2021/03/09 01:12

双葉町に「東日本大震災原子力災害伝承館」がオープンして半年。

元禄時代から続くいわき市の湯本温泉の老舗旅館、古滝屋の一角にその名も「原子力災害考証館」が来る3月12日にオープンする。


16代目の主人里見喜生さんは、震災後水俣を訪問し様々な人に会って語り伝えることの大切さをひしひしと感じた。

観光協会では原発事故関連の展示をすることに反対の意見もあったという。

だが、

「とにかくこの災いをしっかりと見つめ後世に伝えていかなければならないのです」

と、自らスタディーツアーを企画して、本業の傍ら浜通り被災地をガイドして回っている。

そんな彼の思いが震災10年の今春、ようやく結実する。「考証館」のネーミングは「水俣病歴史考証館」をオマージュして考えた。「もやい展」の「もやい」も同じく水俣の「もやい直し」運動をオマージュしている。

「もやい展」は「考証館」と、薄れゆく記憶をつなぎとめるためにいつかはコラボレーションできれば! と思っています。

里見さん、開館おめでとうございます!
そして応援ありがとうございます。


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主催者の写真集「かさぶた」に出会ったのは5年前。ガイド中、残さなくてはいけない風景をイメージ通りの写真になっていた本でした。

今年の2月10日、考証館のミィーティングでその写真集の作者・中筋純さんにお会いできました。友人でもあり歌人でもある三原由起子さんの紹介でした。

今回、原子力災害考証館には、中筋さんの写真を展示します。

そして、その中筋さんが、2021年4月1日〜4月8日「もやい展2021東京」(会場:東京都江戸川区船堀4-1-1)を開催します。パフォーマンスには、じゃんがら念仏踊りもあり、磐城じゃんがら遊劇隊が出演。いわきの誇る熱きパフォマンスにご期待ください!!

皆様、ぜひ参加お願いいたします。
                     古滝屋   里見喜生

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「もやい」それは、荒縄の強固な結び。3.11から10年、福島原発事故と向き合ってきたアーチスト達の個々の表現が東京都江戸川区タワーホール船堀で結ばれます。絵画、彫刻、写真、造形、詩、歌、舞……福島の現実と命の輝きがあなたを包みます。未来へ語り紡ぐメッセージ発信の場を、皆さんと創造したいと願っています。

一人でも多くの方にこのプロジェクトを知っていただくために、引き続きのご支援・そして周りの方への拡散を、何卒よろしくお願いいたします。

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★もやい展2021東京スケジュール★

場所:江戸川区 タワーホール船堀 1F展示ホール・5F大ホール (東京都江戸川区船堀4-1-1)

日時:2021年4月1日(木)〜8日(木)

   1-6日/10時~20時 7日/10時〜21時 8日/10時〜17時

入場料:展示ホール入場無料!!