このプロジェクトでは、ウミガメの生態調査のため、ウミガメの里親となり、PITタグ(体内標識:マイクロチップ)の購入をご支援いただける方を募集します。

■たくさんの謎

現在、ウミガメの生態には、たくさんの謎があります。

何歳で成熟するのか?
どれくらいの確率で親ガメになれるのか?
本当に生まれた浜に帰って来て産卵するのか?
どこを回遊しているのか?
寿命は何歳なのか?

これらの謎には諸説ありますが、いまだ解明されておりません。

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■あなたの番号を子ガメに託してみませんか?

生態解明の手がかりとなることを期待し、特定非営利法人屋久島うみがめ館では、屋久島でふ化した子ガメにPITタグ(体内標識:マイクロチップ)を装着しています。

2002年度200個体、2003年度300個体、
2004年度434個体、2005年度500個体、
2006年度1,120個体、2007年度1,152個体、
2008年度1,180個体、2009年度1,091個体、
2010年度1,150個体、2011年度840個体
2012年度928個体
にPITタグを装着し、放流しました。

現在、年間で1000個体のPITタグ装着を予定していますが、その資金が不足しています。その為、PITタグ購入費用のご支援をお願いいたします。

屋久島で生まれた子ガメは、黒潮の流れに乗り太平洋を横断してアメリカ西海岸沖へ、さらに南下してメキシコ沖で成長し、日本に帰ってくると言われています。

しかし、親ガメになる確率は5000分の1と言われています。
よって、生態解明の手がかりになるタグは、できるだけ多く必要です。

※本活動はウミガメ保護に必要なデータを得るためのものであり、PITタグがウミガメに悪影響を与えることはありません。

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■ご協力いただいた皆様へ

みなさまからご支援いただいたPITタグは、8月から順次子ガメに装着し、屋久島にて放流を行います。
2,000円以上ご支援いただいた方には、放流後、あなたのPITタグの番号と放流日をカードにしてお送りします。受付番号とPITタグ番号、放流日は、当館ホームページでもお知らせする予定です。
20年、30年後のお話になりますが、該当番号の子ガメが親ガメになって戻ってきたときには、ご連絡差し上げます。
なお、子ガメが親ガメになる確率は非常に低く(5,000分の1と言われています)、PITタグを装着した子ガメが必ずしも戻ってくるとは限りません事、ご理解ください。

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■ご支援いただいた皆様へのリターン

●500円ご支援いただくと:
・屋久島うみがめ館オリジナル壁紙(PC用)をお送りします。

●2,000円ご支援いただくと:
・屋久島うみがめ館オリジナル壁紙(PC用)をお送りします。
・ウミガメ1頭の里親になっていただきます。

●6,000円ご支援いただくと:
・屋久島うみがめ館オリジナル壁紙(PC用)をお送りします。
・ウミガメ3頭の里親になっていただきます。
・屋久島うみがめ館オリジナル絵葉書およびパンフレットをお送りします。
・屋久島うみがめ館入館フリーパスをご提供します。(2013年度内有効。PITタグ番号の記載されたカードをご持参いただくか、受付にてお名前をお申し出ください)

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▲オリジナル絵葉書(例)

●10,000円ご支援いただくと:
・屋久島うみがめ館オリジナル壁紙(PC用)をお送りします。
・ウミガメ5頭の里親になっていただきます。
・屋久島うみがめ館オリジナル絵葉書、ステッカーおよびパンフレットをお送りします。
・屋久島うみがめ館入館フリーパスをご提供します。(2013年度内有効。PITタグ番号の記載されたカードをご持参いただくか、受付にてお名前をお申し出ください)

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▲オリジナルステッカー

●20,000円ご支援いただくと:
・屋久島うみがめ館オリジナル壁紙(PC用)をお送りします。
・ウミガメ10頭の里親になっていただきます。
・屋久島うみがめ館オリジナル絵葉書、ステッカーおよびパンフレットをお送りします。
・屋久島うみがめ館入館フリーパスをご提供します。(2013年度内有効。PITタグ番号の記載されたカードをご持参いただくか、受付にてお名前をお申し出ください)
・屋久島いなか浜でのうみがめ調査体験へ追加費用無しでご参加いただけます(2013年度限定、現地までの交通費などはご負担ください)。*

*うみがめ調査体験について
調査体験は時期により、「産卵時の調査(8月上旬まで)」と「子ガメふ化調査(9月下旬まで)」があります。
【産卵時の調査】
・上陸したウミガメのタグ番号確認、報告、資料への記載
・(タグがないカメの場合)タグの装着
・ウミガメの大きさ計測
・(産卵個所が台風時に流される場所の場合)卵の移植、産卵数計測
【子ガメふ化調査】
・子ガメが脱出した跡を掘り出しした後、ふ化した殻やふ化しなかった卵、地中で死んだ子ガメを数えて報告、資料への記載

■屋久島のウミガメについて

日本の海岸は、北太平洋で唯一のアカウミガメの産卵場です。中でも屋久島は、国内最大の産卵地であり、毎年国内に上陸するウミガメの約半数が屋久島で産卵を行います。
2012年度の屋久島全体の上陸・産卵回数はアカウミガメが上陸12,573回(産卵6,217回)、アオウミガメが上陸117回(産卵49回)を数え、当法人前の永田いなか浜では多い日には1日に129回もの上陸(産卵95回)がありました。

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■屋久島うみがめ館について

当法人は、1985年に屋久島島内のボランティアによるウミガメ生態調査活動「屋久島ウミガメ研究会」として発足し、2001年に特定非営利法人屋久島うみがめ館として、非営利法人格を取得いたしました。
ウミガメの生態調査及び研究等を通じ、彼らを取り巻く諸問題を解決する糸口を模索し、さらにウミガメが生息していく上で必要な環境を保全することによって、他の動植物ならびに我々人間社会に貢献することを目的としています。
当法人は、「寄付」「個人のボランティア」で支えられています。
今回募集のウミガメの里親以外にも、ウミガメ保護活動にご興味のある方は、是非、当法人サイトをご訪問下さい。

公式サイト:http://www.umigame-kan.org/
公式Facebookアカウント:http://www.facebook.com/yakushima.umigamekan
公式Twitterアカウント:https://twitter.com/umigamekan

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