2021/02/12 19:47

皆さん、たくさんのご支援、ご声援をいただきありがとうございます!

マナトゥディ基金メンバーの櫻井です。

アフリカ大陸にある世界で4番目に大きい島国であり、日本との時差6時間の国、マダガスカル。私が、どうしてこの国と接点を持つようになったのか、ご紹介いたします!


~マダガスカルとのファーストコンタクト~

初めてマダガスカルへ足を踏み入れたのは2006年、青年海外協力隊(JOCV)養殖隊員として赴任しました。なぜ、マダガスカルに行ったのか…. それは、偶然でした!私の技能や経験と、相手国の派遣要請とを照らし合わせて、派遣国として選定されたのがマダガスカルだったのです。しかし、この出会いをきっかけにどんどんマダガスカルの魅力に引き込まれました。青年海外協力隊での活動は、鯉やティラピア等の淡水魚養殖の技術の普及、自転車に乗り養殖池や田んぼを巡回し、養殖農家と話したり、養殖池の造成の手伝いをする日々を過ごしました。

田んぼの片隅で養殖魚を畜養し、今までは稲作収入に依存していた家計に、養殖魚を販売したことによる収入手段の多様化が起こればいいな、、、 養殖用の稚魚を生産する人が村の中にいれば、多くの人が養殖を始められて、少しでも現金収入が増えればいいな、、、 そんな思いで過ごした2年7カ月でした。

~マダガスカルを研究対象にして大学院進学~

協力隊から帰国後、せっかく覚えたマダガスカル語を強みにしようと、大学院ではマダガスカルを調査フィールドにして、マダガスカル国内の水産現場を訪ね歩きました。マダガスカルの面積は日本の1.6倍。漁場や漁獲される魚種によって、漁法、漁具はもちろんさまざまです。地域によっても漁の慣習、漁獲から販売までを取り巻くサプライチェーン、それを構成する人々など、文化や取り巻く社会を背景に、地域によって多様な姿を見て学びました。

~マナトゥディ基金への思い~

この記事を読んでくださっている皆さまは、マダガスカル、アフリカ、国際協力、途上国支援、、、など関連するキーワードに興味のある方々だと思います。実際にマダガスカルに行ったことのある方、現在住んでいる方、現地に知り合いがいるよという方もおられるでしょう。「マダガスカルが好き」という共通の意識を持った仲間たちから始まった当基金に、私は、同じ時代を生きているマダガスカルの人々へ、よりよい人生を生きるお手伝いになればいいなという思いで参加しています。世界がコロナ禍であるなか、以前のように身軽にマダガスカルへ行くことは難しい情勢になりました。しかし、現在のマダガスカルの情報は、いろいろなツールを通じて入手することができています。距離は離れていても、思いは同じ、今はそんな気持ちでマダガスカルと向き合っています。


最後まで目を通していただき、ありがとうございます。

引き続き皆さんの温かいご支援と、マダガスカルへのご関心を、よろしくお願い致します!


文責/櫻井恵子