2021/08/20 06:00

『公害スタディーズ;悶え、哀しみ、闘い、語りつぐ』の編集委員8名のメッセージを順に掲載します。 

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 公害に「出会う本」であり、「出会い直す本」であり、いままでにないまとめ方の入門書です。
 「(授業で習った)四大公害病以外に公害はないと思っていた」と聞いたことがあります。「公害」について詳細に学ぶ機会や時間は、いまそう多くありません。また公害の激しかった時代を生きてきた先行世代にとっても、その後の知見やいまの様子などを知る機会はないでしょう。
 一方で、「悲惨なことはもう聞きたくない」と耳を閉じてしまわれることもありえます。学ぶ方法にも工夫が必要です。被害者の思いを聴き、社会への働きかけを知り、被害、背景やその後のその地域を学ぶことは、自分はどう生きるのかを問うことにもつながります。本を読んで一緒に考えてくださいませんか。