2020/02/27 14:53

NPO法人ピープルデザイン研究所 ディレクターの田中と申します。 

私たちのNPOは、性別・国籍・年齢・身体・心のバリアを取払い、違いに寛容で誰もが共感・共存できるダイバーシティ(多様性)/インクルーシブな社会の実現を目指し、2012年4月、渋谷を拠点に活動を開始しました。
 ”心のバリアフリーをクリエイティブに実現する思想や方法"として「ピープルデザイン」を提唱し、障害者・LGBTQ・認知症を含む高齢者・子育て中の父母・外国人、5つのマイノリティの課題に立脚しています。

現在は「ピープルデザイン」をテーマに、東京都渋谷区や神奈川県川崎市をはじめとする行政と連携した街づくり、国内外の大学・高校・中学校と連携したプロジェクトや授業、企業・官公庁の研修や講演、Jリーグ・Bリーグ等のスポーツや映画・音楽などのエンターテイメントとのコラボレーションイベント等を通じて、モノづくり・コトづくり・ヒトづくり・シゴトづくりの4領域において活動を展開中です。

今回は、プラスクロスの山田さんにお声かけをいただき、応援メッセージを送らさせていただきます! 山田さんとは、弊社が主催する「超福祉展」がご縁で、2014年の第1回目から様々な形で関わっていただき、お世話になっています。最初は出展社の社員さんだったのですが、なぜかここ最近は私の右腕として運営メンバーで関わって(巻き込まれて)もらっています(笑)。

そしてマイムテラスの林さんは、昨年の超福祉展にご夫婦でご来場いただきまして、今回のご縁につながりました。マイムテラスさんには、昨年末のとても寒い日にご訪問させていただきましたが、テラス内に流れる空気がまさに ”slow” で、ゆるく和やかな雰囲気を、とても暖かく感じたことを覚えています。 


私は5月のイベント当日に、弊社が2012年から企画展開している障害者やひきこもりの方々のお仕事体験「就労体験プロジェクト」を実施をサポートさせていただきます。
就労体験プロジェクトは現在まで、JリーグやBリーグの試合を中心に約300企画実施し、約3千人の自立を目指す障害者・ひきこもり・ホームレスの方々が参加している取り組みです。
参加する方々の動機は「働いてみたい」、「人と接したい」、「ありがとうと言われたい」など様々ですが、参加後に自己肯定感を得て、それが何かしらのモチベーションへと繋がっていっている姿を見ていると、皆さんが本当に求めているのは、”居場所” という名の “依存先” ではないかと思っています。


 東大先端研の熊谷先生は、「自立とは「依存先を増やすこと」」とおっしゃっています。
誰もが自分らしい人生を送るために必要なのは、いつもそこにあって、いつでも戻ってこれる、安心できる ”居場所=依存先” 。
それは、マイムテラスという ”場所” 、そして ながまぴーぷる の ”人” であり、スロコミの ”コミュニティ” でもあるのではないでしょうか。

社会を変える1番の近道は、1人1人が身近にある小さな社会問題を解決し、それを細く長く継続することです。 仙台発のこの素敵な取り組みが、やがて社会を変える大きなムーブメントになることを信じています。

 私たちと、今回このイベントやクラウドファンディングに関わる全ての方々の目指す最終目標は同じです。 同志として、このチャレンジを心から応援させていただきます!

NPO法人ピープルデザイン→http://www.peopledesign.or.jp/

超福祉展→http://www.peopledesign.or.jp/fukushi/