけでなく、導入する先生たちの現状に寄り添った仕掛けが施されていることも魅力の1つです。
若い世代がさらに若い世代のことを考えて作られたことにも、非常に胸が熱くなりました。多くの学校・教育現場で活用されることを願っています。 


WAKUFULL 代表
新潟大学4年 原田千裕


初めまして。WAKUFULL代表の原田です。私たちは「課題解決へのアクションを、若い世代から。」という理念を掲げ、様々な問題の解決を、誰かがやってくれるだろうと他人に任せるのではなく、自分たちが解決しようという考えのもと活動してきました。

これから社会を担っていく私たち若い世代こそが、新たに増え続ける社会課題に対してもっと興味を持ち理解を深めていき、どんどん行動を起こしていく必要があると考えています。

しかし、学生生活を送る中で、若い世代が課題に対して興味を持ち、自分事として捉えてアクションを起こすようになるのは簡単なことではないと実感しています。だからこそ、社会課題や地域課題のことを理解し、自分事と捉えて、行動に移すところまでを結び付けられるなにかを生み出したくて、このカードゲームの制作に至りました。

このカードゲームは、身近なアクションを社会課題と結び付けることで、自然とSDGsや社会課題について学べ、それらを自分事として捉えることができるカードゲームになっています。行動が変われば、未来が変わります。

このカードゲームが、多くの人たちに広がり、社会を変えるアクションのキッカケをつくるツールになると信じています。そして、アクション一つ一つを積み重ね、みんなでより良い世界をつくっていきたいです。

ぜひ、皆さまの力を貸してください。どうぞよろしくお願いいたします。

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WAKUFULL デザイナー 
長岡工業高等専門学校1年 青柳和奏
趣味:ゲームやアニメ、お菓子作り、イラストなどなど・・・色々あります。
趣味:挑戦すること

このカードゲームを使って子どもたちに身近に楽しく日本・世界の課題を学んでほしいです!また、カードゲームを通して課題意識がもっと持てるようになるととても良いと思います!ワクフルでは、まだサポート程度しかできていませんが、今後学校生活と両立しながらプロトタイプの作成などをしていきます!少しでも多くの人に共感・協力してもらえるよう、私たちも一生懸命取り組みたいと思います。

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WAKUFULL エンジニア
桐朋中学校2年 松田信博
趣味:ボードゲーム
特技:プログラミング

手軽に、アイデアを考える楽しさを知ってもらい、そこから起業などにも興味を持ってもらいたいです。ワクフルでは週4回ほどメンバーで、どうやったら楽しんでもらえるか話し合い、実際にTwitterで無料配布などをしフィードバックをもらっています。このクラウドファンディングを成功させ、コロナの影響で少なくなったアイデアを考え合う機会をこのカードゲームで作りたいです。


<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

<お問い合わせ先>

Mail:wakufull@gmail.com

  • 2023/04/07 20:16

    こんにちは!先ほどチームで今後についてのミーティングを開催しました!4月になりメンバーもそれぞれの新生活がスタートしていました。(平均年齢も16→17歳になりそうです・・・笑)WAKUFULLの今後については、もちろんメンバー全員意見一致の「活動継続!」です!ただ、メンバーそれぞれが学生・社会...

  • 2023/04/07 14:43

    皆さま、カードゲームは届きましたでしょうか??先日、支援者の皆様へのカードゲームの発送が完了いたしました。(希望者のみ)おそらく多くの方には本日中に届くかと思います!(まだの方は明日に届くかと思います。)ぜひ、私たちの考案したカードゲームを利用してみてください。ちなみに、このカードゲームをデザ...

  • 2023/03/30 21:15

    こんにちは!WAKUFULLです。大変お待たせいたしました。ついに!支援者の皆様にカードゲーム発送することができるようになりました!本日カードゲームの製作をお願いしていた印刷会社より製作完了のお知らせがきました。来週より順次、支援者の皆様にカードゲームを発送いたします。4月上旬には皆様のお手元...

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