2020/06/25 19:30

本記事から数回に分けて、全員プロボノとして活動しているLiving in Peace(以下「LIP」という。)難民プロジェクトのユニークなメンバーを紹介いたします。

私たちメンバーがどういった思いで日々活動しているのか、少しでも知っていただければ幸いです。今回は、Y Kさんをご紹介いたします。

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なぜ、難民の方々をサポートしようと思ったのか、きっかけは何ですか?

偶々参加したワークショップで、陽気で面白いアフリカ系難民の方と友達になったのがきっかけです。1泊2日と短い時間でしたが、一緒に芋を掘ったり、ワールドカップを見たりと、その時はあまり彼のことを難民と意識しておらず、少し変わった面白い友達ができたことがただ嬉しかったのを覚えています。その時は日本の難民問題って複雑なんだなとぼんやりと考えていたのですが、難民のニュースが流れるたびに自分の意識がそこに向いてるのに気づきました。ニュースを見るたびその難民の友達の顔が浮かぶようになり、自分の中でモヤモヤとした感情が沸き上がるのを感じておりました。

日本はグローバル化などと謳うくせに、外国籍の方を受け入れることにはあまりにも冷たすぎると思うと居たたまれなくなり、それがきっかけでLIPでの活動を開始しました。


LIPの難民PJではどのようなことをされているのですか?

新卒の難民学生向けの就労支援をメインに行っており、最近ではファンドレイジングの業務も一部担当しています。LIP難民プロジェクトは他のプロジェクトと違ってまだ立ち上がって間もないこともあり、メンバーが助け合って業務を行っています。本業では担当しないような業務も行えるので、自分の仕事の幅も広げられる様に感じております。


本業ではどのようなことをされているのですか?

現在は製造メーカーをクライアントに法人営業を行っています。理系の大学院を出た後に、化学系のメーカーで勤務していたため、難民問題とは全く関わらない生活を送ってきました。また、NPOやプロボノという活動にはこれまであまり縁がなく勝手がわからない部分も多々ありますが、本業の営業の視点を活かしながら活動できていると感じております。本業の経験をLIPに活かすだけでなく、LIPの経験も本業に取り入れながら良いシナジーを生み出せていると感じます。


LIPとプライベート/趣味はどのように両立されているのですか?

LIPは本業もプライベートも犠牲にすることはNGですので、簡単に両立できる環境です。ただ、私はあまり友達と遊ばないので、土日のほとんどをLIPに費やしております。むしろLIPに参加するようになってからは、メンバーと飲みに行くことも増えたので楽しく日々を送っております。


LIPのクラウドファンディングのページをご覧の皆様にメッセージを!

難民の方々は祖国での苦しい経験を経て、日本に逃れてきております。難民としての生活は多くのストレスに晒されますが、その中で語学の壁にもぶつかります。私たちが望んで海外生活をするのとはわけが違います。海外の方を受け入れる気持ちを持つことは、日本社会にとっても有益なことです。日本語支援は単なる語学力を上げるための支援ではなく、人と人が必要な時に必要な形で支えあうそんな社会にしていくためにも重要な活動の一つだと考えております。

私たちの活動に共感して頂ける方が少しでも多くいらっしゃることを願っております。

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次回のメンバー紹介もお楽しみに!