🍀ご挨拶

はじめまして、いとしまハローピースアクトです。数多くあるクラウドファンディングの中から、私どもの活動をご覧いただきましてありがとうございます。いとしまハローピースアクトは、「戦争体験といのちの大切さを語り継ぐ」というメインテーマを掲げ活動しているボランティア団体です。毎年8月6日に糸島市の文化拠点である伊都文化会館の大ホールにて平和劇を上演しています。活動のかなめは、小学校6年生以上のリーダー。それぞれの個性(いろ)を尊重し、子どもたちが主体となって活動しています。学習や体験を大切に参加するみんなで創り上げていく、お互いを認め合い、思いやれる優しい心、そして、お互いを支えあえる強い心をはぐくみながら、みんなで楽しめる場所を目指しています。
今年から青年部が立ち上がり、Instagramも始まりました!

どんな境遇にある子どもでも参加できるようにと、年会費3000円としています。そして、観に来たい子どもたちが来やすいように子どもは200円、おとなは500円のチケット料金の設定です。

活動の集大成となるのが「8.6平和劇」なのですが、お越しいただいたみなさまのアンケートには「演出、ピアノ、表現ダンス、若い方たちが平和劇を創っていかれていることがとても嬉しかった」「今ある平和のありがたさが良く分かった」「戦争知らない子や孫たちへ平和とは何かをしっかり伝えていきたい」「知ること、語り継ぐことは大切」と、舞台の感想のみならず、平和への想いや、自らが発信者になろうとされる言葉が書かれています。平和な今だからこそ平和について考えることができるのです。二度と同じことが起きないように、まずは知ること、そして語り継ぐこと、みんながそういう気持ちになることができれば、きっと平和は続くでしょう。


🍀このプロジェクトで実現したいこと

今回の平和劇は、1927年、今から95年前、日米の親善を願いアメリカから日本全国に贈られた約12000体の青い目の人形のお話です。この「日米親善人形交流事業」は、アメリカの宣教師シドニー・ルイス・ギューリック博士と来年新一万円札の肖像となる渋沢栄一翁の手掛けた事業です。

私たちは、これまで青い目の人形についての舞台を2回取り組んできました。
だからこそ違う視点での舞台にしたいと思いました。

コロナ禍で、「あれもダメ、これもできない」と規制の多い日々が続き、夢も希望も見失っている子どもや大人たち。
こんな時だからこそ「夢」が生きる力になっていくのではないか、と考えました。

人形に託された「夢」は一体どんなものだったのでしょうか?

みなさんは、どんな世の中になればいいな、と思いますか?

「Made in Dream」

この地球にあるものすべて、着ている服もスマホもテレビも全部ぜ~んぶ、誰かがみた「夢」でできています。
こうしたい、こうなりたい、という「思い描いた夢」が自分自身を、街を、国を、そしてこの世界を創っていきます。その志について、渋沢栄一翁の考え方や生き方から学べることは、とても価値のあることだと考えました。

今年の平和劇は二部構成で行い、動画配信をすることで、地元糸島から全国に発信し、日本を元気にしたい!と思います!!


第11回いとしま8.6平和劇 Made in Dream ~平和への想いをつなぐ 青い目の人形「ルース」の物語

 第一部 講演「青い目の人形から見える渋沢栄一の夢」 
     講師 渋沢史料館 館長 桑原功一

 第二部 平和劇
     Made in Dream ~平和への想いをつなぐ 青い目の人形「ルース」の物語

大きなビジョンを持ちながらも
まずは小さな確実な一歩から

コロナ禍で辛く厳しい日々を送っている人々に夢や希望(ひかり)を届けたい!
それも全国へ‼
そういう思いで、今回クラウドファンディングを立ち上げました!


🍀平和劇の取り組みにより期待できること

<参加する子どもたちにとって>
①まずは知ること!平和を希求した人々の願いや想いを知ることができる
②そして伝えること!舞台づくりを通して平和の大切さを体感し、自らが主体的な発信者となる
➂生きることは表現すること!子どもたちの表現力が高まることで、様々な可能性を発揮できる

<観劇者にとって>
①文化的側面、歴史的側面から表現活動を通して、今まで知らなかった史実や、平和を希求した人々の願いや想いを知ることができる
②平和をつくるのは、自分自身。一人ひとりが「自分で考え行動していくことが大切」という学びの場となる
➂子どもたちもいっしょに創る舞台芸術を通して、「平和の大切さ」を改めて感じることができ、そしてなにより、今を、これからを生きる希望と元気をもらえる

<地域振興として>
①いろんな地域の子ども同士が知り合い、共につながる場となるとともに、多様な子どもを受け入れることで、子育て支援の一助となる
②地域と連携し活動することで、糸島の活性化が図れるとともに、糸島市の非核・恒久平和宣(糸島市の都市宣言)を広め、糸島から全国へ発信する機会ともなる


🍀プロジェクトをやろうと思った理由

日本財団「18歳意識調査 第20回(国や社会に対する意識)要約版」(2019年)によると「夢」を持てない若者が 4 割と先進国の間ではかなり多いことが分かります。コロナ禍でその傾向はさらに高まっているのではないでしょうか。
また、「自分で国や社会を変えることができる」と思っているのはわずか18.3%と低く、学校を卒業すると勉強しなくなる大人も46%と多いのもうなずけます。また、日本の18歳の「社会への当事者意識」は低いことが分かります。これも自己肯定感の低さや自分で考え行動する力の弱さの表れなのでしょう。

経済産業省の未来人材ビジョンによると、「好きなことに夢中になれる教育への転換」が必要とあります。

一律・一斉で画一的な知識を詰め込むという考えを改め、
好きなことにのめり込んで豊かな発想や専門性を身に付け、
多様な他者と協働しながら、新たな価値やビジョンを創造し、
社会課題や生活課題に「新しい解(こたえ)」を生み出せる人材が求められるとも書かれています。

そうした人材は、「育てられる」のではなく、 環境の中で「自ら育つ」という視点が重要で、子どもたちが好きなことに繰り返し挑戦したくなる機会を増やしていくことも大切です。

のめり込むことは、はっきりと未来の「夢」を自ら探す力です。その力は、なりたい職業や行きたい学校・大学ではなく、

「○○がやってみたい」
「○○を作ってみたい」
「○○を研究したい」

といった大きな目標のことです。

この大きな目標「夢」は、今の学校教育の中だけでは見つけることができません。子どもたちには家族・学校以外の平等に活用でき「地域の人・学生など少し距離のある人と関わる場所」が必要で、そこでは、自分が肯定され、役割を与えられることから自分が必要とされているという安心感を得ることができます。私たちの活動もそんな第3の居場所(サードプレイス)の一つです。

次の社会を形づくる若い世代に対しては、

「常識や前提にとらわれず、ゼロからイチを生み出す能力」
「夢中を手放さず一つのことを掘り下げていく姿勢」
「グローバルな社会課題を解決する意欲」 
「多様性を受容し他者と協働する能力」 

といった、根源的な意識・行動面に至る能力や姿勢が求められています。

こうした考え方そのものが、渋沢栄一翁の生き方から学べると思うのです。来年新一万円札の肖像となるこのタイミングで、渋沢栄一翁をもっと身近に感じてもらいたい、そして、その思いや夢が今もここにあるということを知ってもらいたいと思います。

シナリオ作成のために東京の渋沢史料館や深谷の渋沢栄一記念館、横浜人形の家へも足を運びました。そして、公益財団法人渋沢栄一記念財団様からの後援もいただき、今回の舞台を迎えます。今年だからこそできる舞台を、全国の皆さんに届けたい!そう思いました。

㊟日本財団・経済産業省は本プロジェクトとは直接の関係はございません

🍀これまでの活動

私たちが贈る平和劇のはじまりは1991年、約30年前となります。当時の教職員のみなさまが、「教え子を二度と戦場へは送らない」という使命の元上演されたのがきっかけでした。学校での平和授業が少なくなる中、戦争を知らない大人と子どもが、共に学ぶ場所として、子どもが主体の平和劇という創造活動がスタートしたのが20年前となります。


2022年度平和劇集合写真

現在は、活動母体が教職員から保護者へ引き継がれ「いとしまハローピースアクト」として活動をしており、今年が11回目の公演となります。

<これまで上演した平和劇など>

◇第1期2004年から2006年 地元のお話
「シイの木はよみがえった」 「月光RAIZAN」 「引津~海にむかって~」

◇第2期2007年から2009年 教科書素材から
「ちいちゃんのかげおくり」 「おかあさんの木」 「川とノリオ」

◇第3期2010年から2012年 広島・長崎のお話
「折り鶴の少女」 「永井博士の祈りを伝えて」「原爆の火~平和への祈りを込めて~」

2012年4月 いとしまハローピースアクトと改称、保護者が会の主旨を引き継ぐ
同時に糸島市NPO・ボランティア団体へ登録
平和の火を灯すキャンドルナイト「星の灯」を2012~2016年主催

星の灯2016ポスターの一部

◇第4期 2013~2015年 語り継ぐ~いとしま~
「ルース人形の夢~平和な世界は子どもから~」「幣の松原の願い」「海の彼方に思いをよせて」
 2015年度 ドキュメンタリー「戦後70年を迎え想いをつなぐ」制作

◇第5期 2016~2018年 子どもの目から見た戦争
「アンネの日記」「青い目の人形物語~福岡編~守られた人形たち」「ハンナのかばん~テレジンの幼い画家たち~」

◇第6期 2019~2021年 未来に語り継ぐ言葉₍ことのは₎ 
「散りゆく桜₍はな₎-君へたくす-」「8.6平和の夕べ」展示開催(新型コロナウイルス感染症の影響で平和劇は中止)
「Peace Hill-もう戦争は終わった-平和台を創った男「岡部平太」の物語」

◇第7期 2022~2024年 平和への想いをつなぐ 
「その時私は。-いとしまの戦争物語-」
そして今年・・・
「Made in Dream ~平和への想いをつなぐ 青い目の人形「ルース」の物語~」

今年は糸島市市民提案型まちづくり事業採択事業としての公演となります。また、九州・沖縄から文化力プロジェクトとして承認された舞台となります!


🍀資金の使い道

今回の平和劇3公演を上演するためには、約230万円の資金が必要です。新たな取り組み(=動画配信)として必要となった経費をこのクラウドファンディングで集めたいと考えています。この目標額設定は最低金額ですので、100%を超えた場合は、より充実した舞台を創るために使用し、また今後の活動資金として繰り越します。

<目標金額20万円の使い道>

動画配信機材一式(人件費含む)18万円
その他、CAMPFIRE掲載手数料・決済手数料やリターン商品代や送料として使います。


🍀実施スケジュール

2022.9月~  
随時新規会員の募集・出演者・サポートスタッフ公募
第11回平和劇開催の広報開始(SNS中心に)
10月~   
シナリオ編集に向けての情報収集・取材 
学習会・演技・ダンス基礎 
2023年4月~
平和劇に向けての定例会開始
新メンバー集まりの会(レク・自己紹介・基礎練習)
5月     
シナリオ草案完成・舞台制作スタッフミーティング
定例会(レク・演技基礎レッスン・学習会)
6月     
シナリオ(読み合わせ用)完成・配布と読み合わせ・キャスティング
大道具・小道具・衣装など必要なもの確認
基礎練習 平和劇練習(部分練習)歌の練習
7月前半   
ポスター掲示・チラシ配布などでの広報開始・チケット販売
大道具・小道具・衣装など準備
平和劇練習(部分練習) 
舞台制作スタッフミーティング
7月後半  
平和劇練習(部分練習・通し稽古)歌の練習
大道具・小道具・衣装など最終確認
最終稿(舞台用脚本)完成  舞台制作スタッフミーティング
ボランティアフェア参加予定(活動内容掲示と舞台宣伝)
チケット・動画配信のリターンへの対応
8月3日   
公演会場にて 通し稽古
8月4日   
公演会場にて リハーサル  動画配信準備
8月5日   
ゲネプロ
第11回いとしま8.6平和劇上演 ①19:00開演 
8月6日   
第11回いとしま8.6平和劇上演 ①14:00開演 ②18:00開演
18時公演を動画配信
9月下旬予定  
平和劇まとめの会(DVD鑑賞ほか)
10月以降  
thank you♡メール他、リターンへの対応

<第12回いとしま8.6平和劇への取り組み>
後期定例会(レク・演技基礎レッスン)
新規会員募集地域文化祭などへの参加  
シナリオ編集に向けての情報収集と演出・舞台美術検討フィールドワーク・学習会検討
演劇ワークショップ開催検討


🍀リターンについて

今回は、クラウドファンディング限定で動画配信URLを入手できます!
「糸島までは来れないけれど、観てみたい」
「当日会場に行くのは難しいけど、違う日なら大丈夫」
という方はぜひご利用ください!
お一人様~団体様用をご準備しております。

公演当日に糸島まで来れるよ!というあなた!!チケットのリターンがございます!
見やすい席にご案内できるプレミアムチケットもございますのでぜひご利用ください!

その他、オリジナルTシャツ

や昨年佼成出版社より出版された児童書、ノンフィクション感動シリーズ「あの子は、わたし。」もございます!
著者のささきありさん直筆サイン入りです💛

夏休みの読書感想文に悩んだら、これをどうぞ!

そして、ただただ応援隊!

今年もよろしくお願いいたします!!


🍀最後に

シナリオ作成のために東京の渋沢史料館や深谷の渋沢栄一記念館、横浜人形の家へも足を運びました。そして、公益財団法人渋沢栄一記念財団様からの後援もいただき、今回の舞台を迎えます。今年だからこそできる舞台を、全国の皆さん、どうぞご覧ください!


<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

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    7月9日大雨警報も発令され、会場を変えての学習会となりました。渋沢史料館の川上恵副館長から渋沢栄一翁の生い立ちや幼少時のエピソード、数々の功績を栄一翁が残した名言と共にお話しいただいた。また、人形交流事業についてもお話しいただき、栄一翁の思いや考え方、そして生き方について学びました。<子どもた...

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    今年の舞台は、公益財団法人渋沢栄一記念財団より後援をいただいての舞台となります。財団のwebサイトにも掲載されました!https://www.shibusawa.or.jp/outline/topics/2023/post07_23_75780.html

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