2021/01/30 15:00

建設費用について

長文になりますが、ぜひ知って頂ければと思い今回書かせていただきました。


「なぜそんなにかかるのか?」というお声を複数届いています。

クラウドファンディングの目標金額1億円。

建設にかかる費用は5億円。


5億円どころか、本当は、8億円かけて建てたかったのです。

補助が当初の額より少なくなることがわかり、あれもこれも削って、

総面積を3分の2まで減らして、なんとか5億円まで下げたのです。

 例えば、

  会議室を無くしました。

  面談室を無くしました。

  子どもの居室の数を減らしました。 

  学園の行事、地域の方の交流など多目的に使えるホールも縮小しました。

  借入金を増やすこともしました。

子ども達が安心して過ごせる建物や設備、巣立ちの準備もできる場所、地域の方々や児童福祉のニーズに応えられる場所づくりを目指しています。これ以上予算を下げることはできません。



5億円が多いのか、少ないのか?

大きな金額であることは間違いないのですが、その金額だけでは、わかりにくいですよね。


  • 当初、国の試算では6億円、と言われていました。
  • 児童養護施設のみでの計算です。今回新設する一時保護所等は含まず、この金額でした。現時点で児童養護施設、一時保護所を合わせて建設費用5億円というのは、とことん切りつめた結果の額なのです。
  • 公立の施設だと、全額、公費で賄われます。
  • 民間の児童養護施設には、4分の3の補助金が出るとうたわれていますが、厳密に計算すると、3分の1しか出ないことがわかりました。
  • 守山市から補助を受けることができるのですが、補助金がそれと同じだけ減額されるので、負担額は変わらないのです。



民間の児童養護施設の建て替えは、自己資金や、借入金などにたよらなければいけません。

守山学園は、つい10年程前まで、今の建物を建てた時の借金を返し続けていました。

法人内で複数の事業所があれば、その収益をまわせたかもしれません。守山学園は、法人内に児童養護施設のみのため、自己資金を貯めるにも限度がありました。同様の施設は、全国にたくさんあります。

今の社会に必要な施設でありながら、このような現状であることを、多くの方に知っていただき、制度を変えていきたいと考えています。



クラウドファンディング、終了まで残り少なくなりましたが、目標額にはまだまだ届いておりません。何とぞ、ご支援、ご協力をよろしくお願いします!!