2020/12/05 20:51

 数々の報道で中村医師による人道支援の偉業は知っていましたが、「100の医師より水が人を救う」と言って作られた用水路が砂漠を緑の大地に変えていく映像には、正直感動させられました。共に働いていた看護師さんが講演で語られた、飾らない人柄の中村医師が困難な事業を成功させながら、どこにでもいる普通の人のようにふるまう姿にも驚かされました。

 ペシャワール会や支援する人たちが中村医師の志を引き継いでいく、「引き続きご支援を」と言う話をしてくれましたが、少々気にかかる事がありました。
 集まった人たちの中に若者と言える人が一人も見受けられなかったのです。
二百人弱の集まりで平均年齢で言えば六十代後半だろうか……?? 世代間ギャップとも言いようの無い、隔絶した世代相が今の世に現れてしまっている、そんな気にさせられました。格差社会とも違う、何と言い表せばば良いのでしょう?