2020/05/18 12:30

先日、瀬戸内にある「島香房」さんと、
アロマキュレーターの小林さんが企画した
「オンライン ネロリ収穫体験会」に参加させていただきました!

これは、和精油を扱うモノとしては外せない・・・!
速攻で申し込みました(笑)

なんと、オンラインだから香りが分からないのに
50名の枠がすぐ満席になり、キャンセル待ちが出るという盛況ぶり。


こちら、「島香房」の松田さんご夫婦の畑の方を向いた風景です。(晴れの日撮影)


当日はあいにくの大雨(^^;)

でも・・・晴れていればこのように見えるそうです。

奥の方に海と山。

そして、たまに聞こえるウグイスの声。

もう、のっけから癒されました♪


ご夫婦は移住されて柑橘類を育て、
化粧品製造業の資格も取得され、
さまざまな和精油関連商品を作られています。

島香房さんのホームページ


さて、そもそも、アロマセラピーに詳しく無い方は、

「ネロリってなんぞや?」

と思われるかもしれません。

ネロリは、ビターオレンジの花から蒸留される精油の名前で、

一般的に思い浮かべられる「オレンジ」の香りは、

スイートオレンジの「果皮」を圧搾してから蒸留されます。

それに対して、ネロリはとてもフローラルな香りで、貴重な精油です。


島香房さんがある大三島は、しまなみ海道の真ん中あたり。

瀬戸内といえば、レモンなどの柑橘類ですよね。

松田さんご夫妻もネーブルや八朔、レモン、温州みかんなど、
多種多様な柑橘を育てられています。


今回の「ネロリ」は、「八朔の花」から蒸留されたものです。

おおお〜八朔!


これが八朔です。

白いお花がたくさんついていますねー!


花が咲くとこんな感じです。

白く、立派な花ですね(^^)

蒸留は「アランビック」という、銅製のこんな道具を使われています。




ちなみに、精油は植物の「油胞」から採られるものですが、
レモンの花(ピンク色!)はなんと、花びらにプツプツの油胞が!
見えるでしょうか・・・?


小林さんがまるで図鑑のように並べて下さった
柑橘類の花たち一覧!

それぞれ特徴がありますね〜


島香房さんでは、「おうちでネロリ」と題して、

限られた期間にだけ咲く「島ネロリ」の花をチルド発送してくださいます。

今年は1回目はもう SOLD OUT!

島香房さんのホームページ


ネロリの香りの成分に期待される作用としては、
一番有名なのは「抗うつ、抗不安作用」です。

この緊急事態宣言や、この先もどうなるのか先が見えない今、
私たちがいちばん欲する香り。

美容にも嬉しい新陳代謝を促したり、ひきしめてくれる作用が期待されます。


私は、ネロリウォーター(精油を蒸留する際に出る芳香蒸留水)や、
島の柑橘類を食べに来るイノシシの革で作られた
精油を垂らせるチャームなどをネットで注文しました(^^)


花が咲く時期は、島全体がネロリの香りだそうです。

・・・行きたい(笑)激しく行きたい・・・!!!


こうやって、日本の植物からも素晴らしい精油がとれ、

私たちの暮らしを豊かにしてくれます。


私は各地の生産者さんの手塩にかけた素晴らしい天然のめぐみを
世界中に届けたいと考えてこのプロジェクトを立ち上げました。

このような情報を通して、
和精油に興味を持っていただければ嬉しいです。