2017/03/02 17:42

今から80年前、「ヒマラヤはるかかなたの遠い存在で、空想の世界にのみあった」時、「登山は、自由に楽しく、身の丈に合った登り方をすればいい」と、立教大学隊(隊長堀田弥一)は手探りでナンダ・コート(6867メートル)を目指す。なにしろヒマラヤ登山は初めて、海外の高峰に挑戦できる可能性を示した画期的な出来事だった。

1987年10月、初登頂50周年記念に再び立教大登山隊の7人がその足跡を追い頂上を目指す。まだ登頂はインド隊を含め2例のみだった。先輩と同じように少数で合理的に登るシンプルなスタイルを踏襲。登山の価値観は普遍といえた。日本のヒマラヤ遠征、黎明(れいめい)に刻まれるナンダ・コート登頂。立大隊が全力で切り開いた道は今も時代を超えて輝く。

ナンダ・コートに挑んだ若者たち、その後戦争の渦に巻き込まれ、登山どころではなくなるが、そんな時代だからこそ、その自由度と自立精神には感服!こんなすばらしい青年像を今に甦らせ、多くの人々に知らしめたいのです。そのために同じルートを同じ季節に、同じ人数で登り、80年前の登頂の証、3種の御旗を探し出すという命題を全うするためプランニングしています。

 

登山隊総日程:29日間  2017年 9月17日(日) ~ 10月15日(日)
登山行動日程:17日間  2017年 9月24日   ~ 10月10日
ルート:ナンダ・コート 6861m  北東稜
隊員:リーダー 1、メンバー クライマー2、カメラマン1、BCマネージャー1 計5
   インド・スタッフ ヘッドガイド1、クライミングガイド3、コック2、キッチン1、   他
準備日程 ①人選4月初旬 
     ②登山登録料等支払い4月上旬 
     ③トレーニング5月連休後半
     ④食糧装備等準備7月下旬~8月中旬 
     ⑤荷造り等9月上旬