はじめまして!

ペット同伴避難所の開設に向けて、NPO法人だいすきプロジェクトの設立準備に動いています、佐藤と阿部です。


私たちは北海道の札幌市を拠点に、

これまで「だいすきスティック本舗」というわんこのおやつ屋さんを営んできました。

安心安全なおやつを大切な愛犬に食べさせたい…

そのような想いから、

2015年よりヒューマングレード(人が食べても安全なもの)の国産材料のみを使用した添加物未使用のおやつ作りをスタートし、道内ドックカフェ、ネットやマルシェを中心に販売しています。


2018年9月、北海道で震度7の大地震が発生しました。


被災時にペットと飼い主さんが同じ空間で避難生活を送ることができる”同伴避難所”の存在は知っていましたが、ここ北海道にはまだその施設がありません。実際にペットと過ごした被災経験や、

その際に感じたリアルな不安体験をきっかけに、同伴避難所の必要性を切に感じました。

この実体験が原点となり、

今回の“だいすきプロジェクト”が始動しました。


以降、避難所立ち上げに向けて物件探しに翻弄する日々ですが、避難所は無償開放するため、

物件を維持するための収益の確保など、クリアすべき課題が非常に多く、

信頼面においても資金面においても、個人の活動では限界を感じている現況です。

そのためにまずはNPO法人の設立を決断しました。

今回はクラウドファンディングをきっかけに、

できるだけ多くの方にこのプロジェクトを知っていただき、共感・賛同いただける方々からの温かいご支援をお願いできればと考えています。


ちなみに「だいすきプロジェクト」と名付けた理由は、

元より営んでいたわんこのおやつ屋さんの名前「だいすきスティック本舗」同様、ペットと暮らす誰もが想う『大好きだよ!!』という気持ちを込めて決めました。

どうか、私たちの活動にご協力をよろしくお願い致します!


2015年12月にスタートした「だいすきスティック本舗」は、私たち自身が愛犬に安全な無添加のおやつを与えたいという想いから生まれました。

厳選した国産素材を使用し、添加物は一切不使用。

こだわり抜いた手作りおやつの製造販売を続けています。


私たちの作るおやつは、大切なペットが安心して食べることができるよう、

原材料名をそのまま商品名にするという工夫をしています。

2016年4月に起こった熊本地震。発生2時間後、

自らの動物病院を同伴避難所として開放された獣医さんがいらっしゃいました。

その姿に感動し、当時まだできて間もなかった「だいすきスティック本舗」でしたが、

必死におやつを作り、支援物資として熊本に送らせていただきました。


この出来事をきっかけに“同伴避難所”の存在を知り、

「北海道にもいつか開設したい」と考え始めるようになりました。


2018年9月、北海道胆振(いぶり)東部で震度7の大規模地震が発生しました。

この被災経験は、私たちのその後の生活にとても大きなインパクトを残す出来事となりました。


地震発生後、日本初の“ブラックアウト”が発生。

道内全域で大規模停電が起こり、電気の供給が再開されるまでに丸2日かかりました。


(佐藤)スマホの電波も途絶えていたため、何が起きているのか調べることすらできない状況の中で、

「一体この子とどこに逃げたらいいのか」

「これからどの場所に避難すればいいのか」

(佐藤)具体的な対処方法が分からず、ずっと不安に襲われていました。


(阿部)当時マンションの10階に暮らしていたのですが、
停電でエレベーターが止まってしまい

「不安を感じているペットと一緒にどうやって、どこへ避難するか?」と動けずにいました。


(阿部)どれだけ避難準備をしていても、防災グッズを家に置いていても、いざという時の情報がなければ身動きは取れない。

すごく不安を感じる経験でした。


(阿部)この実体験が、今回のプロジェクトを立ち上げる原点となりました。

(阿部)いざという時に飼い主さんとペットが安心して避難できる場所の存在や、その情報を事前に知っておく必要性をより身近に感じたのです。


・怯えて部屋の隅に隠れ、震えて出てこなかった

・パニックになり、部屋中を逃げ回っていた

・本震直後から続く余震、テレビや携帯電話から鳴り響く警報音に反応し、不安そうに鳴き、下痢が続いた

・サークル内で寝られるようクレートトレーニングをしていたので、落下物や家具の下敷きになることなく過ごせた

・ペットが闘病中だったため、避難所に入れず車中生活を送った


・慣れない場所での生活で激しい嘔吐を繰り返した

・ペットの避難スペースが屋外だったので、そばに居てあげることができずストレスを強めていった

・避難所に知らない人や他の動物がいるので、愛犬のストレスになると考え自宅にとどまった(飼い主が冷静に考えなければと思った)

・ペット同士のトラブルや、ペットが苦手な人、アレルギーを持つ人への配慮に戸惑った


・地震が落ち着いても吠え続け、近所に迷惑をかけた

・ストレスでご飯を食べなくなった

・少しの物音にも敏感になり怯えるようになった

・地震がトラウマとなり、留守番を嫌がるようになった


このような経験から、私たちは一つずつ準備を進め、同時に避難所の物件探しも開始。

その過程で個人の活動に限界を感じ、年内にNPO法人設立に向けての準備を進めています。


多くの飼い主さんは災害時にペットと一緒に避難したいと考えていますが、

実際に避難先での生活がどのようなものになるのかを具体的にイメージできていないのが現実です。

そのための対策として、被災時を想定したペット同伴の避難訓練を開催し、

ペットの不安を少しでも軽減できるようにトレーニング等を行います。


また、大半の避難所ではペットと同じ空間で避難生活はできなかったり、

いつもと違う場所での生活にストレスを感じるペットは少なくありません。


実際の避難所での生活状況や、そのために身に付けておくべき知識や情報を、

前もって得ておく必要があります。

ペットを新しく家族として迎え、ともに暮らす為のルールや悩み事や、

身体を使った遊びや散歩が難しくなった老犬と生活をする飼い主さん同士が、

気軽に訪れて不安や悩みを共有し、アイデアの交換や、

ライフステージにあった楽しみ方などを話し合える場所を提供したいです。


また、運動不足の解消法や食事の工夫等、

飼い主さん同士が気軽に情報交換できる場所が欲しいとの声も上がっています。

人間と同じように、ペットも高齢になると徘徊や昼夜逆転の生活サイクルになる場合があります。

そうなると飼い主さんは目を離すことができず、睡眠が取れなかったり、

つきっきりの生活で気持ちが追い詰められてしまうケースが、実は多くあります。


そんな飼い主さんをサポート出来る場所が必要だと思うのです。

シニア動物専門サービスの紹介や情報提供をしながら、

シニアとの暮らしのお手伝いが出来たらと思っています。

災害時にペットを連れて避難できる方法には、同行避難と同伴避難の2種類があります。

環境省のガイドラインによると

「同行避難とは、避難所までの避難行動(行為)のことをいいます。

避難所でペットと人が同じスペースで過ごす同伴避難を指すものではありません」

と定義されています。

同行避難所では、ペットと飼い主さんは別々のスペースで過ごし、

場合によってはペットが冬でも屋外に置かれてしまうことがあります。

このため、ペットと一緒に避難できないなら、危険の迫る場所でもあえて避難しない選択をしたり、

エコノミークラス症候群などの危険性がある車内での避難を選択する方もいます。

また、災害時に“同行避難所”と“同伴避難所”の区別がつかず、混乱を招く可能性があります。

そういった情報の普及や同伴避難所の設置、

そして日頃からペットと飼い主さんの準備と正しい知識が重要です。

いざというときの心の拠り所であってほしいーー。

そんな場所になれるよう、被災時にペットと飼い主さんが安心安全に過ごせる場所を無償開放し、

ストレスや不安を極力解消しながら過ごせる場所となるよう整備します。

冬に災害が発生した際、ペットと一緒に室内で避難できる場所に整備します。

寒さや降雪の心配がいらない安全な避難を可能にします。


上記のような同伴避難所を作るために、クリアしなくてはいけない課題があります。

例えば、避難所スペースに求められる条件として以下が挙げられます。

・水害に遭わない場所であること

・地盤がしっかりしていること

・広さに加え、ある程度の駐車スペースを確保できること

・避難所以外の通常時には、収益事業(物件維持のため)を行うための設備があること

・多くの動物の出入りが可能な物件であること

(ここが最大のネックです!物件情報お持ちの方がいらっしゃいましたら、是非ご連絡ください)

これらの条件を満たす物件を見つけることが現状の大きな課題です。


上記のような環境づくりに向けて、まずは2023年内にNPO法人立ち上げを目指します。

NPO法人設立後には、以下の収益事業+クラウドファンディングでの支援金等を基に、

避難所開設に向けての準備も進めて行きます。

✅ ペット同伴の避難訓練やトレーニング

✅ 災害時に向けた防災啓発活動

✅ 老犬のケアや介護に役立つ情報共有の場所づくり

✅ ペット用車椅子やバギーの体験・販売会

✅ ペットマルシェ、ワークショップの開催

✅ カフェスペースの提供

✅ ペット用のおやつ製造および販売

✅ その他ペット用品の物販


現状、札幌市の条例により、同伴避難所はハザードマップに掲載できないという課題があります。

ハザードマップでは避難所の種類ごとの表記はしておらず、ペット同伴専用の避難所としては明記されない為

・アレルギーのある方

・ペット同伴ではない一般の方

が避難してこられるケースが考えられるというのが、掲載できない理由です。


ハザードマップに掲載できなければ、被災時に支援物資は届きませんし、市役所の職員も来てくれません。

要望の声を上げることで条例が変わる可能性はありますが、それでも数年かかる見込みです。

私たちはこのような課題に立ち向かいながら、

いざという時に無償でペット同伴避難所の提供を実現できるよう、これまで全力で活動してきました。

しかし、物件を借りる際などにも条件面で何度も大きな壁にぶつかる中で、個人の活動に限界を感じ、この度NPO法人を立ち上げる運びとなりました。

まずは小さな場所からのスタートでもいい。

一つ一つの課題をクリアしていきながら、

ゆくゆくは十分なスペースでの展開を具体的なビジョンとして描き、少しでもこのプロジェクトを前進させていきたいと考えています。


また今後の展望として、このプロジェクトを成功させることでペットと飼い主さんの防災意識の向上が、

地域全体に浸透することを切に願いつつ、ペット同伴避難所が全国に広がる足がかりとなることを目指します。



・2023年12月中旬 NPO法人設立
・2024年1月31日 クラウドファンディング終了
・2024年2月予定 だいすきプロジェクトとして物件探し再開スタート
・2024年2月中リターン発送

・NPO法人設立 30万
・リターン 32万
・グッドモーニング掲載手数料
・物件取得費用 100万

  • 2024/02/23 22:11

    本日で返礼品の発送が全て完了致しましたお待たせしてしまった皆様、申し訳ありません3連休に入りましたのでお手元に届くのは週明けになるかと思いますお届けまで今しばらくお待ちくださいませもしも2月中にお手元に届かなかったり、開封して不具合があった場合にはお手数ですがキャンプファイヤーのメッセージIn...

  • 2024/02/01 20:49

    ・皆様ありがとうございました・11月29日からスタートしただいすきプロジェクトの初めてのクラウドファンディングが昨日1月31日をもって終了いたしました。2023年の春からNPO法人立ち上げへ向けて少しずつ動き始め、おかげさまで12月13日無事に登記を完了することが出来ました。ここからは、より多...

  • 2023/12/26 13:22

    おかげさまて12/13にNPO法人だいすきプロジェクトの登記が完了致しました!内閣府NPOホームページの一覧にも記載されておりますhttps://www.npo-homepage.go.jp/npoportal/detail/101001370引き続きどうぞ宜しくお願い致します!

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