2022/03/29 14:38

あらためて言うまでもなく、”認められる” ことは、大人でも、子どもでも、赤ちゃんでも、認知症が進んでも、とても重要です。「自分は認められている存在だ」と実感できることが、生きていくうえで最も大切なことなのかもしれません。自尊心、というのでしょうか。ユニカル幼稚園では、一人ひとりを認めることを、運営方針の柱にしています。金曜の朝はカラオケ大会砂場のオープンセレモニー

お絵描きだったら、「おお、かっこよく描けたねぇ~」「この色いいねぇ~」と褒めるのはもちろん、朝の会で発言したり歌ったり、発表の場を多く設けています。引っ込み思案な子どもには「仲良し三人組で歌ってみようか?」と促したり、オープニングセレモニーのテープカットに選出したり、クレヨンや画用紙を配る係に任命したり、私たちはいろいろな場面で「認められていると実感できる」チャンスを仕掛けています。

定着しているプログラムの一つに、「カプラの積み上げ」があります。自分の背よりも高く積み上げられたら、拍手喝采の中、記念撮影をします。一度できてしまえば、何のことはない遊びの一つですが、子どもたちにとって、「自分よりも大きなものに挑戦した」「みんなが拍手してくれた」というその体験や体感は、「自分はできる!」「自分はできた!」という大きな自信につながっていきます。

「自尊心の獲得」は、こうした小さな体験の積み重ねです。これからもさまざまな場面で、私たちは "拍手” を仕掛けていきます!