2019/10/15 21:00

監督の亀山です!!

皆さま!!
本日は(平成元年世代の私たちにとって)すごい方からメッセージいただいておりますよ…!!!
なんと、あの『美少女戦士セーラームーン』や『デジモンアドベンチャー』でシナリオを担当されていた方です!!!
(そりゃ「!」も多くなります!!!)

人間、やりたい仕事を目指す上で「子どもの頃に見たコンテンツ」というのは少なからず影響を及ぼしたものがあったかと思います。
私の幼少期にとって一番大きかったものは、ジブリ作品、そして『デジモンアドベンチャー』でした。

初めて吉村監督にお会いしたのは、確かいつかの年の忘年会だったと思うのですが、その時にも私は感極まって危うく泣くところだったのを覚えています。
やり続けていたらこういうこともあるんだなと思いました。
忌憚なく申し上げると、まるで乳母に再会したかのような気持ちでした。
(言いすぎですか?笑)

そして、その吉村監督が、今回とてもとても熱いメッセージをくださっています。
さすが脚本家さん…!

どうぞ皆さま最後までご覧ください。



吉村元希(映画監督・脚本家・女優)

妊娠、出産というのは、非常に個人的なことでありながら、また社会的なことでもある。少子化が進む現状、子供を生もうという女性は社会全体から崇め奉られても良いのではないか。子供さえ産んでくだされば後は私たちが何とかしますからと社会全体が頭を下げてお願いするべきだと思う。だが実際には子供を妊娠している女性に対して世間の風は冷たいらしい。子供を産めるのが「女だから」なのではないかと邪推する今日この頃。

今の社会制度の中で個人としての幸福や生きがいを保ちつつ、子供を産んで育て教育出来るは一部の富裕層だけではないのか。平均的な経済状況の女性にとって子供を持つと言うことは何かを手放すと言う事だ。よく考えた方が良い。
しかし、子供を持たなければ持たないで、社会の目はやはり冷たい。
それもやはり「女だから」なのではないだろうか。
だのに。
やはり子供を産みたいと思ってしまう。好きな男がいれば尚のこと。女性にとって子供を産むことを自らの人生を賭すことになるのに。何故なのか。ミトコンドリアイブのDNAなのだろうか。
そう、やはり「女だから」なのだろう。
社会の中の女性という立場と、女性という性が突き動かす衝動の間で、女性は産むべきか産まざるべきかを悩む。
女性である亀山睦実監督がこの問題に向き合って映画を撮るという。
女性のみならず、社会全体が、それを応援するべきだと思う。


プロフィール:
吉村 元希(よしむら げんき,Genki Yoshimura)は日本の女優、脚本家、映画監督。
東京都出身。
女優・松井須磨子は曽祖叔母(曾祖父の妹)。

高校生の時に監督した短編映画がぴあフィルムフェスティバル(PFF)で入選。
その後いくつかの短編映画を制作。
成城大学芸術学部卒業。

映画プロデューサーと結婚し、一女をもうける。大規模な映画制作を経験するが後に離婚。
馴れそめ、いきさつは映画芸術458号に追悼文「豆腐屋」掲載。

「外科室」(坂東玉三郎監督・吉永小百合主演)で脚本家デビュー。
映画「夢の女」(坂東玉三郎監督・吉永小百合主演)映画「笑う大天使(わらうみかえる)」(小田一正監督・上野樹里主演)も手がける。

その後、主に日本のアニメーションでシナリオに従事。
「美少女戦士セーラームーンSupers」「デジモンアドベンチャー」「BLEACH」「テニスの王子様」など。

2016年に映画制作を再開し国内外の映画祭で評価され上映、受賞。

また俳優としてNetflix「深夜食堂第4部」ハムカツ編、テレビ朝日「女囚セブン」第1話、手塚眞監督「星くず兄弟の新たな伝説」、2018年からは舞台にも出演。



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