2017/08/11 17:43

静岡文化芸術大学国際文化学科1年 佐藤杏佳

静岡文化芸術大学国際文化学科1年 西川留充

(佐藤杏佳)

鈴木: タベボラでは何をしてきましたか?

佐藤: 1号店でカフェの運営の手伝いをしています。お客さんとフェアトレードのお話をしたり、コミュニケーションをとったりしながら、フェアトレードを広めようとがんばっています。

西川: まだタベボラでの活動を始めて5ヶ月ですが、フェアトレードを多くの人に知ってほしいという思いを持ってカフェでの営業に取り組みました。

鈴木: なるほど、では営業するなかで困ったことはありましたか?

佐藤: 実際の運営の中で、うまくフェアトレードを伝えられていないことを感じました。それは実際に現地を見たことがなく、本やインターネットの情報を引用しているからだと思います。自分の言葉でフェアトレードを広めるためにも、留学プロジェクトで学ぶことは沢山あると考えています。

鈴木: 自分の言葉で、というところが素敵ですね。
何か心がけていることはありますか?

西川: 人にフェアトレードを伝えるためにも自分自身の理解を深めるためにも、フェアトレードに関する書籍を積極的に読んでいます。10月からはイベントを考案する役割も担っているので、フェアトレードを広めるために有効的なイベントを考えていきたいと思っています。

鈴木: 新しいイベント発案、期待してます!

鈴木: TFPでは何をしていますか?

佐藤: スリランカの運営を担当しているので、企画を練ったり、現地の方とメールで連絡をとったりして、プロジェクトの調整を行っています。また、スリランカについて調べてそれをタベボラ内で共有しています。

西川: 具体的には、現地での活動内容を考えたり、それに合わせてスリランカの茶園に見学に行くための交通機関の手配、スリランカでの移動手段の確保、ホテルの確保などを行なったりしています。

(TFPの企画を練るスリランカチーム)

鈴木: 農園の情報だけでなく、スリランカの基礎情報についても報告してくれていますよね。
私は知らないことばかりで目から鱗でした!

鈴木: このPJTで何を期待しますか?

佐藤: 私は、フェアトレードについて座学で学んだことしかしらないので、現地に実際に行くことで「ほんとうのフェアトレードとは何か」を自分なりに見つけだしたいと思っています。そして、それを原動力に日本での啓発にさらに力を入れ、実体験を交えながら説明できるようになることを期待しています。

西川: 今までは先生方からの講義や、書籍などからフェアトレードの知識を取り入れ、タベボラカフェに訪れた方に伝えていました。しかし今回の留学プロジェクトでは、実際にタベボラで扱う茶葉の生産者に会い、生産現場を自分たちが見ることができます。そこで私の視点でフェアトレードを見て、気づくことがあるはずだと思っています。書籍の言葉や、人の言葉だけでなく、そこに私が気づいたことや感じたことを加えて、さらなるフェアトレード啓発活動ができるようになることを期待しています。

鈴木: 楽しみにしてます!

鈴木: ずばり、あなたにとってのフェアトレードとは?

佐藤: 私にとってはフェアトレードとは、生産者の生活を改善するための貿易のひとつの仕組みだと思っています。しかし、それだけではないだろうという事は感じています。それを自分なりに探しだすために、今回、私はこの留学プロジェクトに参加することを決めました。


西川: 多くの生産者の生活を改善できる新しい貿易の形という認識を持っています。この形の貿易がより一般的になることは良いことだというあまりはっきりとしない考えのもとで私はこの活動をしている部分が実際あります。生産者の生活向上につながるとは書籍からわかっていても、いまいち直接的に自分が関われているという感覚もありません。留学プロジェクトを通して、私自身のフェアトレードに対する考えもしっかりと確立したいと思っています。

鈴木: もっとフェアトレードについて知りたいという思いがよく伝わってきました。
ぜひ現地でたくさんリアルを感じてきてください!