■ご挨拶

こんにちは!TABEBORA team TFP( TABEBORA for prodocutors )です!

私たちは「TABEBORA」という活動をしています。

「TABEBORA」とは食べるボランティアの略です。
大学生のみでフェアトレードをコンセプトにしたカフェを経営しております。
お客様が食べることを通じて身近に国際協力ができることが私たちのアピールポイント。
カフェの営業をしながら、生産者と事業者と消費者を繋ぐ2つの活動である
フェアトレードと地産地消を啓発することを最大の目的としています。

TABEBORA For Productors ( TFP )
さて、この「TABEBORA留学プロジェクト」はタベボラ誕生以来の一大プロジェクトです。
実際に生産の現場を感じることで、より消費者の方々にリアルな現状を知ってもらいたいと考えています。

生産者の「リアル」を知る。今回の目的はそれです。

フェアトレードによる恩恵ってどれくらいあるの?

生産者はどんな想いで、何のためにつくっているの??

その人達の暮らしは実際どうなの???

TABEBORAは2015年の創業以来、静岡市にあるフェアトレードショップ「Teebom」さんからフェアトレード商品(コーヒー豆、紅茶)を仕入れてきました。TABEBORA2号店では加藤農園(無肥料・無農薬栽培農家)から野菜を、Kicoroの森さん(浜松市天竜区)からクロモジ茶を仕入れています。

以下各留学先詳細

①スリランカ(グリーンフィールド)

②浜松市天竜区(Kicoroの森)

③浜松市都田(加藤農園- 無肥料・無農薬栽培 -)

【留学先:外国】

①スリランカ(9月11日〜9月19日)

6泊7日のプログラム

■紅茶園見学

■紅茶製造工場視察

■リプトン紅茶製造現場見学

■グリーンフィールド社のオフィス視察

■コロンボ、キャンディ、世界遺産シギリヤロック、ハプタレー市内の見学

(グリーンフィールドで働く女性たち)

スリランカのグリーンフィールドのプランテーションを見学します。

現地でお茶摘みをする人にインタビューしたり、スリランカ全体の事情を知るためにグリーンフィールドだけではなく、他の工場や、文化遺産などの見学にもいきます。

- Green Field -  

1992年に有機農家のムットゥ(Muthu)が一念発起してオーガニックに特化した紅茶栽培を始めました。

小規模生産者に有機栽培の指導をし、彼らの茶葉を購入し、紅茶を生産しています。

フェアトレードのプレミアム(生産者の持続可能な生産活動や生産者コミュニティの自立のために、

購入者が支払う代金の5~10%ほど)は、生産者が暮らす地域のために役立てられています。

Green Fieldでは、このプレミアムで2008年に地域の住人が使える”カルチャーホール”を作りました。

村々のお祭りや結婚式などで活用されています。

(↑TABEBORA2号店ではグリーンフィールドのセイロンティーを6種類仕入れています)

 

【留学先:国内】

②天竜Kicoroの森(10月7、8日)

1泊2日のプログラム

■前田さんの話を聞きながら森を散策

■古民家で鹿肉のBBQ、自作の竹で流しそうめん

■焚き火を囲んでフェアトレードや地産地消のこと、森のことを語りあいます。

■伐採体験

「100年後にこの国に生まれるこどもたちのために来る人みんなが森をすきになれる。そんな森をここにつくろう。」Kicoroの森、きこりの前田剛志代表

きこりというと、山で木を切る仕事を思い浮かべる人が多いと思います。それ以外にも、木の苗を植え、下草を刈り、木が大きくなれば枝打ちや間伐など、たくさんの仕事があります。しっかりと手入れされた森では、光が地面に届くことで下草が生え、差し込む光の陰影がとても美しい世界になります。きこりのことを光のコーディネーターと呼んだりするのは、そんなところにも理由があります。

前田さんは千葉県四街道市の出身。バックパッカーとなって海外を旅する中、日本の自然の素晴らしさに気付き、林業を志すことになる。そして14年前、縁もゆかりもない浜松市天竜区へ移住。平日は林業に従事するかたわら、木の心を意味する「Kicoro(キコロ)」の名前で森の魅力や価値を伝える出前講座やイベントの開催など、精力的に活動をしています。

森は治水や災害の防止、水資源の循環、二酸化炭素の吸収、さまざまな動植物の住みかなど、木材だけでなく多くの恩恵を私たちに与えてくれています。その一方で、輸入材による価格の低迷や後継者不足など、日本の林業は危機的な状況におかれているのも事実です。

『毎日何十本もの木を切っていると、いつしか木が生きているという感覚が麻痺してしまうんです。』

と話す前田さんは、木を切ることを殺生(せっしょう)という言葉で表現しています。

『1本として同じ木はないのに、単なる商品として扱っている自分がいた。森から木をいただいているという感覚をなくしてはダメですね』

『林業の世界では木は3種類だけ。杉とヒノキと、それ以外を意味するカナギ。それは杉とヒノキ以外は商品価値がないということ。それだけでなく、曲がりのある木は規格外なので、捨てるか合板にしかなりません。経済の視点で見ると、山には杉とヒノキという商品しかありません。でも視点を変えれば、山にはさまざまな商品や可能性があることに気付きます。』

あなたはここまで森の命や、きこりの心を考えたこと、感じたことはありますか?森が、木が日常生活を彩っていることに気がついて欲しい。そんな想いで、TABEBORAでは、上記にあげた間伐材や形の悪い木をあえて前田さんから頂き、1tトラックで自分たちで森から運びだし、自分たちで椅子やタイルを制作し、店舗に使用しています。またクロモジという樫の木の枝を煮出して飲む「クロモジ茶」を提供しています。杉や檜のだけではない森のめぐみを是非味わって欲しいです。

 

(↑森から木材を搬出する様子)

(↑森から搬出した木材を加工した手作りの丸椅子)

(↑森から搬出した木材を加工した手作りのタイル)

 

③加藤農園(10月中1日~2日)

日帰りのプログラム

■無肥料・無農薬の農園を見学

■加藤代表から地産地消や無肥料・無農薬栽培についての講座

■収穫体験

■収穫した野菜でBBQ ! !

 

加藤農園の農園が消費者にとって身近な台所のようなところになっていけばと願っています。生活の中に食の台所があることの安心を作ります。浜松は気候的にもとても恵まれている環境です。みんなの台所として気軽にお越しください。いつでもお待ちしております。

(加藤農園加藤代表より)

(↑加藤農園でとれた無肥料・無農薬の野菜)

 

■生まれた課題意識

生産者さんとの直接的なやりとりはかなり希薄でした。国内の生産者さんは定期的に伺うことができましたが、国外においては1度も行ったことがありませんでした。フェアトレード商品を販売しており、啓発している者として1度も行かないままで本当によいのだろうか?そんなメンバーの課題意識からこのプロジェクトが生まれました。

(TFPの企画を考えるメンバー。当日の交通手段や、航空券について話し合っています)

はじめは課題意識でしたが、メンバーで調査をすすめる中で次第に、「会ってリアルを知りたい」と思う気持ちがだんだん強くなっていきました。国内においてもただ商品を取りに行く単純作業ではなく、生産者のリアルを知るという目的で行くことではまったく違う意味になります。

留学プロジェクトを行い、”彼ら”のリアルを知る。そして終えたアトは、

そのリアルをカフェでどんどん啓発していく。それが今回の啓発です。

"もっとリアルを知りたい、結び付きを強めたい"

ホームページ(http://g1311101.wixsite.com/tabebora/join-us

 

■活動実績

啓発のために大小30を超えるイベントを主催、共催、参加してきました。

【地方創生会議へ静岡県代表として参加する】

 

静岡県を代表して、地方創生会議

6/10,11 高野山にて、全国47都道府県からさまざまな人が集まり地方創生について語らいました!
今回は、TABEBORA創設者山口が静岡県学生アンバサダー(代表)として参加させて頂きました!

地方創生会議とは、全国津々浦々地域の魅力を掘り起こし、発見する。

地方創生ってなんなんですか?ってことを色々な側面から話し合う。簡単に言うとそんな企画です。

 

【地方創生アワードにてTABEBORAの取り組みが決勝進出】

 

TABEBORAは地域を盛り上げる取り組みとしても注目されています。

プログラム参加者が熱い想いをもって自分の活動をプレゼンしました。プレゼンテーターは全国から約40人。

TABEBORA山口もプレゼンテーターとして参加しました。

予選を突破した7人がファイナリストとして、全員の前+各パネルディスカッションを行ってくださった方々の前でプレゼンをし優勝を決定するというものです。審査基準は『自分が応援したいと思うか』。学生も社会人も関係なく本気でプレゼンしました。


今回、TABEBORAは予選突破してファイナリストの1人として選ばれました!!
しかし、ファイナルでは惜しくも優勝を逃してしまいました。。。7人中大学生が2人でした。活動を他者にこのような場で評価してもらうのは初めてかもしれません。フェアトレードの啓発という意味では、47都道府県の方々に聞いて貰えたので大変意義深いです。

『フェアトレード知ってますか?』って質問をしたら、驚くことに、300人ほどの会場の8割以上の人が手をあげてくれました!!

Yahoo!ニュースにも掲載されています。

https://news.yahoo.co.jp/byline/horijun/20170611-00071965/

他にも、当日のTwitterでトレンド1位を獲得するなど激アツでした。

■地方創生会議についての詳細はコチラ

Facebookページ

https://www.facebook.com/chihousouseikaigi/?fref=ts

Camp fire

https://camp-fire.jp/projects/view/23449

 
■フェアトレードとは?

コーヒーや紅茶、バナナやチョコレート。日常を彩るたくさんの食べ物が世界の国々から私たちの手に届けられています。それらを生産している国、人々のことを考えてみたことはありますか?

日本では途上国で生産された日用品や食料品が、驚くほど安い価格で販売されていることがあります。一方生産国ではその安さを生み出すため、正当な対価が生産者に支払われなかったり、生産性を上げるために必要以上の農薬が使用され環境が破壊されたりする事態が起こっています。

生産者が美味しくて品質の良いものを作り続けていくためには、生産者の労働環境や生活水準が保証され、また自然環境にもやさしい配慮がなされる持続可能な取引のサイクルを作っていくことが重要です。

フェアトレードとは直訳すると「公平な貿易」。つまり、開発途上国の原料や製品を適正な価格で継続的に購入することにより、立場の弱い開発途上国の生産者や労働者の生活改善と自立を目指す「貿易のしくみ」をいいます。

(TABEBORAで使用していいるフェアトレードのセイロンティー)

3分で分かるフェアトレード

https://youtu.be/2NlAsvOsPlQ

※フェアトレードラベルジャパンより引用

http://www.fairtrade-jp.org/about_fairtrade/000011.html?gclid=Cj0KEQjwkN3KBRCu2fWmy9LLqN4BEiQANP9-WkBUsaQ1__57DP79FfLsCjEGTAZmeDbtQycTUzoQrxgaAngp8P8HAQ

■TABEBORA創立のきっかけ

 

(2017年度第4期メンバー)

大学1年生の時に、友人から聞いて知った「フェアトレード」。活動の幅を広げることはできないだろうか?そんな相談から、もっと効率的に、誰でも親しめるような方法で伝えることはできないだろうかと考えました。

もともと料理が得意だった創立者は、カフェという方法を提案しました。食べることとボランティアすること・・・食べるボランティア!その友人が放った言葉です。これがTABEBORA創立のきっかけです。

フェアトレード商品(コーヒー、紅茶、ココア、その他食品、衣類)を仕入れて、カフェのメニューの一部に使用し、お客様に食べて頂くことでボランティアに参加できる。カフェというツールを使って、自然に啓発することが形にできました。

2014年7月まずは大学の中から。そして大反響を得て、大学を飛び出し2015年12月に浜松まちなかにぎわい協議会の協力を得て1号店が開店、2016年11月にシェアオフィスDexiの協力とクラウドファンディングで支援していただいた方々の協力を得て2号店をオープンさせました。1号店、2号店ともに最大の目的は「フェアトレードを啓発すること」です。その目的を全うするために、両店舗特徴を最大限に活かして活動をしております。

TABEBORAという活動を通して、メンバー自身もフェアトレードに詳しくなっていき、卒業してメンバーが入れ替わって、どんどん啓発されていく。そのような循環の継続により、大学生から大きな啓発をしていきたいと考えております。

【TABEBORA1号店 @浜松駅】

1号店の想い

1号店は浜松駅地下のバスロータリーという、人の流れが多い場所にお店を構えています。立ち寄ってくださるお客様は、学生さんはもちろん社会人からご年配の方と、幅広い層の方とお話しをする機会をいただいています。フェアトレードのお話しができた時、一番のやりがいを感じます。これからもお客様との出会いを大切にし、"フェアトレードを伝える"という役割を果たすカフェでありたいと思っています。どうぞよろしくお願いします。

基本情報

場所:浜松市中区砂山町6-2(浜松駅バスターミナル地下広場)

営業:日曜日 11:00~17:00

※夏休み等の長期休暇は基本的に営業は致しません。

Twitter :@tabebora https://twitter.com/tabebora

HP : http://g1311101.wix.com/tabebora

【 TABEBORA2号店 @Dexi 】

2号店の想い

2号店では、「フェアトレードのすべてがわかる場所」ということを目標に運営しています。2号店の特徴としては、お客様の滞在時間が長いため、より詳細な啓発活動が可能ということです。店舗を構え、一般的なカフェのように屋内にお客様が滞在できるため、よりじっくりとフェアトレードに浸ることが可能です。書籍、展示物が無料で閲覧可能な展示ブースも設置しております。1号店できっかけを得て、もっと知りたいと思ったお客様はぜひ、2号店に起こしくださいませ。

基本情報

場所:浜松市東区有玉南町東区有玉南町1867-1(毎日ボウル横Dexi内)

営業:金土日 10:00~18:00(不定休)

Facebook :  https://www.facebook.com/tabebora/

HP : http://g1311101.wix.com/tabebora

■支援金の使い道

集めた資金は、全額留学プロジェクトと報告交流会に充てさせて頂きます。

主に、渡航費、交通費、宿泊費、広告宣伝費、報告会開催にあたっての諸経費

■リターンについて

【サンクスレター】

支援して頂いた皆様にサンクスレターをプレゼントします!

【サービスクーポン】 

1、2号店共用のカフェで使えるサービス券をプレゼントします。 

 

【協賛企業様限定】

・TFPの限定グッズにロゴか社名を入れさせて頂きます。

・TFP報告交流会において配布するチラシに企業紹介の枠をつくります。(参加者200人以上の予定)

・TFP報告交流会の招待状

 

【TFP報告交流会の参加枠】

・TFP終了後、フェアトレード、地産地消を考えるTFP報告交流会を計画しています。

 ご支援いただいた方には先着でこちらのイベントにご参加いただけます(リターンをご参照ください)。

 イベントでは、フェアトレードと地産地消についてのトークセッションや、

 懇親会の際にフェアトレード産品、地産地消産品を使った料理等をふんだんに使う予定です。

Face book イベントページ(←こちらから詳細をご覧になれます)

・参加見込み

 学生100人以上、社会人100名以上の参加を見込んでおります。

・運営の出身大学、人数(予定)

 静岡文化芸術大学、静岡大学、常葉大学、聖隷クリストファー大学、浜松学院大学、金城学院大学、日本大学、慶應

 義塾大学(およそ50名程度の運営が関わります)

・主催:TABEBORA 協力:NPO法人FTSN、ドリップパックプロジェクトほか

 その他多くの学生団体に協力頂いております。

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