2017/08/04 09:07

こんにちは!コネル管理人の佐々木です。
いつもコネルを応援して頂き、ありがとうございます!!

今回の活動報告は、コネルのオーナーである中山陶和堂の中山智和さんからです。

しかし、中山さんに文章をお願いすると一体どんな文章を書いてしまうのか不安でしょうがなかったお忙しいのに申し訳ないと思い、同じく有田町地域おこし協力隊の上野さんにインタビュワーをお願いしました。

コネルのセルフリノベーションを決意するに至った中山さんの心のうちを、覗いてみてください!


Q:なぜお店の二階をシェアハウスにしようと思ったのですか?

A:二階が何年も空いていて、どうにかできないかなと思っていたときに、佐々木くんから学生向けのシェアハウスにしませんかという申し出がありました。最初、「シェアハウス」が何かもわかりませんでした。でも話を聞くうち、大学生がシェアハウスに入ってくれれば、(高齢者が多く住む)上有田周辺も少し若い人が出入りするようになるかなと思いました。そして焼き物作りをする学生や若い人たちと店づくりのようなこと、彼らが作ったものを下の店で売るといったことができたらいいなと思いました。

↑中山陶和堂の店内の様子

Q:リノベーションの経験も実績もない佐々木さんに任せようと思ったのは?

A:佐々木さんとの出会いは、さんのんさん(地域のお祭り)の会議に出席してほしいと話しに行ったことが始まりです。そのとき「いいですよ!」と快諾してくれた上に、大学生たちまで連れてきて、いろいろアイデアを出してくれました。そういう姿を見ていたのと、佐々木さん自身が有田の出身で、仕事を辞め、家族を連れて有田に戻ってきた(ある意味逃げ場のない)人だったこともあります。正直、東京の人だったら任せていなかったかもしれません。のちに実家も近くにあることがわかり、これだったら逃げられないなと(笑)。

↑中山さんから逃げられない様子

Q:プロジェクトを始めるにあたり、不安ではありませんでしたか?

A:一回決めたら、もうやるしかないなと。周りからもいろいろ心配の声は上がりましたが、空き家は住まなければぼろぼろになっていきます。いつかは壊さなければなりません。少ない金額でも活用すれば収入が得られる。だったら自分は活用した方がいいかなと思いました。

↑最初のイベントは倉庫の片づけでした。

Q:どうなるかわからないプロジェクト、やっていけると思った瞬間は?

A:やはり一人目の入居者が決まった時ですね。こんなところでも入ってもらえるのかと。今では入居者も3人に増えています。あとここまできれいにしてもらったので、今やめますと言われても、もう十分かな(笑)。

↑いつも冗談がきつい中山さん。

Q:これから有田がどのような町になったらいいと思いますか?

A:特に上有田周辺は空き家ばかりなので、若い人が空き家を活用して、シェアハウスなり店なりを出せるようになったらいいですね。そしてできればそういう場所を一箇所に集中させた方がいい。若い人だけしかいないエリアを作るとか。そうすればまたそこから何か変わっていくのではないかと思います。町の皆さんもコネルの動向を見守っています。コネルを成功させ、町の活性化の起爆剤となればと思っています。

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普段はロクなことを喋らない寡黙な中山さんから、コネルへの熱い思いを伺いましたが、いかがでしたでしょうか。
「2階がきれいになったから、もういいよ(笑)」みたいに嘯いてますが、実は現在、中山さんは中山陶和堂&コネルの1階と外壁の工事に着手されています。

「かっこよくなった2階には負けとられん!」

これからかっこよくなっていく、中山陶和堂と中山さんにも期待です!!